【高校生】Z会だけで東大合格した僕が評判や特徴を解説【難しい?】
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)です
今回は塾に通うことなく「ほぼZ会だけで」東大に現役合格した僕が、Z会を実際に受講した感想や評判などを解説していきたいと思います
※「ほぼZ会だけで」というのは、高校生時代に塾や家庭教師を利用していなかったという意味です。当たり前ですが参考書は普通に使ってました。
なお、本記事はかなり長めなので、時間のない方は下の目次を活用してください(クリックすると該当箇所まで移動します)
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【最終更新:2023年7月6日】
Z会とは?学習スタイルを説明!
知っている方も多いとは思いますが、Z会の概要を軽く説明しておこうと思います
まず「Z会」とは難関校受験に強いことで知られる通信教育講座のこと。
通信教育といえばベネッセが運営する「進研ゼミ」が有名かと思いますが、ベネッセが基礎学力の向上に力を入れているのに対し、Z会は難関大志望者向けのサービスとなっています
Z会の学習スタイルは非常にシンプルです。
まず、Z会に申し込むとテキストと添削問題が自宅に送られてきます。
はじめにテキストで基本事項を覚え、問題を正しく読み解くためのメソッドを学びます。これにより、問題を解く上で必要不可欠な読解力、思考力を養います
続いて、テキストで学んだことをもとに添削問題に取り組みます。実際に答案を作成することで自分の理解できていない箇所を明確にできます
そして答案が出来上がったらZ会に提出。
数日後、答案が返却されたら、添削された答案やテキストを用いて復習をします
このように「解法の習得」→「問題演習」→「復習」を繰り返すことで学力向上につながるわけです
ここまで読んだ人の中には「問題演習するだけなら問題集買って解けばよくない?」と思う方もいるかもしれません。
しかしZ会には、ただの問題演習にはない「強み」が存在します。
本記事ではZ会ならでは利点を詳しく説明していこうと思います
Z会公式サイト(無料で資料請求できます)Z会のコース
Z会の「強み」について解説する前に、Z会で受講できるコースについて触れておこうと思います
Z会では学習のメインとなる「本科」と特定の問題形式に特化した「専科」の2種類の講座が設けられています。両方受講するのも良し、必要なほうだけ受講するのも良しです
学年 | コース |
高校一年生 高校二年生 | 【本科】5教科(タブレットでの学習も可能) 【専科】小論文などの対策 |
高校三年生 大学受験生(浪人など) | 【本科】志望大別コース 【専科】共通テスト攻略演習(6教科セット) |
なお、1教科のみ受講することも可能です
三年生になると志望大学別の個別試験対策+共通テスト対策が受講できるようになります(片方のみの受講も可能)
志望大学別コースはかなり細かく分けられており、その大学に特化した問題演習が可能です↓
- 東大コース
- 京大コース
- 医学科コース
- 難関国公立コース
- 早慶コース
- 難関私大コース
- 標準国公私大コース
志望大学のレベルに合わせてコースが選べるのは魅力的です
僕は東大コースを受講していたのですが、問題の難易度も問題形式も実際の東大入試に似ていたため、非常にためになりました
なお、選べるコースや料金は年度ごとに変わるので、事前に公式サイトでチェックしておくようにしてください↓
Z会のメリット
ここからは、僕が実際にZ会を利用してみて良かったと感じた点を紹介していこうと思います。
塾なしでレベルの高い教育が受けられる
僕は地方から東大を目指していたのですが、地元には大手の予備校は一切なく非常に困っていました。(駿台や河合塾なんてものは無かった…)
