AppleCare+ for iPhoneが必要ない理由と代わりに入るべき保証
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はAppleCare+ for iPhoneが必要ない理由を解説していこうと思います
(2022年7月追記)Apple Careの大幅値上げに伴って記事内容を更新しました
AppleCare+ for iPhoneの保証内容
AppleCare+ for iPhoneというのは、Apple社が提供するiPhone向けの端末保証サービス。
AppleCare+ for iPhoneに加入することで、画面が破損した場合や動作不良が起きた場合の修理費用が安くなります
以下、AppleCare+ for iPhoneの保証内容です
プラン名 | Apple Care + / Apple Care + 盗難・紛失プラン |
保険料 | 580円~1,600/月 ※機種によって大幅に異なります。詳しくは後述。 |
自己負担額 | 画面修理:3700円 バッテリー交換:0円 その他の修理:12900円 |
対象機種 | Apple製品のみ |
補償台数 | 1台 |
補償回数の上限 | 2年間で2回まで |
公式サイト | AppleCare+公式サイト |
なお、AppleCare+はiPhone以外にも、iPadやMac、AppleWatchなどを購入したユーザーが加入できますが、iPhoneの保証に対応しているのは「AppleCare+ for iPhone」のみとなっています
↓AppleCareシリーズの一覧
- AppleCare+ for Mac
- AppleCare+ for iPad (Apple Pencil含む)
- AppleCare+ for iPhone
- AppleCare+ for Apple Watch
- AppleCare+ for Apple Display
- AppleCare+ for Headphones
- AppleCare+ for Apple TV
- AppleCare+ for HomePod
- AppleCare+ for iPod
AppleCare+ for iPhoneの料金
AppleCare+ for iPhoneの月額料金は機種によって大幅に異なります。最新のiPhone13 Pro MAX / iPhone13 Proは1,250円/月、iPhone13 / iPhone13 miniは1.050円/月です
新しい機種ほど、また本体価格が高い機種ほど、AppleCare+ for iPhoneの月額料金が高くなる傾向があります
機種名 | AppleCare+ 月額料金 | AppleCare+ 盗難・紛失プラン 月額料金 |
iPhone 13 Pro Max | 1,480円 | 1,600円 |
iPhone 13 Pro | 1,480円 | 1,600円 |
iPhone 13 | 1,180円 | 1,280円 |
iPhone 13 mini | 1,180円 | 1,280円 |
iPhone 12 | 1,180円 | 1,280円 |
iPhone 12 mini | 1,180円 | 1,280円 |
iPhone 11 | 1,180円 | 1,280円 |
iPhone XS Max | 1,250円 | 1,350円 |
iPhone XS | 1,250円 | 1,350円 |
iPhone SE (第3世代) | 580円 | 700円 |
AppleCare+ for iPhoneが必要ない理由
AppleCare+ for iPhoneの概要が分かったところで、僕がAppleCare+ for iPhoneをオススメしない理由を解説していきます
月額料金が高額
AppleCareを契約しないほうが良い理由1つ目は「単純に高いから」です
先ほど紹介したように、最近発売された機種は最低でも月1000円はかかります。最新機種のに至っては月額円とかなりの高額です。
iPhone1台を保証してもらうためだけに毎月1350円も払うのは、流石に高すぎではないでしょうか
さらに盗難・紛失に対する保証を受けるためには、さらに高い月額料金を支払う必要があります
AppleCareより安くて保証台数の多いサービスもあるので、そちらを契約したほうが断然オトクです
↓月額料金の比較(iPhone13 Pro MAX)
保証台数 | 月額料金 | |
AppleCare+ AppleCare+盗難・紛失プラン | 1台 | 1,480円/1,600円(税込) |
スマホの保険証 | 最大5台 | ライトプラン:550円(非課税) スタンダードプラン:900円(非課税) |
モバイル保険 | 最大3台 | 700円(非課税) |
モバイル補償 | 1台 | シンプルコース:440円(税込) スタンダードコース:660円(税込) プレミアムコース:880円(税込) |
ケータイ補償サービス (ドコモ) | 1台 | 1,100円(税込) |
故障紛失サポート (au) | 1台 | 726円(税込) |
あんしん保証パックプラス (ソフトバンク) | 1台 | 715円(税込) |
基本的に自己負担あり。回数制限もあり。
端末保証と聞くと「修理代金を全部肩代わりしてくれる」と思いがちですが、AppleCare+ for iPhoneの場合は、バッテリー交換を除いて修理代がかかります
Apple公式サイトによれば「過失や事故による損傷に対する修理などのサービスが受けられる」とあるのですが、さっきお示しした通り修理には結構な料金が発生します
トラブルの種類 | 修理費用 |
ディスプレイの故障 | 3700円 |
バッテリーの劣化(80%未満) | 0円 |
上記以外の動作不良・故障 | 12900円 |
毎月1000円近く払ってるのに、修理代を全額補償してくれないというのは、ちょっと割高に感じますよね
さらに、AppleCareには回数制限が設けられていて、年2回を超えると保証対象外になってしまいます
後ほど紹介しますが、年間の回数制限なしで修理代金が無料のサービスもあるので、そちらに加入したほうが絶対にオトクです
保証台数は1台のみ。他のApple製品は別料金
「AppleCare+ for iPhone」や「AppleCare+ for iPad」ように個別にサービスが設けられていることから察しはつくと思いますが、「AppleCare+ for iPhone」はiPhone専用のサービスです
「iPhone持っている人はiPadの保証は無料になる」なんてことはなく、どっちも保証してほしいならiPhone用のAppleCareとiPad用のAppleCareの両方を契約する必要があります
iPad以外のApple製品についても同様で、新しい製品を買うごとに別料金を支払ってAppleCare+に申し込む仕組みとなっています
毎月1000円以上払ってiPhone1台しか保証してくれないというのは、他社サービスと比べると「ぼったくり」レベルです
iPhoneと他のApple製品で別々の保証に入るくらいなら、1つのサービスで両方保証してもらったほうが安上がりかと思います
AppleCareの代わりになる保証については、本記事の最後で紹介するので、ぜひ参考にしてください
逆にAppleCareが必要なのはどんな人?
