サーバー・VPS

Pythonの環境構築にオススメのVPS【機械学習・Webアプリ】

ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です

今回は「Pythonで実装したAIをネットに公開したい!」「DjangoやFlask等で作ったWebアプリを動かしたい!」という人にオススメのVPSを紹介していきます

【最終更新:2021年11月14日 公開:2021年11月14日】

Pythonの実行にVPSが最適な理由

この記事をお読みの方の中には「普通のレンタルサーバーじゃダメなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません

そこで、おススメのVPSを紹介する前に「Pythonの実行環境としてVPSが最適な理由」を解説していこうと思います

まずは、VPSの基礎知識についてザっと解説。VPS(Virtual Private Server)というのは、仮想的に構築された専用サーバーのこと。

サーバーのバードウェア、メモリ、OS、アプリケーションを他人で共有するのが「共用サーバー(一般的なレンタルサーバー)」なのに対して、1台の物理的なサーバーの中に、複数の環境を仮想的に構築するのが「VPS」です(カゴヤさんのサイトに分かりやすい図があったので引用します↓)

名前に「プライベート(P)」が入っているだけあって、VPSの利用者は自分の好きなようにOSやらアプリやらをカスタマイズ可能です

サーバーの方式としては「VPS」や「共用サーバー」の他にも「専用サーバー」があります

専用サーバーは文字通り、「物理サーバーごと自分で用意して自分だけで使用する」という方式です。

サーバーを住宅で例えると、専用サーバーが「一軒家」、VPNが「アパート」、共用サーバーが「ルームシェア」って感じです

専用サーバーは一軒家のようなものなので、初期費用も洒落にならないですし、もちろん管理費もかかります。金と知識と時間がある人限定って感じですね

他方、共用サーバーはルームシェア同様、他の利用者の影響を強く受けます。料金は安いかもしれないけど、自由が少なく「やりたいことができない」という致命的な欠点があります

というわけで登場したのが「VPS」です

先述した通り、VPSは1台の物理的なサーバーの中に、複数のサーバーを仮想的に構築します

ハードウェアは共有しているものの、実行環境はそれぞれ違うので、共用サーバーよりも不自由なく好きなことができるのがVPSの最大の利点。

共用サーバーと違って、VPSの利用者にはroot権限が与えられます。そのため、自分の好きなようにライブラリをinstallできるわけです

まとめるとこんな感じ↓

  • 共用サーバーは安いが、他人とOSを共有している状態なので、自由にPythonを動かせない
  • 専用サーバーは完全に自由だが、莫大な費用がかかる
  • VPSは自分専用の環境を構築できるので自由に利用できる。しかも安い。

「VPS」+「Python」でできること

ディープラーニングに利用する

Python最大の特徴といえば「機械学習用のライブラリが充実している」ことかと思います

近年は猫も杓子もAIだのディープラーニングだの叫ぶ時代なので、皆さんも一度はディープラーニングに触れた機会があることでしょう(ぼくも大学でやりました)

ディープラーニングである程度規模の大きいモデルを回す場合には、数日とか数か月とか場合によってはそれ以上の計算が必要になるケースもあるかもしれません

その間ずっと自宅のパソコンを動かし続けるのは電気代もかかりますし、ちょっとしたトラブルで学習がストップしてしまったら悲しいですよね

VPSなら専門の業者が24時間しっかり管理しているので、トラブルが起こることはまずありませんし、電気代も一切請求されません。

ディープラーニング用のパソコンを自分で購入するよりは、VPSを使ったほうが確実で安上がりだと思います

webアプリ用のサーバーとして使う

Pythonはwebアプリを実装するのにも使えるプログラミング言語です。

Django(ジャンゴ)やFlask(フラスク)といったサーバーサイドのフレームワークを活用することで、割と簡単にwebアプリを作ることができます

当たり前ですが、ローカル環境で作ったWebアプリは、サーバーで配信しなければ世界中の人々に使ってもらえません

そういうときに役立つのがVPSで、「ConoHa VPS」などのVPSサービスを利用すれば、コストを抑えつつWebアプリをネット上に公開することができます

他にも色々できる

VPSさえあれば他にもいろんなことができます。以下、その一例です

  • マインクラフト等のゲームサーバーが立てられる
  • macやスマホなどからWindows環境が利用できる
  • ブログを公開できる
  • FX自動取引ソフト「MT4」が使える
  • Twitterなどのbotが動かせる
  • Python以外のプログラミング言語の実行環境も構築できる
  • プロキシサーバーが作れる
  • バックアップサーバーを構築できる
  • オンラインストレージを安価で自作できる
  • チャットサーバー・メールサーバーが作れる
  • VPNサーバーを作れる
  • ハニーポットを動かせる  などなど

Python用おすすめのVPS

では、ここからは「Pythonの実行にオススメのVPS」を紹介していきます

選定基準は主に以下の3つ

  • コスパの良さ、月額料金の安さ
  • 利用者の多さ
  • 安定した運用実績(トラブルの少なさ)