難関大対策をしている塾に通うには遠くまで出向く必要がありましたが、交通費も多くかかりますし、何より移動時間がもったいない。
そのとき出会ったのが通信講座・Z会です。
まず難関大受験者の悩みとして「自分の志望校に合った難易度の問題集が少ない」ことが挙げられますが、Z会では自分の学力に見合った程よい難易度の問題を取り寄せることができます
解説・添削に関しても優秀で、大手予備校や塾に通うのと同等、場合によってはそれ以上の丁寧な教育を受けることが可能です。
公式サイトに教材の見本が載っているので、興味のある方はのぞいてみてください
「わざわざ遠くまで足を運ばなくても、レベルの高い教育を受けることができる」というのが通信教育・Z会の長所だと思います
プロによる添削
Z会の添削は単なる丸つけではありません。間違えた問題の解説だけでなく、正解した問題についても、周辺知識やさらに良い解き方を教えてくれます。
自分で問題集を解いて丸つけをするだけだと、正誤判定するだけで満足してしまうことも多いと思います
また、全問正解した時なんかは「せっかく解いたのに何も得るものがなかった…」とガッカリすることもあるはずです
しかしZ会の添削では、当たった問題に関しても+αの情報を教えてくれるので、失敗から学ぶだけでなく、成功からも学ぶことができます
そして、Z会の添削が真価を発揮するのは英語と国語です
例えば東大入試の英語の場合、毎年のように自由英作文が出題されます
そこで受験生は自由英作文の対策をする必要があるわけですが、自分一人で自由英作文の学習をするのは非常に困難です
というのも解答を作成しても、自分の答案が正解なのか確かめようがないからです
英文和訳と違い、自由英作文は自分で書く内容を決められるので、模範解答と自分の解答が同じ内容になることはまずあり得ない。自分の解答に対する解説はどの問題集にも書いてない訳です
有名進学校に通っている人なら先生が丁寧に添削してくれるため問題ないと思いますが、普通の高校だとそうはいきません
結局「模範解答を眺めて終わり」という受験生が多いというのが実情です
しかし「自分の解答のどこが悪いのか」「どう修正すれば高得点が取れるのか」といったことを分析しなくては自由英作文の成績は伸びません
そこで活躍するのがZ会の添削です
Z会の添削では、受験のプロが一人一人に適した解説をしてくれます。毎年多くの高校生の添削を行っているだけあって、めちゃくちゃ的確です
英語なら文法事項や英作文で役立つ表現などを、国語なら解答作成の際のポイントなどを指導してくれます
大きな予備校がないような田舎の高校生でも丁寧な添削を受けられる、というのがZ会ならではの魅力だと思います
合格実績がすごい。難関大の対策も可
Z会の最大の強みは難関大対策が充実している点です。これは他の通信講座と比べて群を抜いていると言っていいでしょう
Z会には志望大別の講座があり、自分の目指す大学に特化した対策ができます。
入試予想問題が実際の試験の内容に近いのも特徴的。
大学ごとに入試問題にはクセがあるため、出題傾向をきちんと把握し、適切な対策がとれるかが受験の鍵を握ります
東大、京大といった難関大学向けの問題集は数が限られているため「もっと難問を解きたい!」という場合に重宝します
Z会を利用して東大に合格した人は2020年度だけでも1000人を超えます(塾と併用してる人も多い印象です)
むしろ「Z会やってないと不利になる」ってレベルでZ会を受講していた合格者が多いです
これほどの合格実績が残せるのはZ会の難関大対策が万全だからだと思います
自分の志望大学に受かった先輩のうち、どれほど多くの人がZ会を受講していたかを知りたい方は、以下の公式サイトからご確認ください
Z会だけで東大・難関大は合格できる?
