【最新】WindowsやMacでgzipファイル(.gz)を解凍する方法
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はgzipファイルを解凍する方法について解説していきます
なお、本記事ではWindows11とMacでの操作方法を紹介していますが、Windows10以前のWindowsでも同様の手順で設定できるはずです
↓Windowsパソコンの動作を軽くする・高速化する設定方法
gzipとは
gzip(GNU zip)というのは、GNUプロジェクトによって開発された圧縮ファイル形式の一種です。拡張子は「.gz」となっています
gzipはUNIX系のOS(LinuxやmacOSなど)で使用される圧縮形式なので、Windowsユーザーだとあまり見かけないはずです
しかしながら「サーバーからデータをダウンロードする」といった場合には、Windowsユーザーでもgzip形式を使うこともあるかもしれません
ちなみに僕の場合、このブログのバックアップデータをXserverから自分のパソコンにダウンロードする際にgzip形式を使っています
gzipにはファイルアーカイバの機能がありません。そのため、複数のファイルを扱う際にはtarファイルをgzipとして圧縮するという方法を取ります(拡張子は.tar.gz)
gzipファイルは圧縮してできたファイルなので、いったん元のファイルの戻さないと使用できません
そこで本記事ではgzipファイルを元に戻す方法(いわゆる解凍)を紹介していきます
なお、Windows環境で使用されることの多い圧縮ファイル形式「zip」と名前が似ていますが、圧縮方法としてDeflate法が採用している点以外は無関係らしいです(参考:Wikipedia)
↓Windowsユーザーが使うべき便利な周辺機器
Windowsで解凍する方法
Windowsの標準機能だけではgzipを解凍することはできません(少なくとも僕の知る限りでは…)
そこで、フリーソフトを導入することにします
解凍さえできれば使用するソフトの種類は問いませんが、本記事では「7zip」というソフトを使って説明していきましょう(もちろん無料です)
まずは以下のリンクから7ZIPの公式サイトにアクセスしてください
上の方に「ダウンロード」と書かれたリンクがあるので、お使いのパソコンに合ったファイルをダウンロードしてください
自分のパソコンが64ビットなのか32ビットなのか分からない場合には、下記の手順で確認できます
- 画面下部のWindowsのアイコン(窓のアイコン)をクリック
- 「設定」をクリック
- 左側の「システム」をクリック
- 一番下の「バージョン情報」をクリック
- 「デバイスの仕様」の「システムの種類」を確認
ダウンロードリンクをクリックすると、拡張子が.exeのファイルがダウンロードされるので、クリックしてください。
「7-zip Setup」と書かれたインストーラーが開きます
インストール先のフォルダを指定したら、あとは「Install」ボタンを押せばOKです
インストールが完了すると、アプリ一覧に「7-ZIP」というフォルダが表示されます。これを開くと「7-Zip File Manager」というアプリが出てくるのでクリック
7ZIPマネージャーが開いたら、日本語に直しておきましょう(もとから日本語の場合にはそのままで大丈夫です)。上の「Tools」タブから「Options」を選びます
Optionsウィンドウが開いたら、右端の「Language」タブをクリックして、「Japanese(日本語)」を探して「OK」ボタンを押してください
これで日本語表示に切り替わったはずです
あとは7ZIPのはじめの画面に戻り、ファイルマネージャーでgzipのあるフォルダまで移動します
解凍したいgzipファイルを見つけたら右クリックしてください。「ここに展開」というボタンが出てくるのでクリック。
これで解凍が完了しました
Macで解凍する方法
Macの場合、ソフトをインストールすることなくgzipファイルを解凍できます
まず、アプリ一覧から「ターミナル」を開いてください
下記のコマンドを実行します(filepathの部分は解凍したいファイルのファイルパスに置き換えてください)
gzip -d filepath
たとえば、デスクトップにある「file.gz」を解答したい場合には以下のように入力してEnterを押します
gzip -d ~/Desktop/file.gz
オプションのdは「decompress」を意味します。他にもいろんなオプションがあるので気になる方は調べてみてください
↓Windowsパソコンの動作を軽くする・高速化する設定方法