利用者が多いサービスの場合、トラブった時の対処法がネットで見つかりやすいので、利用者の多いVPSを使うのが無難です

特に周囲に詳しい人がいなくて自分も初めてVPSを使うという場合には、ネット上の情報量が重要になってきます

ConoHa VPS

続いて紹介するのが、GMOインターネット株式会社が運営するVPSサービス「ConoHa VPS

コスパがいいことから近年急速にシェアを伸ばしていて、「今もっとも注目のVPS」といっても過言ではないでしょう。利用者が多いので、Pythonの利用手順がネット上にごろごろ転がっています

国内VPSとしては珍しい「海外サーバー」も用意されていて、Linux系であれば「東京」または「シンガポール」の好きな方を選択することが可能です

Windowsが使える「ConoHa for Windows Server」も用意されており、月1100円(税込み)という業界トップクラスの低価格で使用可能です。初期費用も一切かかりません

サービス名ConoHa VPS
初期費用無料
使用可能なOSCentOS
Ubuntu
Windows
Scientific Linux
FreeBSD
Debian など多数
※詳細は公式サイトをご覧ください
月額料金(税込み)Linux系:683~53,900円
Windows:1,100~65,780円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~24コア
Windows:2~24コア
メモリLinux系:512MB~64GB
Windows:1~64GB
ディスク容量Linux系:30GB~100GB(SSD)
Windows:200GB(SSD)
リージョン東京/シンガポール(Linux系のみ)
サポート電話・メール・チャット
無料お試し期間なし
公式サイトLinux系:ConoHa VPS
Windows:ConoHa for Windows Server

さくらのVPS

国内大手のVPSサービスといえば「さくらのVPS」でしょう

20年以上の運用実績があり、障害が少なくトラブル対応も素早いのが特徴です。安定性を重視するなら「さくらのVPS」は最有力候補に挙がると思います

あと「さくらのVPS」は利用者が多いので、分からないことがあったときにネットで検索すれば解決策がすぐに見つかるというメリットもあります

たとえば「さくらvps django」とかで検索すると、djangoで作成したWebアプリをデプロイする手順がたくさんヒットします

サービス名さくらのVPS
初期費用無料
使用可能なOSCentOS
Ubuntu
Windows
Scientific Linux
FreeBSD
Debian など多数
※詳細は公式サイトをご覧ください
月額料金(税込み)Linux系:643~30,800円
Windows:1,100~32,340円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~10コア
Windows:2~10コア
メモリLinux系:512MB~32GB
Windows:1~32GB
ディスク容量Linux系:25GB~1600GB(SSD)
Windows:50GB~1600GB(SSD)
リージョン石狩/東京/大阪
サポート電話・メール
無料お試し期間14日間
公式サイトさくらのVPS

カゴヤ クラウド VPS

「カゴヤ クラウド VPS」はコスパの良いことで知られるVPS。

数あるプランの中でも注目すべきなのが「Open VZプラン3コア」

月額880円という低価格で3コア使えるプランは、他社にはない魅力的なプランです。ディスク容量が200GBなのも素晴らしい。

また、「初期費用なし」で「日割りで使える」ことから、試しにVPSを使ってみたいという方にもオススメと言えるでしょう

余談ですが,、京都にサーバーを置いているのは、僕が知る限り「カゴヤ クラウド VPS」だけです

サービス名カゴヤ クラウド VPS
初期費用無料
使用可能なOSCentOS
AlmaLinux
Rocky Linux
Ubuntu
Windows など
月額料金(税込み)Linux系:550~26,400円
Windows:770~22,495円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~12コア
Windows:1~10コア
メモリLinux系:1~32GB
Windows:1~16GB
ディスク容量Linux系:25GB~200GB(SSD)
Windows:35GB~600GB(SSD)
リージョン京都
サポート電話・メール
無料お試し期間なし
公式サイトカゴヤ クラウド VPS

WEBARENA Indigo

続いて紹介するのは、NTT PCが運営するVPSサービス「WEBARENA Indigo」

「WEBARENA Indigo」の特徴はやはり「国内トップクラスの安さ」でしょう。最安のプランは破格の「月349円」で利用できます

インスタンスの数を増やして簡単にスケールアップできるものGoodポイントです

サービス名WEBARENA Indigo
初期費用無料
使用可能なOSubuntu
CentOS
Windows
月額料金(税込み)Linux系:349~11,193円
Windows:825~26,400円
※詳しくは公式サイトをご覧ください
CPUコア数Linux系:1~8コア
Windows:2~10コア
メモリ1~32GB
ディスク容量Linux系:20GB~640GB(SSD)
Windows:50GB~1600GB(SSD)
リージョン東京
サポートチャット
無料お試し期間なし
公式サイトWEBARENA Indigo

VPSの比較についてか以下の記事でまとめてありますので、興味のある方はぜひご覧ください