ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は、「FXにVPSが必要な理由」とMT4やMT5といった「自動取引ツールにオススメのVPSサービス」を紹介していこうと思います
かなり長い記事ですので、時間のない方は「結局どれがおすすめ?」まで読み飛ばしてください
おすすめのFX用VPS
- お名前.com デスクトップクラウド:設定が簡単なFX専用VPS。MT4がインストール済み。海外サーバーあり。稼働率99.99%保証。
- ConoHa for Windows Server:メモリ1GB~64GBまで幅広いプランが用意されている
- ABLENET VPS:運営実績が豊富。FXでの利用者が多い。無料お試し期間あり。
- VULTR:海外のVPSサービス。世界27か所のサーバーが選択可能。
↓2GB, 2.5GBプランの比較(スマホでお読みの場合には横スクロールしてください)
プラン名 | メモリ | 月額料金 | 初期費用 | ライセンス | CPU | ディスク容量 |
お名前.com 2.5GBプラン | 2.5GB | 2,365円/月~ | 無料 | 月額込み | 3コア | 120GB(SSD) |
ConoHa WIN2GB | 2GB | 1,980円/月~ | 無料 | 770円/月 | 3コア | 100GB(SSD) |
さくらのVPS W2G | 2GB | 2,200円/月~ | 無料 | 924円/月 | 3コア | 100GB(SSD) |
ABLENET Win1 | 2GB | 初回:1,265円/月~ 更新:1,760円/月~ | 無料 | 1100円/月 | 2コア | 60GB(SSD)または 100GB(HDD) |
使えるねっと シルバー | 2GB | 2,728円/月~ | 2,200円 | 月額込み | 3コア | 50GB(SSD) |
Winserver WS21-2G | 2GB | 2,090円/月~ | 1,100円 | 770円/月 | 4コア | 220GB(HDD) | 130GB(SSD)または
【最終更新日:2022年10月26日】
↓大手VPSサービスを徹底比較!

なぜFXにVPSが必要?そもそもVPSとは?

VPSの主な使用用途として「FXのために使用する」というものがありますが、なぜFXにVPSが必要なのでしょうか?
答えは簡単で「VPSだと自動取引ツールが使えるから」です
日々動向をこまめにチェックして、手動で取り引きし続けるのには、相当な労力が必要になります。
そのため、MetaQuotes社が開発したMT4、MT5(メタトレーダー4,5)に代表されるような「FX自動取引ツール」が必須となってきます

自動取引ツールというからには24時間365日休まずに動いてくれるのが理想的です。
しかし、自宅のパソコンをずっと動かし続けるのは電気代もかかりますし、そもそも一般的向けのパソコンは長時間動かし続けることを想定して作られていないので、割とちょっとしたことで止まっちゃいます
また、一般的なパソコンを長時間動かし続けると発熱によって火事になることも結構あります
というわけで、長時間の連続使用に適した「サーバー」を契約する人が多いというわけです
サーバーの種類には主に以下の3つに分けられます
サーバーの種類 | 特徴 |
専用サーバー | なんでもできるが、費用が高額 |
共用サーバー (一般的なレンタルサーバー) | 安いが、できることが少ない |
VPS | 自由度が高く、料金もそれほど高くない |
専用サーバーは文字通り「自分専用のサーバー」のこと。
自分専用のサーバーなので好きなようにカスタマイズできるのが特徴ですが、初期費用も維持費も洒落になりません
したがって、一般人がサーバーを使う場合には「共用サーバー」と「VPS」の実質2択となります
共用サーバーとVPSは両方ともレンタルサーバーの一種なのですが、”自由度”に大きな違いがあります

一般的なレンタルサーバーである「共有サーバー」は保存ディスクやメモリを他のユーザーと共有するため、限られた用途でしか使うことができません。自動取引ツールのようなアプリを自由に追加することも不可能です
一方、VPSは個々のユーザーに様々な権限が与えられているので、まるで自分専用のサーバーかのように自由に使うことができます。
以上の理由から、MT4やMT5といったFX用自動取引ツールを使う場合には「VPS」を使う人が多いわけです

