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【大学受験】地方公立高校から東大に行くのは難しい?現役東大生が語る教育格差

こんにちは、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)です

この記事では、定員割れ地方公立高校から塾なしで東大に現役合格した僕が「なぜ東大受験において地方公立高校が不利と言われるのか」について考察した上で「地方から東大に合格する方法」「塾や家庭教師を利用せずに東大に合格する方法」について解説していきます

なお、本記事は以前別のWebサイトで公開していたものを一部改変して掲載したものです。情報が古い可能性があります

【最終更新:2021年6月15日 公開:2021年6月15日】

東大合格者全体に占める公立高校出身者の割合

「地方公立高校から難関大学に合格するのは難しい」とよく言われますが本当なのでしょうか?

まず、以下の表をご覧ください

1位175人私立開成 (東京)
2位109人国立筑波大学附属駒場(東京)
3位98人私立麻布(東京)
4位91人私立灘(兵庫)
5位77人私立栄光学園(神奈川)
6位74人私立桜蔭(東京)
7位72人私立聖光学院(神奈川)
8位49人国立東京学芸大学附属(東京)
9位48人私立渋谷教育学園幕張(千葉)

これは2018年に実施された東大入試の合格者数ランキングです

東大合格者数上位校のほとんどが首都圏の私立高校であることが分かります

地方公立高校の入る余地は全くありません

続いてコチラをご覧ください

出典:東大塾HP

このグラフは東大合格者を地方ごとに分けたものです

やはり関東、関西が多く、東北などの「地方」が圧倒的に少ないですね

各地域の人口比率を考慮しても上のデータが異常なことが分かると思います

なぜ地方から東大に合格する人が少ないのか

以上のデータからわかるように、地方出身の東大合格者が少ないというのが現状です

では、なぜ地方から東大に合格する人が少ないのでしょうか

その理由について考察していきたいと思います

そもそも受験する人が少ない

地方出身の東大合格者が少ない一番の理由、それは東大を受ける人数がそもそも少ないからです。

では、なぜ地方の生徒で東大を受ける人が少ないのか

最大の理由は「東大を受験するという発想に至らないから」だと思います

地方の高校生にとって東大生は「テレビで見る人」です

決して身近な存在ではありません

アイドルや芸能人といった有名人と大差ないのです

そのため「東大を目指すこと」と「テレビに出るくらいの有名人になること」を同列に考えてしまう人が地方には多いのです

また、最近は東大関連のテレビ番組の人気に伴って「東大生」という存在が誇張されて表現されることも増えています

その結果、地方の学生にとって東大生は「手の届かない存在」であり、東大入試は「超人じゃなきゃ解けないほどの難易度」だと勝手にみなされてしまうのです

東大入試の問題を解いたこともなければ、東大の定員すら知らないのに「努力しても入れない大学」だと思い込んでいる人が多いのです

それに比べて都会の高校生は東大生をより身近に感じられると思います

東大生の「サンプル」が地方に比べて圧倒的に多いのです

首都圏なら東大生の家庭教師を雇うことも比較的容易ですし、東大卒の知り合いが全くいないということも少ないでしょう

名門校に通っているなら実際に東大に合格した先輩に話を聞いたりするうちに東大を身近に感じるようになると思います

東大合格者と関わるうちに「普通の人でも努力次第で東大に行けるんだ」と気づくことができるのです

東大受験に必要な環境が整っていない

東大受験において地方生が不利な理由2つ目は「東大受験に必要な環境が整っていないから」

地方には大手予備校はほとんどありません

東大や京大といった難関大対策をしてくれる塾や予備校は、地方にはほとんどないのです

難関大志望者が少ないため当然のことなのですが、このことが東大を目指す少数の学生にとって大きな障害となります

東大出身の家庭教師を雇うのも難しいし、東大向けの教材も地元には売っていない

まさに八方塞がりなのです

授業の進度が遅い

さらに授業の進度が遅すぎるのも問題です

名門中高一貫高校の場合、高校数学の内容は中学生のうちに全て習い終え、高校3年間は受験対策をするという学校もあるそうです

一方、地方公立高校の場合、高校3年の冬に全範囲終わればいい方で、センターまでに教科書の内容が終わらないということも少なくありません

その結果、地方の受験生は入試対策に時間を割けなくなってしまいます

授業の進度が遅いと模試を受けても「ほとんど習ってないから解けない」という状況になってしまいます

その結果、模試の成績が悪くなり「自分には志望校に合格するだけの能力がない」と錯覚してしまう生徒も多いのです

また、地方の高校には東大の事情に詳しい先生が少ないというのも大きな問題の一つです

地方公立高校の教員の多くは地元の大学出身なので難関大学の受験についてはあまりよく分からないという人も多い

僕が通っていた高校には東大出身の教員はおらず、旧帝大卒の教員が一人いるのみでした

そのため面談で東大模試や東大入試の話をしても話が通じないということが多々ありました

不利でも東大に行く方法を探せ

いくら地方公立高校から東大に行く人が少ないといっても合格者は毎年います

では、どうすれば地方公立高校から東大に現役合格できるのでしょうか

東大に関する情報を集める

東大に合格するためには「敵を知る」ことが大事です

東大受験における「敵」とは東大入試そのものであり、同じ年に東大を受ける受験生たちです

ネットや本を活用して東大に関する情報を集めるようにしましょう

通信教育や映像授業を使う

地方生の不利な点として「大手予備校が少ないこと」を挙げました

だからといって都会の塾にわざわざ足を運ぶのは経済的にも時間的にも負担が大きいです

そこで通信教育や映像授業を使うことをオススメします

通信教育の中でも難関大対策に特に力を入れているのがZ会です

プロが添削してくれるのが大きな特徴です

参考書で勉強するより授業を聞いた方が理解しやすいという方には映像授業をオススメします

映像授業ならいつでもどこでも授業が受けられるので便利です

参考書・問題集はネットで買おう

参考書や問題集はネットで買うといいでしょう

というのも東大受験で定番の問題集は地方の書店には売っていないことが多いからです

実際、僕の地元の本屋には東大の青本はおろか赤本すら売っていませんでした

しかしネットなら「売っていない」ということはまずありえません

東大受験に合った参考書・問題集はどれなのかリサーチした上で、ネットで購入するといいでしょう

参考書の選び方については以下の記事を参考にしてください

終わりに

地方から東大を目指すのは簡単なことではありません

しかし、その分合格した時の達成感は大きいと思います

受験生の皆さんは目標に向かって頑張ってください

以上、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)でした

学生
西片(にしかた)
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。所長の西片です。 東大の理系学部に通っています。 自由気ままに更新していきます。よろしくお願いします
(略歴)田舎の公立中高→塾に行かずに東大理系に現役合格→2020年11月から当ブログの運営開始
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