サーバー・VPS

【全て分かる】主要VPSの特徴と料金、スペック等の比較

ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です

今回は「VPS(Virtual Private Server)」を徹底比較していきたいと思います

はじめに「VPSの概要」と「主要なVPS」を紹介したあとに、料金やリージョンなど様々な観点からVPSを比較していきます

めちゃくちゃ長い記事なので、時間のない方は下の目次をご活用ください。クリックすると該当箇所に飛びます

【最終更新:2021年11月7日 公開:2021年11月7日】

VPSとは?

まずは簡単は「VPSとは何か」について解説していきます。「もう知ってるよ!」という方は読み飛ばしてください

VPS(Virtual Private Server)とは、仮想的に構築された専用サーバーのこと。日本語だと「仮想専用サーバー」と訳せます

サーバーのバードウェア、メモリ、OS、アプリケーションを他人で共有するのが「共用サーバー」なのに対して、1台の物理的なサーバーの中に、複数の環境を仮想的に構築するのが「VPS」です(カゴヤさんのサイトに分かりやすい図があったので引用します↓)

名前に「プライベート(P)」が入っているだけあって、VPSの利用者は自分の好きなようにOSやらアプリやらをカスタマイズ可能です

サーバーの方式としては「VPS」や「共用サーバー」の他にも「専用サーバー」があります

専用サーバーは文字通り、「物理サーバーごと自分で用意して自分だけで使用する」という方式です。

サーバーを住宅で例えると、専用サーバーが「一軒家」、VPNが「アパート」、共用サーバーが「ルームシェア」って感じです

専用サーバーは一軒家のようなものなので、初期費用も洒落にならないですし、もちろん管理費もかかります。金と知識と時間がある人限定って感じですね

他方、共用サーバーはルームシェア同様、他の利用者の影響を強く受けます。料金は安いかもしれないけど、自由が少なく「やりたいことができない」という致命的な欠点があります

というわけで登場したのが「VPS」です

先述した通り、VPSは1台の物理的なサーバーの中に、複数のサーバーを仮想的に構築します

ハードウェアは共有しているものの、実行環境はそれぞれ違うので、共用サーバーよりも不自由なく好きなことができるのがVPSの最大の利点。

つまり、専用サーバーと共用サーバーの「いいとこ取り」したのがVPSってわけですね

オススメのVPSサービス。ざっくり解説

ここからはオススメのVPSサービスを紹介していきます

今回紹介するVPSは以下の8つです

では、それぞれの特徴を見ていきましょう

さくらのVPS

国内大手のVPSサービスといえば「さくらのVPS」でしょう

20年以上の運用実績があり、障害が少なくトラブル対応も素早いのが特徴です。安定性を重視するなら「さくらのVPS」は最有力候補に挙がると思います

あと「さくらのVPS」は利用者が多いので、分からないことがあったときにネットで検索すれば解決策がすぐに見つかるというメリットもあります

サービス名さくらのVPS
初期費用無料
月額料金(税込み)Linux系:643~30,800円
Windows:1,100~32,340円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~10コア
Windows:2~10コア
メモリLinux系:512MB~32GB
Windows:1~32GB
ディスク容量Linux系:25GB~1600GB(SSD)
Windows:50GB~1600GB(SSD)
リージョン石狩/東京/大阪
サポート電話・メール
無料お試し期間14日間
公式サイトさくらのVPS

ConoHa VPS

続いて紹介するのが、GMOインターネット株式会社が運営するVPSサービス「ConoHa VPS

コスパがいいことから近年急速にシェアを伸ばしていて、「今もっとも注目のVPS」といっても過言ではないでしょう

国内VPSとしては珍しい「海外サーバー」も用意されていて、Linux系であれば「東京」または「シンガポール」の好きな方を選択することが可能です

Windowsが使える「ConoHa for Windows Server」は、月1100円(税込み)という業界トップクラスの低価格で使用可能です。初期費用も一切かかりません

サービス名ConoHa VPS
初期費用無料
月額料金(税込み)Linux系:683~53,900円
Windows:1,100~65,780円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~24コア
Windows:2~24コア
メモリLinux系:512MB~64GB
Windows:1~64GB
ディスク容量Linux系:30GB~100GB(SSD)
Windows:200GB(SSD)
リージョン東京/シンガポール(Linux系のみ)
サポート電話・メール・チャット
無料お試し期間なし
公式サイトLinux系:ConoHa VPS
Windows:ConoHa for Windows Server