FXでVPSを使うメリット
FXでVPSを使うメリットはいろいろあります。
- 24時間止まることなく動かせる
- 電気代を負担しなくていい
- 故障・トラブル対応をしなくていい
- 海外サーバーを選べば、取引所との物理的な距離が近いため有利
- 高速で安定したネット回線が利用できる
自分のパソコンでMT4・MT5を動かす場合、24時間パソコンを起動させつづけなきゃいけないので、電気代が結構かかります。
また、パソコンは長時間の連続使用を想定して作られたものではないので、故障・発熱(火事)の危険性もあります。こうしたトラブル対応も大変です
VPSを契約すれば、こうした厄介なポイントをすべて回避することができます
さらに、自宅に高速なネット回線を用意する必要もありません。
FX用VPS選びのポイント
Windowsサーバーが使えるVPSを選ぶ

まず大前提として「Windowsサーバー」が使えるVPSを選びましょう。
VPSでよく使われるOSとしては、Windowsの他に「Linux系のOS」があるのですが、FX用に使うのはオススメできません
というのも、Linux系のOSではFXの自動取引ツールMT4・MT5を導入するのに手間がかかるからです
MT4を動かせないことはないのですが、色々と設定しなきゃいけなかったり、使えたとしても表示がおかしかったりします。
FX用にVPSを契約するなら、必ずWindowsサーバーが使えるサービスを利用しましょう
※「WindowsパソコンからしかWindowsサーバーは操作できない」なんてことはありません。MacなどのWindows以外のパソコンやスマホ(Android, iPhone)、タブレットでもVPSのWindowsサーバーを操作できます
メモリ・ディスク容量の目安は?
VPSの性能を左右するのは主に「メモリ」です。メモリが大きいほど安定して動作します
メモリというのは「主記憶装置」とも呼ばれるもので、作業机に例えられることが多いです。
机が大きいほどノートを広げたり辞書を置いたりできるので、勉強の効率が上がりますよね?それと同じでメモリが大きいほど、VPSは作業がしやすくなるわけです
目安は「1GBでMT4ひとつ」ですが、メモリが大きいほど快適に動作するので、余裕がある人はなるべくメモリの大きいプランを選びましょう
メモリが自動取引において重要な一方で、ディスク容量はあまり気にする必要はありません。50GBもあれば足りると思います
ただし、ディスクの種類は気を付けたほうがいいです。SSDのほうがHDDより読み取り速度が速いので、遅延が少なくて有利です
RDSライセンスは別料金?
リモート接続する場合、リモート接続するユーザー分の「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス」が必要になってきます
リモート接続するユーザーについては、その人数分の「リモートデスクトップサービス(RDS)ライセンス」が必要となります(専らサーバー管理目的の場合は除きます)。
ABLENET公式サイトより引用
利用者が1名の場合、VPSの数に関わらず1ライセンスでご利用いただけます。
デスクトップにアクセスして FX(MT4 等)などのアプリケーションを利用するには、RDS ライセンスが必要となります。
ライセンス料が月額料金に含まれている場合もあれば、別料金になっている場合もあるので、事前にチェックしておく必要があります
運用実績・安定性
VPS選びでは「運用実績」も重要な要素といえます。最近サービスを開始したばかりの「経験の少ない」企業のVPSだと、トラブルが多いなんてこともありますからね。
いくら安くても、しょっちゅう停止するようじゃ使い物にならないので、ある程度信頼できるサービスを選ぶようにしましょう
特にFX自動取引ツールを使う場合には、24時間365日動作し続けられるくらいの高度な安定性が求められるので、運営実績は非常に重要なポイントと言えます
VPSの公式サイトには「稼働率」という数値が書いてあることが多いです。この数値を見れば安定性が高いかどうかが一発で分かるので事前にチェックしておきましょう
稼働率というのは通常通り稼働している時間の割合のことです
例えば、稼働率99.9%のサーバーを365日24時間稼働させた場合、年間で8時間46分(365×24×0.001=8.76時間)はストップしていることになります
一方、稼働率99.99%のサーバーなら年間53分の休止で済みます
↓ビジネス書の要約サービス↓

FXにおすすめの国内VPS
ここからはFXで使えるVPSサービスを5つほど紹介します
この5社なら運営実績も十分ですし、価格も高くないので、どれを選んでも失敗することはないでしょう
お名前.com デスクトップクラウド

