【理系大学生向け】現役東大生が教える研究室の選び方
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。西片(@nskt_yagokoro)です
今回は研究室を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介していきます
【最終更新:2021年6月12日】
研究室選びのポイント
自分の興味に合っているか
当たり前ですが興味のある研究をしているラボがあるなら、そこを選ぶべきです
好きな実験なら多少時間が長引いても苦ではないと思います
ただ「研究室に入ったら思ってる研究と違った」なんてことにならないように、研究室見学や研究室説明会を通して研究内容をチェックしておきましょう
コアタイムの有無
コアタイムがあるかどうかも研究室選びにおいて重要な指標の一つ
コアタイムとは「研究室に滞在しなくてはならない時間」のこと。つまり拘束時間です。
中には毎日朝早く登校して夜中まで帰らせてもらえないというラボもあります。好きな実験なら耐えられるかもしれませんが、体力的にキツいですよね
自分の生活習慣に適した研究室を選ぶか、そもそもコアタイムを設定していない研究室を選ぶのが良いと思います
研究室の雰囲気
個人的に一番大事だと思うのが「研究室の雰囲気」です
「研究室での人間関係が上手くいかず鬱になった」なんて話は結構聞きます。
初めての研究室配属で右も左も分からないのに頼れる人がいない、、、なんて事になったら正直辛いですよね
また、先程「コアタイムのない研究室を選ぶべき」と言いましたが、中にはコアタイムがないことをいいことに夜中まで学生を拘束するブラック研究室もあります
どの研究室がブラックかという情報は、研究室見学や研究室説明会だけでは普通分かりません。
先輩や同級生に各研究室の評判を聞くのがベストかと思います
特に新入生にとって「教員が放任主義的かどうか」は重要です。事前に情報を仕入れおくようにしましょう
資金が豊富か
学部生はそんなに気にしないかもしれませんが「研究室の資金力」も大事です
研究資金の少ないラボに入ってしまうと「使いたい時に機器が使えない」「薬品や消耗品が思うように手に入らない」なんて事態になりかねません
自由に研究がしたいのであれば、研究資金の豊富なラボを選ぶといいでしょう
ただ、どの研究室がお金を持っているかという情報は中々得るのが難しいです
ホームページに「国・自治体の重要なプロジェクトに参画している」とか「企業との連携が強い」とか書いてある研究室は資金が多い傾向にあります
教授の退官時期
教授の年齢によっては数年以内に退職する場合があります。
そういった研究室に所属している学生が修士課程や博士課程を目指す場合、別の研究室に移る必要が出てくるので、あらかじめ若い教授がいる研究室を選ぶのもアリかと思います
余談:論文を快適に読むためのツール
研究室選びとは関係ありませんが、論文を読む際に役立つ(かもしれない)ツール「PDFコピペ変換用ツール」を紹介します
「PDFコピペ用変換ツール」はPDFファイルをコピペする際に発生しがちな「余計な改行・空白」や「濁点・半濁点の分離」を自動で修正するツールです
修正後のテキストをGoogle翻訳やDeepLで翻訳することも可能なので、英語の論文を翻訳する際にも役立つかと思います
完全無料で使えるので、興味のある方は以下のページにアクセスしてみてください
まとめ
今回は理系学生向けに研究室選びのポイントを解説しました
研究室選びは今後の大学生活を左右する重要イベントですが、修士や博士に上がる段階で変えることも可能なので、そんなに深く考えなくても良いとは思います
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以上、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)でした!