大学生が絶対に覚えておくべきExcelのショートカット
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は大学生が覚えておくべきExcelのショートカットを解説していこうと思います
エクセル用語の解説
高校までエクセルを使ったことがない人にとって、エクセルの専門用語は聞き馴染みがないかもしれません
そこで、ショートカットキーを紹介する前に、Excelの基礎用語を軽く紹介していきます
エクセルファイルに関する主な用語は以下の通りです
ブック/ブックファイル | Excelファイルのこと。 |
セル | ひとつひとつのマス。 ここに数値や数式を入力する。 A列の1行目のマスは「A1セル」と呼ばれる |
シート | セルが敷き詰められた領域。 ファイルを1冊の本と見立てた場合、シートはページに相当する。 下の方の「+」ボタンで新しいシートを追加可能 |
タブ | 画面上部の「ファイル」「ホーム」「挿入」といったボタンのこと。 |
行 | 横方向のセル全体 |
列 | 縦方向のセル全体 |
書式 | セルの色や枠などの情報 |
他にも色んな専門用語がありますが、上記の用語だけ覚えておけばOKだと思います
Excelは計算をするためのものなので、数式を扱うことになります
数値や数式はセルに入力することになるのですが、「12」のような普通の数字のことを「数値」というのに対し、「=10+2」「=A1+B3」「=AVERAGE(A1:A10)」といった「=」で始まる計算式を「数式」と呼びます
例えば、A1セルに「12」がB3セルに「6」が入力されていた場合、「=A1+B3」と入力することで自動的に「18」に変換されます
なお、「10+2」のように「=」なしで入力した場合には、数式ではなく単なる文字列として認識されるため、「12」に変換されることはありません
あと、エクセルの重要な機能として「オートフィル」を覚えておくと便利です
オートフィルというのは、すでに入力されたセルの値を参照して自動的に連続した値を入力してくれる機能です。
セルの右下にマウスポインタを合わせると「+」の形に変わります。この状態で下か右にドラッグするとオートフィルが実行されます
わかりづらいと思うので例を見ていきましょう。
例えば、「月曜日」と入力されたセルの右下にマウスポインタを合わせて、縦方向にオートフィルすると、「火曜日」「水曜日」「木曜日」、、、と自動的に入力されます
曜日だけでなく、日付や数値、数式もオートフィル可能です
C1セルに「=A1+B1」と入力して縦方向にオートフィルすると、「=A2+B2」「=A3+B3」「=A4+B4」、、、と勝手に入力してくれるわけです
オートフィルは非常に便利な機能なのですが、「$」を活用することでさらに便利に使えるようになります
「$」が意味するのは「直後に入力された行番号・列番号の固定化」です
先ほど「=A1+B1」を下にオートフィルすると「=A2+B2」「=A3+B3」「=A4+B4」、、、のように入力されると言いましたが、状況によっては「=A1+B2」「=A1+B3」「=A1+B4」、、、のように入力したい場合もあるかと思います
そういうときには、「=A$1+B1」をオートフィルすることで「=A1+B2」「=A1+B3」「=A1+B4」、、、と入力可能です。「$」のあとの行番号「1」が固定されてオートフィルされるわけですね。
オートフィルがイマイチ理解できない…」という場合は検索してみると良いかと思います。いろんなサイトで詳しく説明されているので、すぐに理解できるはずです
基本的なショートカット
前置きがだいぶ長くなりましたが、ここからはショートカットに紹介に移っていきます
まずは、覚えておいて損はない超定番のショートカットを紹介していきましょう
- 「Ctrl」+「C」 :選択したセルのコピー
- 「Ctrl」+「X」 :選択範囲を切り取り
- 「Ctrl」+「V」 :コピーした内容を貼り付け
- 「Ctrl」+「S」 :ファイルの上書き保存
- 「Ctrl」+「Z」 :直近の操作を取り消す
- セル右下の黒い十字をダブルクリック:下までオートフィル
選択範囲の変更・制御
- 「Shift」+「Space」 :選択したセルを含む行全体(横方向)を選択
- 「Ctrl」+「Space」 :選択したセルを含む列全体(縦方向)を選択
- 「Ctrl」+「Shift」+「+」 または「Ctrl」+テンキーの「+」:行または列の挿入
※行を選択しているときは行が挿入される。列の選択時は列が挿入される。 - 「Ctrl」+「Shift」+「↓」:下まで一括選択
数式・文字列の入力・編集
- 「Ctrl」+「Alt」+「V」:形式を選択して貼り付けのダイアログを表示
- 「Ctrl」+「Alt」+「V」→「V」→「Enter」:値のみ貼り付け
- 「Ctrl」+「Alt」+「V」→「F」→「Enter」:数式のみ貼り付け
- 「Ctrl」+「Alt」+「V」→「T」→「Enter」:書式のみ貼り付け
- 「Ctrl」+「;」:現在の時刻を入力
- 「Ctrl」+「:」:現在の時刻を入力
- 「Ctrl」+「Shift」+「1」 :選択範囲の数値に桁区切り記号を入れる
※1000が1,000になる - 「Alt」+「Enter」:セル内で改行
ショートカットの表示
一般的にショートカットは覚えておくものですが、Excelのショートカットは膨大なので、すべてを覚えるのは実質的に不可能です
暗記していないショートカットを使う場合には、「Alt」キーを押しましょう
「Alt」キーを押すと、画面上部のタブやボタンにアルファベットが表示されます。このアルファベットを押すと該当する機能を呼び出すことが可能です