E Ink・電子ペーパー

【2022年最新】電子ペーパー端末をマニアが徹底比較する

ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です

今回は電子ペーパー大好きな僕が、日本国内で販売されている電子ペーパー端末を徹底比較していきます

「そもそも電子ペーパーって何?」「液晶ディスプレイや有機ELと何が違うの?」という方は、以下の記事を先に読んでください

【最終更新:2022年1月8日 公開:2022年1月8日】

主に4種類に大別される

2022年時点では、電子ペーパーを搭載したデバイスは以下の4種類に分けられます

  1. 電子書籍の閲覧に特化したもの
  2. 筆記目的で作られたもの
  3. 何にでも使えるAndroid搭載機種
  4. 特殊な用途に使われるもの

ひとつひとつ見ていきましょう

電子書籍に特化した機種

画像:kindle paperwhite

おそらく電子ペーパーと聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「Kindle端末」だと思います

知らない人のために一応説明しておくと、「Kindle端末」というのはAmazonが運営する電子書籍ストア「Kindle」で買った本を読むことができる専用リーダーです(↑の画像参照)

専用リーダーなだけあって、読書を快適にする機能が満載なのがKindle端末の特徴といえます。たとえば「ページめくり機能」「暖色系のフロントライト」なんかが代表的です

Kindleのライバル的存在である「楽天Kobo」も専用リーダーを販売しており、こちらも電子ペーパーを搭載しています

余談ですが、楽天Koboほうがより汎用的なフォーマットで電子書籍を販売しているので、個人的にはKindleより好きです(↓関連記事)

筆記目的で作られた機種

画像:富士通「クアデルノ」

電子ペーパーの採用先として「電子書籍リーダー」の次に使われているのが、筆記用のタブレット。いわゆる「電子ノート」ってやつです

使ってみたことのある方なら分かると思いますが、電子ペーパーは本物の紙さながらの見た目をしています(電子”ペーパー”って言うくらいですからね)

そのため、普通の紙と同じように文字を書いていても、けっこう違和感なく書けるという利点があります

あと筆記用の端末は、ペンを当てた際に滑りにくいように加工されている機種がほとんどなので、iPadのようにペーパーライクフィルムを別途購入する必要はありません

その他「専用のペンが付属する」「アプリを購入しなくても手書きができる」というのもGoodポイントです

Android搭載機種

画像:カラー対応の「BOOX Nova Color」

知名度は低いかもしれませんが、Androidを搭載した電子ペーパー端末も存在します

「BOOX」や「Likebook」などの機種が代表的です

電子ペーパーと液晶・有機ELはまったく別物なので、普通のAndroidタブレットみたいにサクサク動くわけではないですが、Androidアプリがインストールできるっていうのはデカイと思います

kindleや楽天Koboの電子書籍はもちろんのこと、他のストアで買った電子書籍やニュースアプリ、Webサイトも閲覧可能です

汎用的な電子ペーパー端末が欲しいなら、Android搭載機種を選ぶようにしましょう

その他の電子ペーパー搭載機種

画像:SONY FES Watch

あとは特別枠として「電子ペーパー搭載のスマートウォッチ」「電子ペーパー搭載のスマホ」「電子ペーパー搭載のパソコン」「ボディに電子ペーパーを使用した自動車」などがありますが、一般にはあまり普及していません

  • 電子ペーパー搭載の腕時計:スカーゲン「JORN HYBRID HR」、ソニー「FES Watch」など
  • 電子ペーパー搭載のスマホ:ハイセンス「A5 Pro CC」など
  • 電子ペーパー搭載のパソコン:レノボ「ThinkBook Plus」など
  • 電子ペーパー搭載の自動車:BMW「BMW iX Flow」

電子書籍で使える電子ペーパーを比較!

