手書き文字や画像内の数式をLaTeXやMathML、テキストに変換する方法
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ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は、手書きの文字や画像ファイルに含まれる数式を変換してくれるツールを紹介していきます
オススメの電子ノート端末はコチラ↓
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ブラウザ上で簡単に変換「MyScript」
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おそらく、手書き文字をLaTeX・MathMLに変換する方法として一番有名なのが「MyScript」かと思います
MyScriptは、マウスやペンで入力した手書き文字をブラウザ上で瞬時に変換してくれるといいう優れもの。無料&登録不要という良心的なサービスとなっています
数式をLaTeXやMathML形式に変換してくれるだけでなく、計算結果を教えてくれたりもします。化学式や図形に対応しているのも嬉しいポイントです。
使用する際には以下のURLにアクセスしてください
以下、実際に使用してみた様子です。わざと崩して書いてみましたが、問題なく認識してくれました(正直感動しました)
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ファイルを丸ごと変換「Mathpix」
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画像やWebページに含まれる数式をLaTeXに変換するなら「Mathpix」が便利です
このソフトを使えば、画像ファイルやPDFファイル、Webページに含まれる数式を、OCR機能を使って他のファイル形式に変換してくれます
エクスポートできるファイル形式としては、DOCX(Word)、LaTeX、HTML、PDF(+ HTML)、PDF(+LaTeX)が選べるようです
ファイルを丸ごと変換できるというのは非常に便利ですよね
対応OSはWindows、Mac、Linux、Android、iOS。いろんなデバイスで使えます
以下の公式ページから登録して使ってください
リアルタイム変換可のノートアプリ「Nebo」
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数学用の手書きノートアプリをお探しなら「Nebo」がオススメ。
このアプリには「手書きした文字をリアルタイムでテキストに変換してくれる」という機能があり、字が多少汚くてもキレイで見やすいノートを作成できます
数式はもちろんのこと、普通の文字や手書きのダイヤグラムも自動で補正くれます(グニャグニャした線も直線に変換できます)
ただし、執筆時点ではiPad版しか配信されていないので、AndroidやWindowsで手書きしている人は別のアプリを使ってください
手書きするならタブレットが必須。iPad以外もアリ
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今回は手書きで書いた数式をLaTeX等に変換する方法を紹介しましたが、手書き可能なタブレットがあれば更に便利になります。タブレットをまだ持っていない人は今すぐ買いましょう
手書き可能なタブレットはいくつかありますが、日本で人気なのはやっぱりiPadですよね。性能も十分ですし、手書き関連のアプリが充実している点もGood。
しかし、普段Androidスマホを使っている場合には、使いづらさを感じることが多々あると思います。そういう場合にはデジタイザーペン対応のAndroidタブレットを購入しましょう
ひと昔はAndroidタブレットといえば”残念な”機種が多かったのですが、最近は高性能なもの・コスパのいいものがたくさんあります
手書き可能なAndroidタブレットについては以下の記事にまとめたので参考にしてみてください
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ApplePencilが高すぎる…という人は?
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iPadを既に持っているなら、ApplePencilさえ買えば手書きができるようになります
使い勝手がいいのでiPadと同時購入する人は多いですが、価格が高すぎるため買うのを諦めた人も多いはず
実際、Apple公式ストアで価格を確認してみると、第2世代のApple Pencilは税込み15,950円とかなりの高額です。
かと言って、中古品を買おうとしても、ほとんど売っていないことに気づくかと思います
「ApplePencilを買う余裕はないけどペンは絶対に欲しい!」という場合には「純正以外のペン」を買うことをオススメします↓
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