【東大進振り】高得点を取るにはどうすれば良い?履修の組み方を徹底解説!
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)です
今回は東大新入生向けに「正しい履修科目の選び方」をお伝えしていこうと思います
※この記事は数年前に書いたものです。古い情報が含まれます
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何を重視して選ぶか
履修において重視すべきポイントは以下の二つ
「自分の興味に合っているか」と「点数が取りやすいか」です
Web上で公開されているシラバスには、どの講義でどんな授業をやるのかが詳細に記されています
シラバスを見て面白そうな授業があったら、その教科を優先して履修するようにしましょう
特に取りたい授業がないという方は「点数の取りやすさ」で決めるのが良いと思います
「どの学部に行くか決まっていない」という人は、進学の幅を狭めないためにも、進振りで高得点を取っておくようにしましょう
「点を取りやすい講義」の選び方
大学では成績の評価方法は教授によって異なります。出席とレポートで成績をつける人もいれば、1回の試験の点数のみで評価する人もいます。
点数のつけ方も教員ごとに違い、「優」をたくさん出す教員もいれば、全く出さない教員もいる
そのため同じ教科でも、厳しい教員の講義では多くの学生が単位を落とし、優しい教員の講義では4割近くの人が「優」をもらえる、なんてことがよくあるのです
では、「点を取りやすい講義」はどうやって選べばいいのでしょうか。
教授の評判を確認する
点を取りやすい講義を選ぶ際には情報を集める必要があります
ここで役に立つのが「逆評定」です
逆評定とは「時代錯誤社」が出版する冊子で、単位や点数は取りやすいか、成績の評価方法は何かなどが書いてあります
また成績評価方法や教員の厳しさなどを総合的に評価した「鬼仏度」という項目もあり、どの教員がオススメか一目でわかるようになっています
逆評定を見たり、先輩のアドバイスを聞いたりして履修する科目を決めると良いでしょう
優3割規定の例外
東大には「優3割規定」という制度があります。
優3割規定とは「1つの講義に対し、優(80点以上)を全体の3割程度しか出してはならない」という決まりです。
つまり、優3割規定が適用される講義では、全ての授業に真面目に取り組み、試験で高得点をとっても、自分を上回る生徒が多ければ「優」を取ることができないのです
極端な例を挙げると、1つの講義に優秀な生徒ばかりが集中した場合、たとえ全員が100点を取る実力があったとしても、約3割は100点、残りの生徒は79点になってしまいます
このように進振りで高得点を目指す学生にとって「優3割規定」は大きな障壁となるのです
では優3割規定の影響を避けて高得点を狙うにはどうすればいいのでしょうか
簡単です。優3割規定外の講義を受ければいいのです
優3割規定外の講義として有名なのが「身体運動・健康科学実習」、通称「スポシン」です
出席さえしていればほぼ確実に「優」がもらえます
スポシンは1年生の必修科目ですが、2年生も履修することができるので2Sで何を取ろうか迷っているという方にオススメです
他にも「惑星地球科学実習」や「宇宙科学実習」など実習系の授業は優3割規定が適用されないことが多いです(希望者多数の場合、抽選を実施することもあるので注意してください)
実験も優3割規定外であることが知られています
全出席し課題を忘れずに提出すれば優が来るはずです
あと穴場なのが「マイナーな言語」です
優3割規定は履修者数が20人に満たないときには適用外となります
そのため優を求めて、アラビア語や古代ギリシア語など履修者が少ない言語を選ぶ人がたまにいます
知り合いの多さ
大学の講義で点数をとるには「知り合いの多さ」も重要になってきます
理由は主に2つ
1つ目は「休んだ時に頼りになるから」です
同じ講義に知り合いがいないと授業を欠席した場合、テスト範囲や講義内容を聞き逃したり、配布資料がもらえなかったりした時にどうしようもなくなってしまいます
休んだ時に困らないように、可能な限り友人と一緒に履修するようにしましょう
2つ目は「過去問を集めやすくなるから」です
東大の授業では短期間で多くのことを学びます
試験範囲の内容を全て完璧に理解するのはほぼ不可能です
そのため試験で高得点を取るには過去問を研究することが重要になってきます
とはいえ、授業で過去問が配られることは滅多にないので自分で集める必要があります
過去問は先輩からもらうのが一般的ですが、地方出身者など先輩が少ない人は過去問を集めるのが困難です
その際、同じ講義に名門校出身の知り合いがいると、その人を通じて先輩から過去問を集めやすくなります
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選択科目を履修する時期
選択科目を履修する時期も重要になってきます
ここでは進振りに影響する1年Sセメスターから2年Sセメスターまでのどの時期に選択科目を履修すべきか説明していこうと思います
1年Sセメスター
1年のSセメスター(1S)は必修が週に10コマ以上あり、かなり忙しいです
そのため選択科目をたくさん履修しても、必修科目の勉強で手一杯で選択科目の勉強をする暇がない、ということはよくあります
実際、僕の友人の中にも選択科目を撤退したという人が多く、1Sに授業を入れすぎたことを後悔しているという話はよく聞きます
1Sの授業は大抵来年のSセメスターでも開講されるので、時間に余裕のある2Sで受講するのが良いでしょう
1年Aセメスター
1年のAセメスターも1S同様かなり忙しいです
そのため「選択科目は時間に余裕のある2年次に受講するのが良い」と言いたいところですが、そうはいきません
というのも1Aの授業は2Sで開講されないことが多いからです
もし1Aで興味のある科目があるなら、無理のない範囲で履修するのが良いでしょう
2年Sセメスター
2年のSセメスターは必修が少なく、比較的時間に余裕があります
理系の場合、2S1タームには必修が週4コマありますが、2S2には0コマになります
さらに文系は2Sセメスターに1つも必修がありません
そのためほとんどの時間を選択科目に費やすことが可能です
まとめ
今回は東大の履修について説明しました
自分の目的に合った履修をすることが快適な大学生活を過ごせるかに大きく関わってきます
正しく履修科目を選んで最高の大学生活を送りましょう!
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以上、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)でした