WEBARENA Indigo

続いて紹介するのは、NTT PCが運営するVPSサービス「WEBARENA Indigo」

「WEBARENA Indigo」の特徴はやはり「国内トップクラスの安さ」でしょう。最安のプランは破格の「月349円」で利用できます

インスタンスの数を増やして簡単にスケールアップできるものGoodポイントです

サービス名WEBARENA Indigo
初期費用無料
月額料金(税込み)Linux系:349~11,193円
Windows:825~26,400円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~8コア
Windows:2~10コア
メモリ1~32GB
ディスク容量Linux系:20GB~640GB(SSD)
Windows:50GB~1600GB(SSD)
リージョン東京
サポートチャット
無料お試し期間なし
公式サイトWEBARENA Indigo

クラウド VPS byGMO

「クラウド VPS」はGMOが運営するVPSサービス。

このVPSの特徴は多機能なコントロールパネル「Plesk」が使えること。

VPSはコマンドを使って操作するのが一般的なため、初心者は使い慣れるのに少々時間がかかります。

一方、Pleskはコマンドなしで直感的に操作できるので、初めてでもスムーズに操作可能です

サービス名クラウド VPS byGMO
初期費用(税込み)4,400円
月額料金(税込み)Linux系:968~20,768円
Windows:858~11,528円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:2~10コア
Windows:2~7コア
メモリLinux系:1~32GB
Windows:1~12GB
ディスク容量Linux系:50GB~300GB(SSD)
Windows:50GB~800GB(SSD)
リージョン東京
サポート電話・メール
無料お試し期間Linux系:14日間
Windows:15日間
公式サイトクラウド VPS byGMO

カゴヤ クラウド VPS

「カゴヤ クラウド VPS」はコスパの良いことで知られるVPS。

数あるプランの中でも注目すべきなのが「Open VZプラン3コア」

月額880円という低価格で3コア使えるプランは、他社にはない魅力的なプランです。ディスク容量が200GBなのも素晴らしい。

また、「初期費用なし」で「日割りで使える」ことから、試しにVPSを使ってみたいという方にもオススメと言えるでしょう

余談ですが,、京都にサーバーを置いているのは、僕が知る限り「カゴヤ クラウド VPS」だけです

サービス名カゴヤ クラウド VPS
初期費用無料
月額料金(税込み)Linux系:550~26,400円
Windows:770~22,495円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~12コア
Windows:1~10コア
メモリLinux系:1~32GB
Windows:1~16GB
ディスク容量Linux系:25GB~200GB(SSD)
Windows:35GB~600GB(SSD)
リージョン京都
サポート電話・メール
無料お試し期間なし
公式サイトカゴヤ クラウド VPS

お名前.com VPS

ドメイン取得サービスで有名な「お名前ドットコム」もVPSを提供しています

運営しているのは「クラウド VPS」と同じGMOですが、「お名前.com VPS」は初期費用なしで月額料金も低めに設定されています

なお、FX専用のVPSサービス「お名前.com デスクトップクラウド」とは別物なので注意してください。

サービス名お名前.com VPS
初期費用(税込み)無料
月額料金(税込み)Linux系:958~16,636円
Windows:1,716~6,050円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:2~10コア
Windows:2~8コア
メモリLinux系:1~16GB
Windows:1.5~8GB
ディスク容量Linux系:25GB~1600GB(SSD)
Windows:50GB~1600GB(SSD)
リージョン石狩/東京/大阪
サポート電話・メール・チャット
無料お試し期間なし
公式サイトお名前.com VPS

ABLENET VPS(エイブルネット)

「ABLENET VPS」はK&Kコーポレーションが運営するVPSサービス

特筆すべきは運営経験の長さで、20年以上の安定した運営実績があります

初期費用がかかるのが少々ネックですが、安定性を重視するなら有力候補となりうるでしょう

サービス名ABLENET VPS(エイブルネット)
初期費用(税込み)Linux系:1,027~6,265円
Windows:1,980~8,580円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
月額料金(税込み)Linux系:712~6,056円
Windows:2,179~7,104円
CPUコア数Linux系:1~5コア
Windows:2~5コア
メモリLinux系:512MB~8GB
Windows:1~8GB
ディスク容量Linux系:30GB~800GB(SSD/HDD)
Windows:60GB~200GB(SSD/HDD)
リージョン大阪
サポートメール
無料お試し期間10日間
公式サイトABLENET VPS

