【2024年最新】楽天koboオススメ端末【徹底比較】
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は楽天koboで購入した電子書籍が読める専用端末を紹介していきます
※めちゃくちゃ長い記事なので、下の目次をご活用ください
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【最終更新:2022年1月8日 公開:2021年10月22日】
楽天koboとは?専用端末で何ができる?
オススメの端末を紹介する前に「楽天koboとは何か」「専用の電子書籍リーダーで何ができるのか」について軽く説明しておこうと思います
「もう知ってるよ!」という方は上の目次からオススメ機種紹介に移動してください
まず楽天koboとは、ネットショッピングやモバイル回線などでお馴染みの楽天が運営する電子書籍サービスです
もともとは、カナダの企業だったのですが、2012年に楽天に買収されて以降は「楽天Kobo」の名称でサービスが展開されています(ちなみにkoboはbookのアナグラムです)
楽天koboの魅力といえば、やはり専用の電子書籍リーダーが存在することかと思います
楽天koboの電子書籍リーダーには電子ペーパーが搭載されており、「目が疲れにくい」「直射日光が眩しい場所でもくっきり見える」「バッテリーが長持ちする」といった利点があります
あと、楽天kobo端末のメリットとして「読書を快適にする様々な機能が搭載されていること」が挙げられます
楽天koboの専用端末では以下のような機能が使用可能です
- 文字の拡大
- 辞書
- 専用ボタンによるページめくり(一部機種のみ)
- 高速ページめくり
- 時間に合わせてライトの色味を調整(一部機種のみ)
楽天kobo最新機種一覧!スペック表つき
前置きが長くなりましたが、楽天の電子書籍リーダーを紹介していきます
↓現行機種一覧
- kobo elipsa:大画面。ペン対応。
- kobo saga:フルスペック。性能を重視するならコレ
- kobo libra 2:7インチの絶妙サイズ。ホワイトあり
- kobo clara HD:コスパ最強。解像度は最高
- kobo nia:とにかく安い
kobo Elipsa
製品名 | Kobo Elipsa |
画面サイズ | 10.3インチ |
解像度 | 1872 x 1404 227PPI |
内部ストレージ | 32GB ※システム領域含む |
外部ストレージ | 使用不可 |
書き込み | 可能 |
データ共有 | Dropbox |
フロントライト | あり |
インターフェース | USB Type-C |
重さ | 約383g |
「大画面で読書を楽しみたい」という方、もしくは「電子書籍にメモをしたい!」という方には「kobo Elipsa」がオススメ。10.3インチの大型ディスプレイを搭載したkobo随一の大型モデルです
koboの電子書籍が読めるのはもちろんのこと、書籍への書き込みにも対応。ノート機能を使えば、電子ノートして活用することも可能です
作成したノートはPCとの有線接続やDropboxを使って共有することができます
kobo sage
製品名 | kobo sage |
画面サイズ | 8.0インチ |
解像度 | 1920 x 1440 300PPI |
内部ストレージ | 32GB ※システム領域含む |
外部ストレージ | 使用不可 |
書き込み | 可能 |
フロントライト | あり |
重さ | 約240.8g |
kobo sageはスペックに妥協したくない方向けのモデル。
約32GBの大容量ストレージに加え、ナチュラルライト機能ありのライト「ComfortLight PRO」を搭載。解像度も300ppiと申し分ありません
「ペン対応」&「防水仕様」なのも嬉しいポイントです
kobo libra 2
製品名 | kobo libra 2 |
画面サイズ | 7.0インチ |
解像度 | 1680 x 1264 300PPI |
内部ストレージ | 32GB ※システム領域含む |
外部ストレージ | 使用不可 |
書き込み | 可能 |
ライト | あり |
重さ | 約215g |
「防水の機種が欲しいけどsageは高すぎる…」という場合には「kobo libra 2」がオススメです
IPX8の高度な防水性能を備えているので、シャワーで水をぶっかけたくらいでは壊れません
他機種に無い魅力としては、7インチという絶妙なサイズのディスプレイを搭載していることと、現行機種で唯一ホワイトが選べることでしょうか