ここまではのデメリットを解説してきましたが、逆に「AppleCareに申し込むべき人はどんな人か」についても説明しておきます
AppleCare最大の強みは「バッテリー交換が無料」な点です。これに関しては他の保証サービスも敵いません。
一昔前のiPhoneと違って最近のiPhoneはバッテリーの劣化が抑えられているものの、バッテリー持ちで悩まされているユーザーはまだまだ多い印象を受けます
特にiPhoneを頻繁に買い換えないという人は、バッテリーが劣化した状態で使い続けているという場合もあるかもしれません
あと、バッテリーが100%の状態で充電器に差しっぱなしにしたり、バッテリー0のまま充電せずに放置したりすると、バッテリーの劣化がはやくなります
こうした「バッテリーに優しくない使い方」をしている人にとっては、無償でバッテリーを交換してくれるAppleCareは最高のサービスだと言えるでしょう
ただし「保持容量が本来の容量の80%未満」になった場合にしか無料にならないので、その点だけは注意してください
iPhoneのバッテリーに関する余談
余談ですが、Appleがバッテリー関連の対応を改善したのは、過去に「バッテリーゲート問題があったから」と言われています
バッテリーゲート問題というのは「Appleがバッテリーの劣化したiPhoneを意図的に低速化していた」という問題で、iPhoneの買い替えを促す目的があったとされています
この問題以降、バッテリーの保持容量が簡単に確認できるようになるなど、いくつかの改善がなされました
AppleCare+ for iPhoneの代わりになるサービス
では、ここからはの代わりに使える保証サービスを紹介していきます
スマホの保険証
個人的に一番オススメなのが、株式会社ギアが運営する補償サービス「スマホの保険証」
最近始まったサービスなので知名度こそ低いですが、「月900円で最大5台補償」「スマホ以外にもゲーム機、イヤホン等が対象」「いつでも加入できる」「場合によっては中古でもOK」など他社にはない魅力がたくさんあります
迷ったらとりあえず「スマホの保険証」に加入しておけば間違いないでしょう(ただしライトプランは微妙なのでスタンダードプラン推奨)
以下、「スマホの保険証」の詳細情報です(下の表は横スクロール可)
プラン名 | スタンダードプラン | ライトプラン |
保険料 | 900円/月 | 550円/月 |
自己負担額 | 無料(年間100,000円まで補償) | 無料(年間50,000円まで補償) |
対象機種 | キャリア問わず全機種 (iPhoneもOK) | キャリア問わず全機種 (iPhoneもOK) |
補償台数 | 主端末1台 + 副端末4台 | 1台 |
補償回数の上限 | なし ※年間100,000円まで | なし ※年間100,000円まで |
公式サイト | スマホの保険証公式サイト | スマホの保険証公式サイト |
「スマホの保険証」の詳細については以下の記事にまとめてあります
モバイル保険
さくら少額短期ほけん株式会社が運営する「モバイル保険」もAndroidの補償に対応しています
モバイル保険のプランは非常にシンプル。月700円で3台まで補償できるプランのみが提供されています。
「スマホの保険証」のスタンダードプラン同様、年間10万円以下であれば自己負担0なのが嬉しいポイントです
追加費用なしで登録中の端末を変更できるのも魅力的。スマホを買い替えた際には、マイページから登録済みの端末を切り替えるだけで、新しい端末が補償対象になります
以下、「モバイル保険」の詳細情報です(下の表は横スクロール可)
サービス名 | モバイル保険 |
保険料 | 700円/月(非課税) |
自己負担額 | 無料(年間100,000円まで補償) |
対象機種 | キャリア問わず全機種 (国内販売品のみ。iPhoneもOK) |
補償台数 | 主端末1台 + 副端末2台 |
補償回数の上限 | なし ※年間100,000円まで |
公式サイト | モバイル保険公式サイト |
その他の保証
「iPhoneの保証サービスについてもっと詳しく知りたい!」という場合には、以下の記事をご覧ください