ServersMan@VPS

最後に紹介するのは、が運営するVPSサービス「ServersMan@VPS」

出費を抑えたい方に特にオススメなVPSで、「初期費用なし」&「月額料金385円から契約可能」というのは非常に魅力的です

ただし「Windowsが選べない」「SSDが使えない」といったデメリットもあります

サービス名ServersMan@VPS
初期費用Linux系:無料
月額料金(税込み)Linux系:385~2,075円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:共有
メモリLinux系:256MB~4GB
ディスク容量Linux系:5GB~200GB(HDD)
リージョン東京/大阪
サポートメール
無料お試し期間1ヶ月
公式サイトServersMan@VPS

各社の比較

ここからは「料金」「リージョン」「安定性」の観点から各VPSを徹底比較していこうと思います

初期費用の比較

初期費用は0円のところが多いですが、有料のところもあります

短期間しか使わないという場合には、初期費用0のサービスを選ぶのが賢明です

VPSサービス初期費用
さくらのVPS無料
ConoHa VPS無料
WEBARENA Indigo無料
クラウド VPS byGMO4,400円
カゴヤ クラウド VPS無料
お名前.com VPS無料
ABLENET VPSLinux系:1,027~6,265円
Windows:1,980~8,580円
ServersMan@VPS無料

月額料金の比較

皆さん1番気になるのが「料金」かと思いますが、各社の利用料金は以下のようになっています

VPSサービス月額料金
さくらのVPSLinux系:643~30,800円
Windows:1,100~32,340円
ConoHa VPSLinux系:683~53,900円
Windows:1,100~65,780円
WEBARENA IndigoLinux系:349~11,193円
Windows:825~26,400円
クラウド VPS byGMOLinux系:968~20,768円
Windows:858~11,528円
カゴヤ クラウド VPSLinux系:550~26,400円
Windows:770~22,495円
お名前.com VPSLinux系:958~16,636円
Windows:1,716~6,050円
ABLENET VPSLinux系:712~6,056円
Windows:2,179~7,104円
ServersMan@VPSLinux系:385~2,075円

月額料金で比較すると、WEBARENA Indigoの「月349円」が最安です。スペックも値段の割に悪くはないと思います

ただし、当たり前ですが、性能を重視するならそれなりの費用を支払う必要があります。

安いプランは高いプランには勝てないので、「自分に合ったスペックはどの程度か」を良く吟味した上で選ぶようにしましょう

詳細は各社の公式サイトをご覧ください

リージョンの比較

VPS選びにおいて、意外と見落としがちなのが「リージョン」です

リージョンというのは「どこにサーバーを置いているか」を表す用語で、アクセス元とサーバーの物理的な距離が遠いと、アクセスにかかる時間が長くなりがちです

特定の地域に特化したWebサービスを運営するという場合には、その地域にサーバーを置くVPSサービスを選ぶのもいいかもしれません

VPSサービスリージョン
さくらのVPS石狩/東京/大阪
ConoHa VPS東京/シンガポール(Linux系のみ)
WEBARENA Indigo東京
クラウド VPS byGMO東京
カゴヤ クラウド VPS京都
お名前.com VPS石狩/東京/大阪
ABLENET VPS大阪
ServersMan@VPS東京/大阪

本記事では詳しく紹介はしませんが、FX専用のVPS「お名前.com デスクトップクラウド」はアメリカ(ニューヨーク)のサーバーも選べます

運用実績の比較

VPS選びでは「運営実績」も重要な要素といえます。最近できた「経験の少ない」企業のサービスだと、トラブルが多いなんてこともありますからね。

いくら安くても、しょっちゅう停止するようじゃ使い物にならないので、ある程度信頼できるサービスを選ぶようにしましょう

先ほどチラッと言いましたが、国内大手の「さくらのVPS」や「ABLENET VPS」は20年以上の安定した運営実績があるので安心して使えるかと思います

結局どれ使えばいいの?

いくつかVPSを紹介しましたが「結局どれがいいの?」って思った方も多いはず

そんな皆さんのために、目的別のオススメVPSをまとめてみましたので、参考にしてください↓

タイプVPSサービス
迷ったらこれ!定番のVPSConoHa VPS
さくらのVPS
初心者向け!使いやすさを重視クラウド VPS byGMO
運用実績・安定性を重視。さくらのVPS
ABLENET VPS
コスパ、低価格で選ぶ!WEBARENA Indigo
カゴヤ クラウド VPS
お名前.com VPS
ServersMan@VPS