まず最初に紹介するのは、FX専用のVPSサービスである「お名前.com デスクトップクラウド」
お名前.com デスクトップクラウドはFXの自動取引ツールMT4・MT5に特化したサービスです。
事前にMT4がインストールされているので、初心者でも安心して始められます。もちろんMT5に変更することも可能です
稼働率が保証されているのも嬉しいポイント。月間稼働時間が99.99%を下回った場合には返金保証を受けることができます
初心者にとっては「24時間365日の電話・メールサポート」もありがたいです。
公式サイト等では明示されていませんが、使用可能なリージョンは東京とニューヨークの2箇所となっています
僕が探したかぎり、アメリカにサーバーを置いている日系VPNは「お名前.com デスクトップクラウド」くらいなので、米国サーバーをお探しの方はこちらを利用するのがいいかと思います
なお、通常版の「お名前ドットコム VPS」と混同する方が多いので注意してください
【お名前.com デスクトップクラウドのメリット】
MT4インストール済み
設定が簡単
RDSライセンスが月額料金に含まれる
アメリカのサーバーあり
稼働率保証あり
初期費用なし
【お名前.com デスクトップクラウドのデメリット】
無料お試し期間なし
更新料金が高め
サービス名 | お名前.com デスクトップクラウド |
運営企業 | GMOインターネット |
初期費用 | 無料 |
月額料金(税込み) | Windows:1,353~4,235円 ※詳しくは公式サイトをご覧ください |
RDSライセンス | 月額込み |
支払方法 | ・クレジットカード ・銀行振込 ・請求書支払い ・口座振替 |
最低利用期間 | 3か月 |
CPUコア数 | Windows:2~28コア |
メモリ | Windows:1.5~8GB |
ディスク容量 | Windows:60~200GB(SSD) |
リージョン | 東京/ニューヨーク |
スナップショット | 非対応 |
SLA (サービス品質保証) | 99.99%以上 下回ったら返金保証 |
サポート | 電話・メール・チャット |
無料お試し期間 | なし |
公式サイト | お名前.com デスクトップクラウド |
【お名前.com デスクトップクラウドの料金】
プラン名 | 1.5GBプラン | 2.5GBプラン | 4GBプラン | 8GBプラン |
月額料金 (1か月契約) | 初回:990円/月 更新:2,310円/月 | 初回:1,430円/月 更新:2,915円/月 | 初回:2,750円/月 更新:4,895円/月 | 初回:4,180円/月 更新:7,205円/月 |
RDSライセンス | 月額込み | 月額込み | 月額込み | 月額込み |
メモリ | 1.5GB | 2.5GB | 4GB | 8GB |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 8コア |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 (SSD) | 60GB | 120GB | 150GB | 200GB |
MT4推奨個数 | 1個 | 2個 | 4個 | 8個 |
回線速度 | 10Gbps共用 | 10Gbps共用 | 10Gbps共用 | 10Gbps共用 |
※契約期間によって月額料金が大幅に変動します
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→お名前ドットコム公式サイト
ConoHa for Windows Server