電子書籍用に電子ペーパー端末を選ぶなら「kindle」か「kobo」の2択です

kindleシリーズの中では、とにかく安い「Kindle」と、普段使いに必要十分なスペックを備えている「Kindle Paperwhite」が特に人気です

Kindle Paperwhite
created by Rinker

楽天koboの中から選ぶなら、コスパの良い「kobo clara HD」や、比較的大画面の「kobo saga」あたりがいいんじゃないでしょうか

各公式サイトにスペック比較表が掲載されていたので、一部表記を変えて引用させていただきます。以下のポイントをチェックしておくと選びやすいかもしれません

チェック項目概要
大きさ小さいと持ち運びやすい。
大きいと一覧性があがって読みやすい。
保存容量たくさん保存しておきたい人は32GBモデルを買うべき
解像度300ppi以上あれば鮮明。
マンがを読む場合には高解像度の機種を。
充電ケーブル持ち歩くならスマホと同じ充電器が使えると便利

Amazon Kindle現行機種のスペック比較

※表は横スクロール可能です

製品名KindleKindle PaperwhiteKindle Paperwhite
シグニチャーエディション
Kindle OasisKindle Paperwhite
キッズモデル
価格8980円~14980円~19980円~29980円~16980円~
デバイスサイズ160 mm x
113 mm x
8.7 mm
174 mm x
125 mm x
8.1 mm
174 mm x
125 mm x
8.1 mm
159 mm x
141 mm x
3.4-8.4 mm
175.5 mm x
129.2 mm x
13.5 mm
ディスプレイサイズ6インチ
反射抑制スクリーン
6.8インチ
反射抑制スクリーン
6.8インチ
反射抑制スクリーン
7インチ
反射抑制スクリーン
6.8インチ
反射抑制スクリーン
容量8GB
(SDカード使用不可)
8GB
(SDカード使用不可)
32GB
(SDカード使用不可)
8GB/32GB
(SDカード使用不可)
8GB
(SDカード使用不可)
解像度167ppi300ppi300ppi300ppi300ppi
フロントライトLED 4個LED 17個LED 17個LED 25個LED 17個
数週間持続
バッテリー
ワイヤレス充電対応
充電ケーブルmicro USBUSB-CUSB-Cmicro USBUSB-C
フラットベゼル
防水機能
色調調節ライト
明るさ自動調整機能
人間工学的デザイン
自動画面回転機能
ページ送りボタン
Kindle Unlimited
オプション
ブックカバー
表示機能
カラーブラック、ホワイトブラックブラックグラファイトKindle本体:
ブラック
キッズカバー:
ブラック、エメラルドフォレスト,
ロボットドリーム
接続wifiwifiwifiwifi またはwifi + 無料4Gwifi

kindle端末に関する詳細な解説は以下の記事を参考にしてください

楽天kobo端末のスペック比較表

※表は横スクロール可能です

機種名kobo elipsekobo sagekobo libra 2kobo clara HDkobo nia
税込価格46,990円
ペンとカバー含む
30,800円23,980円15,180円10,978円
ディスプレイ10.3 インチの
Carta E Ink HD
タッチスクリーン
8.0 インチの
Carta flush E Ink HD 1200
タッチスクリーン
7.0 インチの
Carta E Ink HD 1200
タッチスクリーン
6.0 インチの
Carta E Ink HD
タッチスクリーン
6.0 インチの
Carta E Ink HD
タッチスクリーン
解像度1872 x 1404 (227 ppi)1920 x 1440 (300 ppi)1680 x 1264 (300 ppi)1448 x 1072 (300 ppi)1024 x 758 (212 ppi)
内蔵メモリ容量
(使用可能領域)
約32GB
テキストベース:約28,000点分
コミック:約 700 点分
約32GB
テキストベース:約28,000点分
コミック:約 700 点分
約32GB
テキストベース:約28,000点分
コミック:約 700 点分
約8GB
テキストベース:約6,000点分
コミック:約 150 点分
約8GB
テキストベース:約6,000点分
コミック:約 150 点分
ストレージ拡張
(SDカードの使用)
×××××
バッテリー
持続時間の目安
数週間数週間数週間数週間数週間
ライトComfortLight
(フロントライト内蔵)
ComfortLight PRO
(フロントライト内蔵、
ナチュラルライト機能)
ComfortLight PRO
(フロントライト内蔵、
ナチュラルライト機能)
ComfortLight PRO
(フロントライト内蔵、
ナチュラルライト機能)
ComfortLight
(フロントライト内蔵)
サイズ227.5 x 193.0 x 7.6 mm181.4 x 160.5 x 7.6 mm161.6 x 144.6 x 9.0 mm157.0 x 111.0 x 8.3 mm159.3 x 112.4 x 9.2 mm
重さ383 g240.8 g215 g166 g172 g
ページめくり画面のタップ / スワイプ操作画面のタップ / スワイプ操作
ページめくりボタン付き
画面のタップ / スワイプ操作
ページめくりボタン付き
画面のタップ / スワイプ操作画面のタップ / スワイプ操作
防水IPX8 規格準拠
(水深 2 m / 最大 60 分耐久)
IPX8 規格準拠
(水深 2 m / 最大 60 分耐久)
ペンの使用
カラーミッドナイトブルーブラックホワイト/ブラックブラックブラック

