【大学受験】進研ゼミだけで難関大学合格は可能?東大生が実際の体験談を紹介!
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は塾なしで東大に現役合格した僕が、「進研ゼミだけで大学受験に臨んでも問題ないのか」「進研ゼミだけで難関大学に合格できるのか」について解説していきます
【本記事の筆者について】塾に通うことなく、田舎の定員割れ公立高校から東大(理系)に現役合格。受験時代の経験を生かして勉強関連の記事を書いています
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進研ゼミ 高校講座とは?
「進研ゼミ 高校講座」とは、教育業界最大手の「ベネッセ」が運営する通信教育のこと。
ベネッセと聞くと低学年向けキャラクターの「しまじろう」や「コラショ」のイメージが強いかもしれませんが、中学生・高校生向けの講座も充実しています
高校生向け通信教育の大手として「Z会」を思い浮かべた方もいるかもしれません
「Z会」は東大・京大といった超難関大学を目指す人向けのサービスですが、「進研ゼミ」では基礎力を固めること・応用問題に取り組むための下準備をすることを重要視しています
難易度としては共通テストで出題されるような比較的簡単な問題が多い印象です(最近の共通テストは難しくなってきてますけどね…)
進研ゼミでは急に難しい問題が出てきたりはしないので、勉強に苦手意識がある人でも取り組みやすい内容になっていると思います
解説の内容も初心者・中級者向けって感じです。一から丁寧に解説してくれるので、苦手な教科でもつまずくことなく取り組めると思います
ただし、難関大学を目指す人のために「最難関大突破プラン(高2)」や「東大京大合格プラン(高3)」などの応用プランも設けられているので、難関大志望者はそちらを受講するのがいいでしょう(詳細は後述)
進研ゼミ 高校講座のコース・学習スタイル
進研ゼミは高校二年生までは英語、数学、国語の3教科がメインで、高校三年生からは大学入試を見据えた本格的な講座が始まります
学年 | コース |
高校一年生 高校二年生 | 英・数・国の3教科から1~3教科選択 ※3教科選択すると理・社も付属 |
高校三年生 大学受験生(浪人など) | 共通テスト対策 +志望大別対策(1~8教科) |
高校二年生の場合、志望大学の難易度に合わせて下記の4つのプランが選択可能です
高2のプラン | |
最難関大突破 プラン | ・目標到達レベル:偏差値75~ ・対象大学:東大、京大、一橋大、東京工業大、国公立大医学部医学科など ・問題の難易度:超難5、難3、標準2 |
難関大挑戦 プラン | ・目標到達レベル:偏差値 60~75 ・対象大学:地方旧帝大、早慶上智、MARCHなど ・問題の難易度:難6、標準3、易1 |
大学進学総合 プラン | ・目標到達レベル:偏差値 45~65 ・問題の難易度:難2、標準6、易2 |
授業対策重点 プラン | ・問題の難易度:難1、標準6、易3 |
高2の1月~高3にかけては、以下の大学受験講座の中から選んで受講することになります
- 東大京大合格プラン
- 難関国公立合格プラン
- 国公立スタンダード合格プラン
- 早慶上智合格プラン
- 難関私大合格プラン
- 私立スタンダード合格プラン
- 受験ベーシック合格プラン
難関大受験者向けのプランもきちんと用意されているのは嬉しいポイントですよね
公式サイトでは各プランの見本が閲覧できるので、興味のある方は公式サイトにアクセスしてみてください
学習形式としては、基本的にテキストを使って勉強することになるのですが、2021年度からは追加料金なしで「ライブ授業」や「オンライン自習室」が利用できるようになりました
ライブ授業 | ・提携塾の講師や専属の講師がオンラインで授業してくれる ・チャットで個別に質問できる ・レベルや志望大学に応じた授業も開講される |
オンライン自習室 | ・分からない部分をチューターが即座に回答してくれる |
ライブ授業ではチャットで質問することも可能なので、疑問点をその場で解決できます
従来の通信教育は「他の人に質問しづらい」のが難点でしたが、ライブ授業やオンライン自習室の導入により、弱点を見事に克服してきました(さすが業界最大手という感じです)
ライブ授業の詳細については以下の動画をご覧ください。
オンライン自習室も便利。チャットを通じて気軽に質問できるのはオンラインならではの利点ですよね
※ライブ授業のサービス内容は学年によって異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
進研ゼミ 高校講座の料金
やはり通信教育を選ぶにあたっては料金も気になりますよね
進研ゼミ高校講座の料金(4月入会の場合)は以下のようになっています(下の表は横スクロール可能です)
料金(税込み、12か月分一括払い) ※支払い方法や申し込み年度によって変動します | |
高校1年生 | ・1教科:6,180円/月 ・2教科:8,180円/月 ・3教科:9,180円/月(3教科を選択すると理・社も付属) |
高校2年生 | ・1教科:6,380円/月 ・2教科:8,380円/月 ・3教科:9,380円/月(3教科を選択すると理・社も付属) |
高校3年生 | ・共通テスト対策講座:9,710円/月(5教科16科目の対策ができる) ・志望大別個別試験対策:1教科あたり +1,150円/月 |
どの学年でも必要な教科のテキストだけを取り寄せることができます
「苦手な教科だけ申し込む」といったことが可能なのは嬉しいですよね
学年が上がると月額料金も上がりますが、それでも塾や予備校よりは圧倒的に安いです
また、高校生向けの参考書・問題集の値段が数千円程度であることを考慮すると、進研ゼミが如何に安いかお分かりいただけると思います
なお、入会金や再入会金は0円で送料が別途請求されることもありません
難関大合格は可能?
