ノートパソコンのバッテリー持ちが悪いときの対処法
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はノートパソコンのバッテリー持ちが悪いときの対処法を解説していこうと思います
※文中の設定手順はWindows11とmacOS Montereyのものを記載していますが、他のバージョンでも大差ないはずです
まずは劣化具合を確認
購入時よりもバッテリー消費が激しいという場合には、バッテリーが劣化している可能性があります
WindowsやMacではバッテリーの劣化具合を簡単に確認できるので、バッテリーが状態が怪しいと感じる人はとりあえず調べてみるのがいいと思います
Windowsでバッテリーステータスを確認
Windowsでバッテリーの劣化具合を確かめる手順は以下の通りです↓
まず「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」というウィンドウを表示させてください
「名前」の部分に「cmd」と入力して「OK」をクリック
黒い背景のコマンドプロンプトが表示されるので「powercfg/batteryreport」と入力して、「Enter」キーを押してください
すると「バッテリー寿命レポートがファイルパス●●●に保存されました」と表示されます
●●●の部分(C:¥Users から battery-repot.html まで)をドラッグで選択。「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押してコピーください
Chromeなどのブラウザを起動してアドレスバーをクリック。「Ctrl」キーと「V」キーを同時に押してペーストし「Enter」キーを押下
これで「Battery report」が閲覧できるようになります↓
Installed Batteriesのところにある「DESIGN CAPACITY」がパソコン購入時のバッテリー容量を、「FULL CHARGE CAPACITY」が現在のバッテリー容量を表しています
FULL CHARGE CAPACITYがDESIGN CAPACITYを大きく下回っている場合は、バッテリーがヘタっている証拠なので、バッテリーを交換するなり本体ごと買い換えるなりしたほうがいいかもしれません
手順が分かりにくい場合は、できるネットさんの解説↓が参考になるかと思います
ノートPCのバッテリーのヘタリ具合を確認する方法。Windows標準のBattery reportを使う
Macでバッテリーステータスを確認
続いてはMacでの手順を紹介します
Macでバッテリー状態を確認するのは超簡単。Optionキー( ⌥ のマーク)を押しながら、画面上部に表示されているバッテリーのアイコンを押すだけですぐに確認できます
「状態:正常」と表示されたら、バッテリーの交換は不要です
それ以外の表示が出てきた場合にはバッテリーが劣化しているのは間違いないので、バッテリーを交換するなり本体ごと買い換えるなりしたほうがいいかもしれません
以下、バッテリーステータスの表示内容と詳細です(Apple公式サイトから引用)
正常 | バッテリーは正常に機能しています。 |
---|---|
間もなく交換 | バッテリーは正常に機能していますが、蓄電能力が新品時と比較して低下しています。メニューバーに表示されるバッテリー状況を定期的に確認し、バッテリーの状態に気を配っておいてください。 |
今すぐ交換 | バッテリーは正常に機能していますが、蓄電能力が新品時と比較して大幅に低下しています。コンピュータを使い続けても安全面に支障はありませんが、充電能力の低下のせいで作業効率が悪くなるようであれば、Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダにお持ちください。 |
バッテリーの交換修理 | バッテリーは正常に機能していません。適正な電源アダプタに接続している間は Mac を問題なくお使いいただけますが、できるだけ早く Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダにお持ちください |
バッテリー消費を抑える方法(Windows&Mac)
バッテリー消費の激しいソフトを確認&停止
バッテリーに問題がないのにも関わらず、バッテリー持ちが悪いという場合には、特定のソフト(アプリ)が無駄に電気を消費している可能性があります
どのソフトがどれくらいの電気を使っているかを確認して、バッテリー消費の激しいソフトを制限すればバッテリー持ちが改善されるはずです
↓アプリごとのバッテリー消費を確認する手順
【Windows】設定⇒システム⇒電源&バッテリー⇒バッテリーの使用状況
【mac】上部にあるメニューバーのバッテリーアイコンをクリック⇒エネルギー消費が激しいアプリケーションをクリック(※スポットライトからアクティビティモニタへ移動すると詳細な情報が確認できます)
バッテリーセーバーをオン
一般的にパソコンには電力消費を抑える「バッテリーセーバー」という機能が搭載されています
一部の機能が制限されるものの、電池持ちはかなり改善されるはずです
バッテリーセーバーは以下で設定できます
【Windows】設定⇒システム⇒電源&バッテリー⇒バッテリー節約機能を設定する
【mac】システム環境設定⇒省エネルギー⇒スリープなどの設定をする
ダークテーマ
有機ELを搭載しているノートパソコンなら、ダークテーマを使用することでバッテリー持ちを改善できる可能性があります
以下の手順でダークテーマの切り替えることが可能です
【Windows】設定⇒個人用設定⇒色⇒「モードを選ぶ」で「ダーク」を選択
【mac】システム環境設定⇒一般⇒外観モードを「ダーク」に設定
それでもダメなときは、、、
上記の方法を試してもバッテリー持ちが改善されないという場合には、完全にバッテリーが劣化しきっている可能性があります
そうなると、設定項目を見直したところで大した成果は得られないので、素直に新しいパソコンを買うことをオススメします
バッテリー持ちのいいノートパソコンについては下の記事にまとめてあるので、興味のある方は覗いてみてください
「買い替えたいけど新品は高すぎる…」という場合には、中古パソコンを買うのも1つと手でしょう
中古パソコンと聞くと「バッテリーが劣化してそう」と思う方もいるかもしれませんが、中古パソコン専門店ならバッテリーの劣化具合を購入前に教えてくれる場合があります
オススメの中古パソコン専門店については以下の記事にまとめてあるので、ぜひご覧ください
モバイルバッテリーで対処するのもアリ
「わざわざ出す新しいパソコンを買うのは気が引ける…」という方はモバイルバッテリーを使いましょう
モバイルバッテリーはスマホ向けが一般的ですが、中にはノートパソコンで使用しても耐えられるような大容量のモバイルバッテリーも売られています
出力端子にAC(コンセント)があるタイプなら、ポートの種類に関わらず使えるので、汎用性を重視するならAC対応のモバイルバッテリーがオススメです
ただし、中には出力やバッテリー容量が極端に少ないものもあるので、購入前によくチェックするようにしましょう
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