【簡単】Windows11でバックアップを取る方法
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はWindows11でバックアップを取る方法を紹介していきます
バックアップに必要なもの、HHD/SSDの選び方
必要なものは、バックアップしたいWindowsパソコンとバックアップ用の外付けHDD/SSDのみです
本記事で紹介する「システムイメージの作成」によるバックアップの場合、Windowsの標準機能だけで完結するので、別途ソフトをダウンロードする必要もありません
バックアップ用の外付けHDD/SSDについて、「HDDとSSDの違いは何?」と思う方もいるかもしれませんが、以下の違いを押さえておけばOKです
読み書きの方式 SSD:メモリーチップに読み書き HDD:回転する円盤に書き込み
- コスパ 容量に対する価格はHHDのほうが安い
- データ転送速度 SSDのほうが圧倒的に速い(バックアップがすぐ完了)
- 動作音 SSDのほうが静か
- コスパで選ぶならHDD、転送速度で選ぶならSSDって感じですね
ちなみに、HDDはHard Disk Drive(ハード ディスク ドライブ)の略、SSDはSolid State Drive(ソリッド ステート ドライブ)の略となっています
HDD/SSDの容量については、自分のパソコンに保存されているデータ量を考慮して決めてください
Window11の場合、パソコン本体(Cドライブ)に保存されているデータ量は以下の手順で確認できます
- 「設定」を開く
- 左の「システム」をクリック
- 「記憶域」をクリック
- 「ローカルディスク」の「使用済み」を確認する
本記事で紹介する「システムイメージの作成」機能を使ったバックアップでは、Cドライブのほかにもバックアップするデータがあるので、上で確認した使用済みデータ量よりも大きな容量が必要です
僕の環境だと、ローカルディスク(C:ドライブ)の使用済み容量が92.6GBだったのに対し、バックアップに必要な空き容量は96GBと表示されました
さらに、今後パソコンを使うことでバックアップ容量が増えていくことが予想されるので、現在ローカルディスクに保存されている容量よりもかなり大きめの容量のを買うようにしましょう
↓ちなみに僕はI-O DATA製のHDD(1TB)を使っています。国内製造で全品検査しているとのことなので安心して使用できます
あと、インターフェースの規格も見ておくといいでしょう。パッケージを見てみると、「USB 3.0」などと書いてあると思いますが、この数値が大きいほど速いと思ってもらってOKです
ちなみにUSB 3.0はUSB 2.0の5倍、USB 1.1の200倍の速さでデータ転送できます
「システムイメージの作成」によるバックアップ手順
バックアップはいくつかの方法で実行できますが、ここではWindowsの標準機能である「システムイメージの作成」機能を使っていきましょう
はじめにバックアップ用のHDD/SSDをパソコン本体に接続します
HDD/SSDを接続したら、スタートボタン(画面の左下にあるWindowsのアイコン)をクリックします
上のほうに検索ボックスがあるので「コントロールパネル」と入力
すると、最も一致する検索結果のところに「コントロールパネル」が表示されるので、ダブルクリックして開きます
コントロールパネルを開くと上のような画面が表示されるので「システムとセキュリティ」のところにある「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックしてください
左のほうに「システムイメージの作成」という項目が出てくるのでクリック
バックアップディスクの検索が始まり、下のような画面に切り替わります
「ハードディスク上」のところにバックアップ用のHDD/SSDが表示されているはずです。空き容量を確認し、右下の「次へ」をクリックしてください
※以前に作成したバックアップデータがある場合、「ドライブ上の最新バックアップ:日付」と表示されます
「バックアップの設定を確認します」という画面が出てくるので、バックアップに必要なディスク容量などを確認してください
おそらく「次のドライブのバックアップが作成されます」のところには、以下の3項目が表示されているはずです
- EFIシステムパーティション
- (C:) (システム)
- Windows RE tools (システム)
なお、お使いの環境によっては、「Windows RE tools (システム)」が「Windows回復環境 (システム)」になっているかもしれませんが、同じ意味なのでOKです
バックアップの設定に問題がなければ、右下の「バックアップの開始」をクリックしてください
すると、自動でバックアップが始まります(僕の環境だと1時間弱かかりましたが、使用するデバイスによって大きく異なります)
バックアップ完了後に「システム修復ディスクを作成しますか?」というメッセージが表示されるはずなので、必要に応じて「はい」をクリックしておきましょう
なお、システム修復ディスクの作成には空のCDまたはDVDが必要です。接続していないと下のようなエラーメッセージが表示されます
これでシステムイメージによるバックアップは完了です
復元方法については本記事では割愛させていただきますが、「システムイメージ 復元」などと検索すれば手順が見つかるかと思います