では、「進研ゼミで難関大学に合格できるのか」という話になるのですが、僕的には「できる」と言っていいと思います
というのも、進研ゼミを受講して難関大に合格した人はかなり多いからです
↓2021年度における進研ゼミの合格実績(現役生のみ)は以下の通り。
2021年度合格者 | |
東大・京大 | 166 |
旧帝大 (北海道大、東北大、東京大、名古屋大、 京都大、大阪大、九州大) | 811 |
早慶上理 (早稲田大、慶應義塾大、 上智大、東京理科大) | 1054 |
GMARCH (学習院大、明治大、青山学院大、 立教大、中央大、法政大) | 2541 |
関関同立 (関西大、関西学院大、 同志社大、立命館大) | 2273 |
日東駒専 (日本大、東洋大、駒澤大、専修大) | 2087 |
「MARCHG」や「関関同立」、「日東駒専」の合格者は2千人超え。これらの大学を狙っている方は進研ゼミで基礎固めするのがいいでしょう
東大合格者数と京大合格者数の合計は166人。その他の難関大学にも一定数合格しています
ちなみに、2019年度~2021年度の合格者数を比較すると以下の通りです
2019年度 合格者数 | 2020年度 合格者数 | 2021年度 合格者数 | |
東大・京大 | 137 | 163 | 166 |
旧帝大 | 725 | 856 | 811 |
早慶上理 | 854 | 1046 | 1054 |
GMARCH | 1803 | 2407 | 2541 |
関関同立 | 1668 | 2132 | 2273 |
日東駒専 | 1459 | 2053 | 2087 |
難関大学の合格者数が増加傾向にあることが分かります。特にここ2年間はかなり優秀な合格実績となっています
最近の進研ゼミは難関大志望者向けのプランも充実してきているので、その効果が表れているようです
ただし、Z会に比べると超難関大学の合格者は少ない印象を受けます。
東大、京大、旧帝大のような一流大学を目指す場合、苦手科目は進研ゼミの一般向けコースでも十分だと思いますが、得意科目・得点源にしたい科目は難関大向けコースを受講するか、Z会・参考書などで対応するのが賢明かもしれません
このブログでは東大受験生・難関大受験生向けにオススメの参考書を紹介しているので、興味のある方はのぞいてみてください↓
難関大学合格者の体験談
進研ゼミの公式サイトに掲載されていた難関大学合格者の体験談をいくつかピックアップして紹介します
苦手な課題を「ゼミ」でするために、最難関コースを受講。周りは塾に行っていましたが、自宅で自分で選んで、自分のタイミングでできるのがよかったです。学校の授業や課題で忙しかったので、時間があるときに、苦手な科目の英語を補う形で受験期には使っていました。最も役立ったのは、「合格への100題」や「大学受験チャレンジ」の英語です。基礎の確認と、試験対策として10月以降に使っていました。
東京大学 文科Ⅱ類 現役合格者 (引用:進研ゼミ公式サイト)
全教科を受講。特に、理科、地歴公民は各単元のページが分かりやすく、問題を復習し、最後にはマークシートの問題で、本番のようにできたことで力がついたと思います。一番活用したのは、「大学受験チャレンジ」です。基礎がわかっていないと応用問題もできないので基礎の力をつけるのに役立ちました。特に英語の試験は長文がメインですが、「チャレンジ」で文法も確認でき、試験対策もできたのはよかったです。「合格への100題」は週末や長期の休みに使っていました。問題が難しく、自分で満足いく解き方はできなくても、何度もやることで試験対策になったと思います。特に英語の英作文は重要例文が毎月20文くらいついていて、試験対策にとても役立ちました。
大阪大学 外国語学部 現役合格者 (引用:進研ゼミ公式サイト)
共通テスト対策もしっかり対応できます。スマホアプリ(スマホエスコート)で取り組み方や勉強方法を導いてくれるので自発的に勉強を進めていくことができます。その日その日に指示される問題量もちょうど良い量で負担感がありませんでした。
筑波大学 情報学類 推薦合格者 (引用:進研ゼミ公式サイト)
進研ゼミ大学受験講座の口コミ、評判
最後に進研ゼミ高校講座の評判・口コミ(要約)についてまとめておきます
肯定的な評判・口コミ
まずは進研ゼミ高校講座に対する肯定的な評判・口コミを紹介します
- 自分のペースで勉強できるのが良かった。部活やクラブで忙しい人でも取り組みやすい。
- 塾だと分からないところを残したまま先に進んでしまうことがあるが、進研ゼミだと繰り返し勉強することができる。ネットで質問できるのもいい。
- 教材が分かりやすい。図やイラストが多く理解しやすい内容となっている。
- 塾に比べて圧倒的に安い。教科ごとに課金するシステムなので必要最低限の出費で済んだ
「好きなタイミングで勉強できる」「コスパが良い」「教材が分かりやすい」といった口コミ・評判が多かったです。
進研ゼミの評判・口コミについては以下の記事に詳しくまとめてあります。ぜひご覧ください↓
否定的な評判・口コミ
一方で否定的な評判・口コミも見受けられました
- 定期試験の勉強には最適だが、難問は少ないため難関大学の二次試験には向かない。参考書を別途購入する必要があると思う。
- 塾や予備校よりは圧倒的に安いものの、もう少し安いと嬉しかった。
- 勉強に関する質問はすぐに返ってくるけどサポートの電話はつながりにくい。
進研ゼミの評判・口コミについては以下の記事に詳しくまとめてあります。ぜひご覧ください↓
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