kobo端末に関する詳細な解説は以下の記事を参考にしてください

手書きで使える電子ペーパーを比較!

画像:フリーノ

手書き用の電子ペーパーとしては、富士通クライアントコンピューティングが展開するQUADERNO(クアデルノ)か、大手文房具メーカー・キングジムの「フリーノ」がオススメです

大画面で手書きしたいなら「QUADERNO」を、携帯性を重視するなら「フリーノ」を買うのがいいと思います

各機種の詳細な解説は別記事↓をお読みください

以下、スペックの比較表です(スマホでお読みの場合には横スクロールしてください)

製品名QUADERNO A4
(Gen.2)
QUADERNO A5
(Gen.2)
フリーノ
画面サイズ13.3インチ(A4)10.3インチ(A5)6.8インチ
解像度1650×2200 ドット1404×1872ドット1,440×1,080(265dpi)
内部ストレージ32GB
※システム領域含む
32GB
※システム領域含む
32GB ※システム領域含む
外部ストレージ使用不可使用不可microSD カード(最大容量2GB)
microSDHC カード(最大容量32GB)
PDFの書き込み可能可能可能
ファイル形式.pdf.pdf.pdf/.png/.note
データ共有専用アプリでスマホ、
パソコンと連携可
専用アプリでスマホ、
パソコンと連携可
Email, Dropbox, Evernote
(2021年6月のアプデ後)
ペン充電不要充電不要充電不要
フロントライトありありあり
インターフェースUSB Type-CUSB Type-CUSB Type-C
重さ約368g約261g約240g(デジタルペンを含む)

Android搭載の電子ペーパーを比較!

最後にAndroid搭載の電子ペーパーを紹介しておきます

現在国内販売されている機種の中で特にオススメなのが「BOOX Nova3 Color」「Likebook P78」「BOOX Note3」の3機種。

カラー対応機種が欲しいなら「BOOX Nova3 Color」、安さで選ぶなら「Likebook P78」、大画面の機種が欲しいなら「BOOX Note3」を選ぶのが賢明です

スペックの詳細は以下のようになっています(スマホでお読みの場合には横スクロールしてください)

製品名BOOX Nova3 ColorLikebook P78BOOX Note3
画面サイズ7.8インチ7.8インチ10.3インチ
解像度1872 x 14041872 x 14041872 x 1404
モノクロPPI300PPI300PPI227PPI
カラーPPI100PPIカラー表示に非対応カラー表示に非対応
RAM3GB2GB4GB
内部ストレージ32GB32GB
microSDで128GBまで拡張可能
64GB
OSAndroid10.0Android8.1Android10.0
ペン対応○(4096レベル筆圧検知)×○(4096レベル筆圧検知)
ライトフロントライト(寒色)フロントライト(2色)フロントライト(寒色及び暖色)
厚さ7.7mm8mm7.1mm
バッテリー3150mAh3200mAh4300mAh

各機種の詳しい解説は以下の記事を参考にしてください