続いて紹介するのが「ConoHa」。お名前.com デスクトップクラウドと同じGMOインターネットが提供しています
ConoHaはお名前.com デスクトップクラウドと違ってFX専用のVPSではありませんが、コスパがいいことから近年急速にシェアを伸ばしており、「今もっとも注目のVPS」といっても過言ではないと思います
プランの選択肢が幅広いのが特徴で、メモリは1GB~64GBが選択可能です
Windowsが使える「ConoHa for Windows Server」は、月1100円(税込み)という業界トップクラスの低価格で使用可能です。初期費用も一切かかりません
ConoHaでは、一括前払いで長期契約した場合に「VPS割引きっぷ」という制度が適用されて月額料金が割り引かれます。そのため長く使い続ける予定なら、最初に思い切って払ってしまうのがいいでしょう
ConoHa for Windows Server公式サイト
なお、ConoHaには、Windowsサーバーが使える「ConoHa for Windows Server」の他に、ゲームやWordPress用サーバーとして人気のLinux系VPS「ConoHa VPS」もありますが、ConoHa VPSではMT4・MT5を動かすことができないので注意してください
【ConoHaのメリット】
決済手段が豊富
大容量メモリのプランあり(最大64GB)
最低利用時間が1時間
VPSの利用者数1位
【ConoHaのデメリット】
プラン契約の他にRDSライセンスが必要
無料お試し期間なし
Windowsサーバーは国内のみ
サービス名 | ConoHa VPS |
運営企業 | GMOインターネット |
運営実績 | 2013年~ |
初期費用 | 無料 |
月額料金(税込み) | Windows:1,100~65,780円 ※詳しくは公式サイトをご覧ください |
RDSライセンス | 770円/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club) ・デビットカード ・オンライン決済(Amazon Pay / PayPal / Alipay) ・銀行決済 ・コンビニ払い ・プリペイドカード(ConoHaカード) |
最低利用期間 | 1時間 |
CPUコア数 | Windows:2~24コア |
メモリ | Windows:1~64GB |
ディスク容量 | Windows:200GB(SSD) |
リージョン | 東京/シンガポール ※シンガポールはLinux系のみ |
スナップショット | 対応 |
SLA (サービス品質保証) | 99.99%以上 |
サポート | 電話・メール・チャット |
無料お試し期間 | なし |
公式サイト | Windows:ConoHa for Windows Server |
【ConoHa VPS for windows serverの料金】
プラン名 | WIN1GB | WIN2GB | WIN4GB | WIN8GB | WIN16GB |
料金(36か月) | 979円/月 | 1980円/月 | 3905円/月 | 7700円/月 | 14520円/月 |
料金(24か月) | 990円/月 | 2002円/月 | 3916円/月 | 7733円/月 | 14575円/月 |
料金(12か月) | 1001円/月 | 2013円/月 | 3927円/月 | 7755円/月 | 14619円/月 |
料金(6か月) | 1045円/月 | 2090円/月 | 4070円/月 | 8250円/月 | 15400円/月 |
料金(3か月) | 1078円/月 | 2145円/月 | 4180円/月 | 8360円/月 | 15675円/月 |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア |
SSD | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
RDSライセンス | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→ConoHa for Windows Server
ConoHa VPSのメリット・デメリット等については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください

さくらのVPS

国内大手のVPSサービスといえば「さくらのVPS」が一番有名かと思います
20年以上の運用実績があり、障害が少なくトラブル対応も素早いのが特徴です。安定性を重視する人におすすめです
決済手段が充実しているのもGood。クレジットカード払い以外にも「銀行振込」「自動口座振替」「請求書払い」に対応しています
ただし、他のVPSサービスに比べるとFX目的で利用しているユーザーは少なめです。そのため、MT4の導入などで手こずった場合にネットで検索しても解決方法が見つかりにくいというデメリットがあります
14日間の無料お試し期間があるので、気になる方は試しに使ってみてください
【さくらのVPSのメリット】
運営実績が豊富
14日間のお試し期間あり
【さくらのVPSのデメリット】
プラン契約の他にRDSライセンスが必要
FX用途で使っている人は少ない
国内サーバーのみ
サービス名 | さくらのVPS |
運営企業 | さくらインターネット |
運営実績 | 2010年~(VPS) |
初期費用 | 無料 |
月額料金(税込み) | Windows:1,100~32,340円 ※詳しくは公式サイトをご覧ください |
RDSライセンス | 924円/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club) ・銀行振込 ・自動口座振替 ・請求書払い |
最低利用期間 | 3か月 |
CPUコア数 | Windows:2~10コア |
メモリ | Windows:1~32GB |
ディスク容量 | Windows:50GB~1600GB(SSD) |
リージョン | 石狩/大阪 |
スナップショット | 非対応 |
SLA (サービス品質保証) | なし |
サポート | 電話・メール |
無料お試し期間 | 14日間 |
公式サイト | さくらのVPS |
【さくらのVPS for windows serverの料金】
プラン名 | W1G | W2G | W4G | W8G | W16G | W32G |
料金 | 1100円/月 | 2200円/月 | 4290円/月 | 8470円/月 | 15950円/月 | 32340円/月 |
ライセンス | 924円/月 | 924円/月 | 924円/月 | 924円/月 | 924円/月 | 924円/月 |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 10コア |
SSD | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | 800GB | 1600GB |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→さくらのVPS公式サイト
「さくらのVPS」のメリット・デメリット等については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください

ABLENET VPS

「ABLENET VPS」はK&Kコーポレーションが運営するVPSサービス。老舗ということもあってか、FXの自動売買目的で利用しているユーザーが多いサービスです。
特筆すべきは運営経験の長さで、20年以上の期間、大規模な障害が発生したことはありません。SLA(サービス品質保証)は「99.99%以上」とかなり高いです。安定性を重視するのであれば最有力候補になりうるかと思います
柔軟にプラン変更できるのも魅力的。高いプランへの変更(スケールアップ)だけでなく、安いプランへと変更すること(スケールダウン)も可能です
「もうちょっと高性能なサーバーが欲しい」と思ったときに、契約し直すことなくプランを移行できるのは便利です。逆に「最低限のプランに変更して出費を抑えたい」という場合にも簡単に切り替えられます
今なら最大10日間の無料お試し期間が設けられているので、迷ったら使ってみるのがいいと思います
【ABLENETのメリット】
柔軟なプラン変更が可能(スケールアップ&スケールダウン)
10日間の無料お試し期間あり
Win4プランのコスパがいい
運営実績が豊富
【ABLENETのデメリット】
1~1.5GBのプランがない
決済手段が少ない
海外サーバーなし
サービス名 | ABLENET VPS(エイブルネット) |
運営企業 | K&Kコーポレーション |
運営実績 | 2011年~ |
初期費用(税込み) | Windows:0円 ※詳しくは公式サイトをご覧ください |
月額料金(税込み) | Windows:2,179~7,104円 |
RDSライセンス | 1100円/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club / NICOS) ・コンビニ払い |
最低利用期間 | 1か月 |
CPUコア数 | Windows:2~5コア |
メモリ | Windows:1~8GB |
ディスク容量 | Windows:60GB~200GB(SSD/HDD) |
リージョン | 大阪 |
スナップショット | 非対応 |
SLA (サービス品質保証) | 99.99%以上 |
サポート | メール |
無料お試し期間 | 10日間 |
公式サイト | ABLENET VPS |
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→ABLENET VPS公式サイト
【ABLENET VPS Windowsの料金】
プラン名 | Win1 | Win2 | Win3 | Win4 |
メモリ | 2GB | 3.5GB | 6GB | 10GB |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 5コア |
保存容量 | SSD:60GB HDD:100GB | SSD:120GB HDD:100GB | SSD:150GB HDD:200GB | SSD:150GB HDD:200GB |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
RDSライセンス | 1100円/月 | 1100円/月 | 1100円/月 | 1100円/月 |
料金(年払い) | 【新規】 15,180円 1,265円/月 【更新】 21,120円 1,760円/月 | 【新規】 19,800円 1,650円/月 【更新】 27,407円 2,284円/月 | 【新規】 33,396円 2,783円/月 【更新】 48,777円 4,065円/月 | 【新規】 50,952円 4,246円/月 【更新】 72,664円 6,056円/月 |
料金(半年払い) | 【新規】 8,250円 1,375円/月 【更新】 11,817円 1,970円/月 | 【新規】 10,890円 1,815円/月 【更新】 14,960円 2,494円/月 | 【新規】 18,612円 3,102円/月 【更新】 26,904円 4,484円/月 | 【新規】 27,890円 4,587円/月 【更新】 39,474円 6,579円/月 |
料金(月払い) | 【新規】 1,540円 【更新】 2,179円 | 【新規】 2,090円 【更新】 2,809円 | 【新規】 3,322円 【更新】 4,798円 | 【新規】 4,939円 【更新】 7,104円 |
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→ABLENET VPS公式サイト
ABLENET VPSのメリット・デメリット等については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください

使えるねっと FX専用VPS

「使えるねっと FX専用VPS」はその名の通りFXに特化したVPSサービスです。20年以上前からレンタルサーバー事業をおこなっており、運用実績は国内No.1となっています
使えるねっとの特徴は30日間の返金保証がついていること。初めて「使えるねっと」を利用する人に限り、30日間の全額返金保証が受けられます
サポートが充実しているのも魅力的。電話・メール・チャットによるカスタマーサポートに対応しているので初心者でも安心して利用できるかと思います
有料オプションの「使えるCloud Backup」を使えば、OSを含めたすべての設定・アプリをクラウド上にバックアップ可能です。
ただし、料金はどのプランも高めなので、コスパを重視するなら他のVPSサービスを検討したほうがいいかと思います
【使えるねっとのメリット】
運営実績No.1
30日間の返金保証あり
電話・チャット・メールによるサポート
【使えるねっとのデメリット】
初期費用がかかる
月額料金が高め
海外サーバーなし
サービス名 | 使えるねっと FX専用VPS |
運営企業 | 使えるねっと株式会社 |
初期費用 | 2200円 |
月額料金(税込み) | Windows:2,728~8,888円 |
RDSライセンス | 月額込み |
支払方法 | ・クレジットカード ・PayPal ・銀行振り込み |
CPUコア数 | Windows:3~6コア |
メモリ | Windows:2~8GB |
ディスク容量 | Windows:50~200GB(SSD) |
リージョン | 長野 |
スナップショット | 有料でバックアップ可能 |
SLA (サービス品質保証) | 記載なし |
サポート | 電話・メール・チャット |
無料お試し期間 | なし(30日間の返金保証あり) |
公式サイト | 使えるねっと公式サイト |
【使えるねっとの料金】
プラン名 | シルバー | ゴールド | プラチナ |
初期費用 | 2,200円 | 2,200円 | 2,200円 |
月額料金 (1か月契約) | 3,498円/月 | 6,688円/月 | 8,888円/月 |
RDSライセンス | 月額込み | 月額込み | 月額込み |
メモリ | 2GB | 4GB | 8GB |
CPU | 3コア | 4コア | 6コア |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 (SSD) | 50GB | 100GB | 200GB |
Winserver