Kobo Clara HD
製品名 | Kobo Clara HD |
画面サイズ | 6.0インチ |
解像度 | 1448 x 1072 300PPI |
内部ストレージ | 8GB ※システム領域含む |
外部ストレージ | 使用不可 |
書き込み | 不可能 |
ライト | あり |
重さ | 約166g |
koboの端末選びで迷ったら「Kobo Clara HD」を選んでおけば間違いないでしょう
解像度は300PPIとkoboの中で一番良いですし、サイズも「157.0 x 111.0 x 8.3 mm」とコンパクトなので持ち運びもラクラクです
価格も約15,000円とお手頃。Koboシリーズの中で最もコスパの良い機種となっています
ただし容量は8GBとやや少なめ。防水非対応な点にも注意が必要です。
kobo nia
製品名 | kobo nia |
画面サイズ | 6.0インチ |
解像度 | 1024 x 758 212PPI |
内部ストレージ | 8GB ※システム領域含む |
外部ストレージ | 使用不可 |
書き込み | 不可能 |
ライト | あり |
重さ | 約172g |
とにかく費用を抑えたいなら「nia」一択です
こちらのモデルは10,978円という良心的な価格ながらも、読書を楽しみための機能は一通り揃っています
「ストレージは8GBで十分!」「解像度なんて大して気にしない!」「ペンとか使わないから安い機種がいい!」という方にはこちらの機種がオススメです
価格・スペック比較表
Koboの公式サイトに見やすいスペック比較表が掲載されていたので、一部改変・追加して引用させていただきます(表は横スクロール可能です)
機種名 | kobo elipse | kobo sage | kobo libra 2 | kobo clara HD | kobo nia |
税込価格 | 46,990円 ペンとカバー含む | 30,800円 | 23,980円 | 15,180円 | 10,978円 |
ディスプレイ | 10.3 インチの Carta E Ink HD タッチスクリーン | 8.0 インチの Carta flush E Ink HD 1200 タッチスクリーン | 7.0 インチの Carta E Ink HD 1200 タッチスクリーン | 6.0 インチの Carta E Ink HD タッチスクリーン | 6.0 インチの Carta E Ink HD タッチスクリーン |
解像度 | 1872 x 1404 (227 ppi) | 1920 x 1440 (300 ppi) | 1680 x 1264 (300 ppi) | 1448 x 1072 (300 ppi) | 1024 x 758 (212 ppi) |
---|---|---|---|---|---|
内蔵メモリ容量 (使用可能領域) | 約32GB テキストベースの本:約 28,000 点分 コミック:約 700 点分 | 約32GB テキストベースの本:約 28,000 点分 コミック:約 700 点分 | 約32GB テキストベースの本:約 28,000 点分 コミック:約 700 点分 | 約8GB テキストベースの本:約 6,000 点分 コミック:約 150 点分 | 約8GB テキストベースの本:約 6,000 点分 コミック:約 150 点分 |
ストレージ拡張 (SDカードの使用) | × | × | × | × | × |
バッテリー 持続時間の目安 | 数週間 | 数週間 | 数週間 | 数週間 | 数週間 |
ライト | ComfortLight (フロントライト内蔵) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight (フロントライト内蔵) |
サイズ | 227.5 x 193.0 x 7.6 mm | 181.4 x 160.5 x 7.6 mm | 161.6 x 144.6 x 9.0 mm | 157.0 x 111.0 x 8.3 mm | 159.3 x 112.4 x 9.2 mm |
重さ | 383 g | 240.8 g | 215 g | 166 g | 172 g |
ページめくり | 画面のタップ / スワイプ操作 | 画面のタップ / スワイプ操作 ページめくりボタン付き | 画面のタップ / スワイプ操作 ページめくりボタン付き | 画面のタップ / スワイプ操作 | 画面のタップ / スワイプ操作 |
