LINEの代わりに使える安全性の高いアプリ
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はLINEの代わりとして使えそうなメッセンジャーアプリを紹介していきます
LINEが危険と言われる理由
LINE
LINE Corporation無料posted withアプリーチ
LINEが危険と言われるのには主に2つの理由があります
1つ目は「親会社が韓国企業であること」
LINEはもともとNAVERという韓国最大手のIT企業の子会社として生まれた企業です。
最近は日韓関係が悪化しているということもあり、「国民のほとんどが使用しているアプリが韓国製で大丈夫か」などという声があがっています
LINEが危険視されているもう1つの理由が情報流出問題です
LINEは情報流出に関していくつかのトラブルを起こしていますが、中でも大規模だったのが2021年3月に発覚した事案です
2年半という長い期間、LINEの開発に携わった中国企業からユーザーの個人情報へアクセス可能だったことが明かされました
日本で最も利用者が多いとされるアプリの情報が外国企業からダダ漏れだったというのは衝撃です。以下にプライバシーに対する意識が低いかがうかがえます
また、情報流出の懸念だけでなく「単純にアプリの質が悪い」というのもLINEの大きなデメリットと言えるでしょう↓
- iPhoneからAndroidのようなOSが変わる機種変更ができない
- ニュースなどの余計な機能が多い
- 基本的に複数のスマホから同じアカウントにアクセスできない
- 電話番号による認証が必須(複数のアカウントを作成できない)
- パソコン版が使いにくい
国産アプリを選ぶべき?
メッセージアプリを選ぶに当たっては「本拠地はどこか」を確認しておくことをオススメします
まず中国は論外です。中国には「国家情報法」という法律があり、企業は中国政府に対して情報を提供することが義務付けられています
つまり、中国企業に自分の情報が渡ったら中国政府に情報が漏れたも同然なわけです。
最近は国際情勢が怪しくなってきているので、非友好国や独裁国家のメッセージアプリは絶対に使わないようにしましょう
中には「自分みたいな一般人の情報なんて漏れても問題ないでしょ」と思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
中国やロシアのような(実質的な)独裁国家は一般人に対しても完全に情報統制しようとするので、一般人でも十分に注意を払う必要があります(外国人に対しても容赦ないです)
なお「国産アプリなら全て安全」というのも誤りです。当たり前ですが日本企業の中にも悪徳業者はいるので、しっかりアプリの安全性を確認した上で使うようにしましょう
LINEの代わりとして使えそうなメッセンジャーアプリ
Signal
Signal – プライベートメッセンジャー
Signal Messenger, LLC無料posted withアプリーチ
まず紹介したいのが、プライバシー重視のメッセージアプリ「Signal」です。
操作性や機能がLINEに似ているのが特徴で、電話番号を共有するだけでメッセージを送ったり通話したりといったことが可能もになります
非営利団体 (本拠地はアメリカ)が運営しているため無料で利用可能です。広告すら表示されません
Signalを語るにあたって欠かすことができないのがセキュリティ・プライバシー関連の機能です
もともとSignalはメッセージを安全に送受信することを目的として作られたアプリであり、エンドツーエンドの暗号化はもちろんのこと、その他のセキュリティ関連の機能が充実しています
以前、FBIが作成したとされる「各メッセージアプリから」が流出したのですが、Signalから会話内容を抜き出すことはできないと書いてあったそうです。
情報流出が怖いなら今すぐSignalに乗り換えましょう
デメリットとしては電話番号を知らない相手とはやり取りができないことが挙げられます
あと、僕が使っていて不満に思うのが「通知が遅い」ことです。電話がかかってきても音が鳴らないことが普通にあります
メッセージアプリにおいて通知は最重要要素ですよね。個人的には「広告が表示されてもいいから通知だけは届くようにして!」と思ってしまいます(アップデートで改善される可能性はありますが…)
+メッセージ
+メッセージ(プラスメッセージ)
NTT DOCOMO,KDDI,SoftBank無料posted withアプリーチ
国産アプリの中で最有力候補と言えるのが「+メッセージ」です
「+メッセージ(プラスメッセージ)」は、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3大キャリアが提供するメッセンジャーアプリ。
SMSの強化版のようなアプリで、画像や動画、位置情報などの送信も可能。LINEのようにスタンプを送ることもできます
一部のスマホには元からインストールされているため、利用者はかなり多いです
2021年の後半からは、MVNOユーザーでも使えるようになってきているので、さらなる普及が見込まれます
あえて欠点を挙げるならば、やはり電話番号が必要な点でしょうか。メールアドレス等で登録できるようになればLINEに代わるメッセージアプリになれると思うのですが…
ChatWork
Chatwork
Chatwork Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
続いて紹介するのは、国内の中小企業で導入実績の多い「Chatwork」です
一般ユーザーが主なターゲットとなっているLINEと違い、Slackのような「ビジネスチャット」という位置付けのアプリですが、LINEのようにメッセージのやり取りが出来るのでLINEの代わりとしても使えます
もちろんLINEと同じように1対1で通話したり画像やPDFファイルを送信したりといったことも可能です
その他にも「誰がいつまで何をやるべきか」を登録・共有できるタスク管理機能」が使えたり、Gメールと連携できたりとビジネスに関する機能が豊富。機能面では文句ないでしょう
ただ、あくまでビジネス向けのアプリなので、個人で使う場合には不要な機能がたくさん搭載されています。シンプルなアプリが使いたい場合には向かないかもしれません
あと、無料プランは作成できるグループ数などに制限があります
エアレペルソナ
エアレペルソナ
Airlex無料posted withアプリーチ
「エアレペルソナ」は東京都中央区に本社を置く企業・Airlex株式会社が運営するメッセンジャーアプリ。
メッセンジャーアプリの中には登録するのに電話番号が必須というケースも結構ありますが、エアレペルソナの場合、メールアドレスだけで登録可能です。そのため電話番号経由で勝手に友達追加される危険がありません
エアレペルソナの特徴として、使用目的ごとに複数のIDを作成可能なことが挙げられます。用途に応じてプロフィールを使い分けることが可能なため、プライベート用と仕事用を分けたい場合に便利です。
また、ニュースや音楽といったチャット以外の機能がないのも嬉しいポイントかと思います
デメリットは「利用者が少ないこと」と「規模が小さいこと」でしょうか。運営会社が大きくないため、セキュリティ面での不安が残ります
Messenger
Messenger
Meta Platforms, Inc.無料posted withアプリーチ
Messengerはアメリカの大手IT企業Meta(以前の企業名はFacebook)が運営しているメッセージアプリ。
欧米で人気のメッセージアプリで、とにかく機能が豊富なのが特徴です。機能だけを見ればLINEの上位互換と言っても過言ではないでしょう
Facebookと運営会社が同じなので、Facebookアカウントと同期することでFacebook上での友達とメッセージの送受信や通話ができるようになります
機能や操作性はいいのですが、提供元のMeta(もとFacebook)は以前からプライバシーや情報流出に関して問題を引き起こしているため、気になる方は使わないことをオススメします