Windows専用のVPSサービスを展開しているのが「Winserver」
Winserverはマイクロソフトのホスティングパートナーとして、20年近くWindowsサーバーを提供している企業です。
Windowsサーバーを専門にしているだけあってスペックの選択肢が幅広く、導入実績は驚異の14,000件以上となっています。
サポートが充実しているのも魅力的。メールだけでなく電話でのサポートも受け付けています。
また、無料のオンライン相談会も開催されているので、契約すべきプランやサーバー運用時のトラブルについて相談に乗ってもらうことも可能です
【Winserverのメリット】
サポートが充実(オンライン説明会など)
運営実績が豊富
【Winserverのデメリット】
初期費用あり(WS21-1G以外)
プラン契約の他にRDSライセンスが必要
海外サーバーなし
サービス名 | Winserver (ウィンサーバー) |
運営企業 | アシストアップ株式会社 |
運営実績 | 18年以上 |
初期費用(税込み) | Windows:無料~2,200円 |
月額料金(税込み) | Windows:990円~31,900円 |
RDSライセンス | 770円/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club) ・銀行振込 ・口座振替 |
CPUコア数 | Windows:3~11コア |
メモリ | Windows:1~32GB |
ディスク容量 | Windows(SSD):70GB~1700GB Windows(HDD):110GB~2500GB |
リージョン | 大阪 |
スナップショット | 非対応 |
SLA (サービス品質保証) | 99.99%以上 |
サポート | メール(24時間365日) 電話(平日の9~12時、13~17時) |
無料お試し期間 | 2週間無料 |
公式サイト | Winserver公式サイト |
【Winserverの料金プラン】
料金プラン | WS21-1G | WS21-2G | WS21-4G | WS21-8G | WS21-16G |
1か月契約 | 1,540円/月 | 2,640円/月 | 4,620円/月 | 6,930円/月 | 16,500円/月 |
6か月契約 | 1,540円/月 | 2,365円/月 | 4,400円/月 | 6,490円/月 | 15,950円/月 |
12か月契約 | 1,540円/月 | 2,090円/月 | 3,850円/月 | 5,940円/月 | 15,400円/月 |
CPUコア数 | 3コア | 4コア | 5コア | 9コア | 11コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
ディスク容量 | 65GB(SSD) または 110GB(HDD) | 130GB(SSD) または 220GB(HDD) | 180GB(SSD) または 300GB(HDD) | 220GB(SSD) または 370GB(HDD) | 500GB(SSD) または 850GB(HDD) |
RDSライセンス | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 | 770円/月 |
初期費用 | 0円 | 1,100円 | 1,100円 | 2,200円 | 2,200円 |
詳しい料金プラン、オプションについてはこちら→Winserver公式サイト
FX向けVPSの比較
1GB, 1.5GBプランの料金比較
1~1.5GBプランの料金比較は以下の通りです。月額料金は最安の場合を表記しています
ディスク容量が異なるため単純な比較はできませんが、ライセンス込みで考えると「お名前.com」と「ConoHa」が安いです
プラン名 | メモリ | 月額料金 | 初期費用 | ライセンス | CPU | ディスク容量 |
お名前.com 1.5GBプラン | 1.5GB | 1,881円/月~ | 無料 | 月額込み | 2コア | 60GB(SSD) |
ConoHa WIN1GB | 1GB | 979円/月~ | 無料 | 770円/月 | 2コア | 100GB(SSD) |
さくらのVPS W1G | 1GB | 1,100円/月~ | 無料 | 924円/月 | 2コア | 50GB(SSD) |
Winserver WS21-1G | 1GB | 1,540円/月~ | 無料 | 770円/月 | 3コア | 65GB(SSD)または 110GB(HDD) |
2GB, 2.5GBプランの料金比較
2GB~2.5GBプランの料金比較は以下の通りです。月額料金は最安の場合を表記しています
RDSライセンス込みで考えると「お名前.com」が一番安いです
プラン名 | メモリ | 月額料金 | 初期費用 | ライセンス | CPU | ディスク容量 |
お名前.com 2.5GBプラン | 2.5GB | 2,365円/月~ | 無料 | 月額込み | 3コア | 120GB(SSD) |
ConoHa WIN2GB | 2GB | 1,980円/月~ | 無料 | 770円/月 | 3コア | 100GB(SSD) |
さくらのVPS W2G | 2GB | 2,200円/月~ | 無料 | 924円/月 | 3コア | 100GB(SSD) |
ABLENET Win1 | 2GB | 初回:1,265円/月~ 更新:1,760円/月~ | 無料 | 1100円/月 | 2コア | 60GB(SSD)または 100GB(HDD) |
使えるねっと シルバー | 2GB | 2,728円/月~ | 2,200円 | 月額込み | 3コア | 50GB(SSD) |
Winserver WS21-2G | 2GB | 2,090円/月~ | 1,100円 | 770円/月 | 4コア | 130GB(SSD)または 220GB(HDD) |
4GBプランの料金比較
4GBプランの料金比較は以下の通りです。月額料金は最安の場合を表記しています
RDSライセンス込みで考えると「お名前.com」が一番安いです
プラン名 | メモリ | 月額料金 | 初期費用 | ライセンス | CPU | ディスク容量 |
お名前.com 4GBプラン | 4GB | 4,125円/月~ | 無料 | 月額込み | 4コア | 150GB(SSD) |
ConoHa WIN4GB | 4GB | 3,905円/月~ | 無料 | 770円/月 | 4コア | 100GB(SSD) |
さくらのVPS W4G | 4GB | 4,290円/月~ | 無料 | 924円/月 | 4コア | 200GB(SSD) |
使えるねっと ゴールド | 4GB | 5,698円/月~ | 2,200円 | 月額込み | 4コア | 100GB(SSD) |
Winserver WS21-4G | 4GB | 3,850円/月~ | 1,100円 | 770円/月 | 5コア | 180GB(SSD)または 300GB(HDD) |
6,8,10GBプランの料金比較
6GB~10GBプランの料金比較は以下の通りです。月額料金は最安の場合を表記しています
メモリやCPU、ディスク容量がバラバラなので単純な比較はできませんが、「お名前.com」や「ABLENET」のWin4のコスパがいいです
プラン名 | メモリ | 月額料金 | 初期費用 | ライセンス | CPU | ディスク容量 |
お名前.com 8GBプラン | 8GB | 6,125円/月~ | 無料 | 月額込み | 8コア | 200GB(SSD) |
ConoHa WIN8GB | 8GB | 7700円/月~ | 無料 | 770円/月 | 6コア | 100GB(SSD) |
さくらのVPS W8G | 8GB | 8470円/月~ | 無料 | 924円/月 | 6コア | 400GB(SSD) |
ABLENET Win3 | 6GB | 初回:2,783円/月~ 更新:4,065円/月~ | 無料 | 1100円/月 | 4コア | 150GB(SSD)または 200GB(HDD) |
ABLENET Win4 | 10GB | 初回:4,246円/月~ 更新:6,056円/月~ | 無料 | 1100円/月 | 5コア | 150GB(SSD)または 200GB(HDD) |
使えるねっと プラチナ | 8GB | 7,348円/月~ | 2,200円 | 月額込み | 6コア | 200GB(SSD) |
Winserver WS21-8G | 8GB | 5,940円/月~ | 1,100円 | 770円/月 | 9コア | 500GB(SSD)または 850GB(HDD) |
FXにおすすめの海外VPS
海外VPSを使うメリット・デメリット
FX用のVPSを選ぶ場合「海外のVPSサービスを使う」という手もあります。海外のサービスを使うメリットは「遅延を抑えられること」です
一般的に、FXの取引サーバーとVPSの物理的な距離が近いと速度の遅延が少なくなります
海外FX業者を利用している場合、取引サーバーと同じ地域に設置されているVPSを使うことで若干有利になるわけです
一方で、海外のVPSには以下のようなデメリットもあるので注意が必要です
- トラブル対応が遅いことがある
- サポートが英語
- 最近は円安の影響で利用料金が割高になりがち
- 日本の決済手段が使えないことも
上記のデメリットを許容できるのであれば海外FX業者を選ぶのもアリでしょう
なお、お名前.com デスクトップクラウドは東京だけでなくニューヨークにもサーバー置いているので、海外サーバーが使いたい場合にはお名前.com デスクトップクラウドも検討してみてください
VULTR