周囲の人からよく訊かれる質問として「Z会だけで大学受験しても大丈夫なの?」「塾行かなくても第1志望に合格できるの?」といった質問があるのですが、現に僕は”Z会だけで”東大に現役合格してるので皆さんにも可能だと思います
Z会は非常によくできた通信講座です。「Z会+参考書」さえやっていれば、塾や予備校、家庭教師の類は不必要だと僕は考えます
ただ「Z会向きではない人」が存在するのも確かです。
例えば「参考書の説明文を読んでもほとんど理解できない人」
こういう人は、Z会から送付される教材だけでは理解が進まない可能性が高いので、塾に行って口で説明してもらうのが良いかと思います
あと「超難関大学を狙っていない人」もZ会向きではありません
Z会は進研ゼミなど他の通信講座に比べてレベルが高いので、東大や京大といった難関大学を受験するつもりのない高校生にはオススメできません
進研ゼミが一から丁寧に解説してくれるのに対し、Z会では初歩的な内容の解説は省略される傾向があります。十分な学力が身についていない学生がZ会に取り組むと混乱する可能性が高いです
あくまでZ会は「自分で勉強できる人」「難関大を目指す人」を対象としたサービスです。これらに当てはまらない高校生は進研ゼミを利用するか塾との併用を考えたほうがいいかと思います
なお、進研ゼミとの比較については以下の記事にまとめてあるので、ぜひご覧ください
Z会の評判・口コミ
最後にZ会の評判・口コミ(要約)についてまとめておきます
教材に対する評判・口コミ
まずは、Z会の教材に関する評判・口コミですが「解説がしっかりしていて分かりやすい」という声が多かったです
問題の数が豊富ということもあり、特に難関大学を志望する人には好評でした
その一方で「簡単な箇所については解説が省かれている」といった意見も見られました
やはり、Z会は高レベル層をターゲットとしている通信教育なので、簡単な問題の解説は軽めになってしまっています
そのため、基礎が固まっていないと「解説がまったく理解できない…」なんてことになりかねません
基礎を固めるなら、解説がやさしめの進研ゼミをオススメします↓
学習スタイルに対する評判・口コミ
冒頭で説明したように、Z会の学習スタイルは「配布された教材を解いて提出する」というものなので、基本的に場所を選ばずに受講できます
そのため「移動時間の短縮になった」「部活で忙しい自分でも取り組みやすかった」といった好意的な口コミが多かったです
親御さんからは「受験前の感染リスクを抑えられる」「塾と違って他の生徒とのトラブルの心配がない」といった声も聞かれました
一方で「自己管理ができていないと教材がたまりがち」という意見も散見されました
確かに、Z会は塾と違って監視してくれる人がいるわけではないので、自主的に勉強できない人にはオススメできません
逆に、自ら進んで勉強できる人なら、Z会の強みを最大限に活かせるかと思います
料金に対する評判・口コミ
料金に関しては「塾や予備校、家庭教師に比べて圧倒的に安い」「教材の質を考慮すれば格安」との声が多かったです
また、必要な教科だけを受講することも可能なため「料金の調整がしやすい」「塾との併用も可能」という意見も見られました
ただし、感じ方は人それぞれだと思うので、公式サイトで料金プランを詳しくチェックしてみるのがいいと思います
難易度に対する評判・口コミ
Z会の難易度に関してですが、やはり「他社の通信教育に比べて難易度が高い」という意見が多数見られました
「テキストは分かりやすいが、添削問題には難解なものが多い印象」「中には解けない問題が多くてショックを受ける人もいるかもしれない」といった声も。
「東大・京大といった超難関大学を受験する人にはちょうどいいかもしれないが、それ以外の大学を受験するには厳しい」という方もいました
Z会は東京一工といった難関校を目指すには適した難易度ですが、人によっては難しすぎると感じることも少なくないと思います
実際に受講してみて難しすぎた場合には別のコースに変えたり、進研ゼミで基礎を固めたりするのもアリかと思います
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今回は通信教育・Z会の魅力について簡単に説明してみました
まるでZ会の回し者かのようにメリットばかりをずらずらと並べてしまいましたが、本当に受講していてよかったと思える良質なサービスだった思います
この記事では伝えられなかった部分もあるので、Z会に少しでも興味を持った方は資料請求することをオススメします
たまに資料請求をせずに受講を始める人がいますが、せっかくお金をかけるなら事前に詳しく知っておくべきです
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東進は合格実績も素晴らしく、2023年の東大合格実績では圧倒的1位を獲得(参考:比較ナビ”東京大学(東大)合格実績ランキング”)。難関大を本気で目指すなら東進がおすすめです
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本ブログ「ヤゴコロ研究所」では受験に関する記事を多数公開しています。興味のある方は以下のリンクからご覧ください
以上、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)でした!