防水 | – | IPX8 規格準拠 (水深 2 m / 最大 60 分耐久) | IPX8 規格準拠 (水深 2 m / 最大 60 分耐久) | – | – |
ペンの使用 | ○ | ○ | – | – | – |
カラー | ミッドナイトブルー | ブラック | ホワイト/ブラック | ブラック | ブラック |
目的別!オススメのkobo端末
コスパで選ぶなら
コスパで選ぶならエントリーモデルのniaがオススメ
ストレージ8GB+フロントライト搭載という普段使いに十分なスペックながらも10,978円(記事執筆時点)という低価格を実現しています
ただし、niaの解像度は他の機種に比べて低めなので、そこらへんを妥協したくない方はClara HD(15,180円)を買うのもアリかと思います
たくさん保存したいなら
保存可能な容量が気になるなら「大容量のモデルを買う」か「MicroSD対応機種を買う」のがいいと思います
目安としては小説のようなテキストベースの本は1冊1~20MB。漫画なら1冊40~150MB程度です
つまり保存容量が1GBの場合、小説なら50~1000冊、漫画なら10~25冊くらい保存できると思っておけば良いと思います
koboの場合、elipseとsage、libra 2が32GBの大容量ストレージを搭載しています
※残念ながらkoboの現行機種はすべてSDカードによるストレージ拡張には対応していません
漫画を読むなら
電子書籍リーダーで漫画を読むなら、ある程度解像度の高いものを使わないと絵がつぶれてしまいます
漫画を快適に読みたければ、解像度が300ppi以上のものを選ぶのが無難でしょう
現行のkoboであれば、sage、libra 2、clara HDの3機種が300ppiでの表示に対応しています
ちなみにppiという単位は「pixel per inch」の略で、「1インチ(約2.54cm)あたり何ピクセル表示されるか」を表しています
つまり、この数値が大きいほどキレイに見えるというわけです
クッキリとした文字・画像を閲覧したいなら、解像度の高いものを選ぶのが良いと思います
あと、elipsa、sage、libra 2の3機種は見開き表示に対応しているので、2ページに渡るコマが途切れることなく読めます↓
お風呂で読むなら
お風呂やキッチンで電子書籍を読むならsageかlibra 2がオススメ。
この2機種は防水規格の中でも最高の「IPX8」に準拠しています
「IPX8」というのは防水防塵性能を表す国際的な規格「International Protection」での最高性能を表す符号で、「継続的に水没しても内部に浸水することがない」ことを示しています
つまり、この2機種なら水没して壊れる可能性はかなり低いので、水場での使用を考えているならSgaかLibra 2のどちらかを買うようにしましょう
携帯性を重視するなら
持ち運びやすい端末を探しているなら、clara HDかniaがオススメ。
サイズはそれぞれ「157.0 x 111.0 x 8.3 mm」「159.3 x 112.4 x 9.2 mm」で非常にコンパクトで携帯性に優れています。
重さもclara HDが166gでniaが172gと軽いため、長時間持っていても手が疲れにくいです
メモを書き込みたいなら
電子書籍を読んでいるとちょっとしたメモ書きをしたくなることがあるかと思います
elipsaとsageなら、kobo純正のペン「koboスタイラス」での書き込みに対応しています
Android搭載の電子ペーパータブレットもアリ
ここまでは、kobo純正の電子書籍リーダーを紹介してきました
楽天は電子書籍に特化した端末なので、快適に読書を楽しむための機能が多数搭載されています
その一方で、基本的には楽天で購入した電子書籍しか読めないというデメリットもあります
厳密に言えば、自炊本やPDFファイルを取り込んで閲覧することも可能なのですが、それでも読めるコンテンツは限られますし、何しろ手間がかかります
そこでオススメしたいのが「Androidを搭載した電子ペーパー(E ink)端末」です
Android搭載のE inkタブレットならAndroidスマホのディスプレイだけをE inkに替えたような感じなので、ありとあらゆるアプリが使えます
例えば「日経電子版」や「dブック」といった専用の電子リーダーの存在しないコンテンツを読んだり、ニュースアプリを見たりといったことが可能です(もちろん楽天koboも読めます)
オススメの電子ペーパータブレットは以下の記事にまとめてあるので興味のある方はのぞいてみてください