FX用の海外VPSとしては「VULTR」が人気です。世界中にサーバーを設置しているのが特徴で、本記事の執筆時点では世界27か所にサーバーがあります(日本のサーバーも選択可能です)
↓VULTRのサーバー設置地域(リージョン)
- ロンドン
- ニューヨーク
- パリ
- フランクフルト
- シンガポール
- シドニー
- 東京 など
通信速度や安定性に関しても申し分ないので、海外サーバーの使えるVPSをお探しならVULTRを検討してみてください
ただし、管理画面は日本語に対応していないので、必要に応じてブラウザの翻訳機能を使うといいと思います
【VULTRのメリット】
世界中のサーバーが使える
通信速度・安定性が優れている
【VULTRのデメリット】
日本語非対応
サポートが不十分
ネット上の情報が少ない
結局どれがおすすめ?
本記事ではオススメのFX用VPSを6つ(国内5+海外1)紹介しましたが「結局どれを選べばいいの?」と思った方も多いのではないでしょうか?
個人的にはFXに特化している「お名前.com デスクトップクラウド」が一番オススメ。FX専用ということもあって設定が簡単です
↓お名前.com デスクトップクラウドのメリット
MT4インストール済み(MT5に切り替え可能)
設定が簡単
アメリカのサーバーあり
稼働率保証あり
初期費用なし
ただし、更新料が若干高いプランもあるので、できるだけ費用を抑えたいという方は他社サービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか
無料のVPSは条件が厳しい
海外のFX業者の中には、自動取引用のVPSを無料で提供している場合もあります。「無料」と聞くとお得に感じるかもしれませんが厳しい条件があるので基本的に避けたほうがいいです
たとえば、「FOREX.com」という海外FX業者の場合、「口座の開設が必須」「口座残高が30万円以上である必要がある」「月間取引量が50万通貨以上でなければならない」といった条件があります。一般人にとってはかなり高いハードルと言えるのではないでしょうか
VPSの無料条件を満たそうと無理に取引をして損をするくらいなら、本記事で紹介したような格安のVPSを別途契約したほうが賢明かと思います
FX専用VPSと通常のVPSの違いは?
本記事では6つのVPSサービスを紹介しましたが、このうち「お名前.com デスクトップクラウド」と「使えるねっと」はFX専用のVPSサービスとなっています
FX専用VPSはFXの利用に特化しているだけあって通常のVPSに比べて利点が多いです
- MT4がインストール済み
- 面倒な設定が不要
- 余計なアプリが入っていないので高いパフォーマンスを発揮できる
「自分で設定するのが面倒」とか「余計なアプリにリソースを割きたくない」という場合にはFX専用VPSを選んでおけば間違いないかと思います
当たり前ですが、FX専用VPSは他の用途に使うのには向いていません。たとえば、「ゲーム用のマルチサーバーを立てたい」「Wordpressで作ったブログを公開したい」といった用途には使えないので注意してください

大手VPSサービスを徹底比較!
別記事にて大手VPSサービス9社を徹底比較しました
スペックの近い料金プランを一覧表にしてあるので、コスパのいいプランが一目で分かります
「VPSを選ぶ際にチェックすべきポイント」や「VPSと共用サーバーの違い」などについても詳しく解説してあります。ぜひご覧ください↓

