【東大生厳選】高校英語のおすすめ参考書・問題集【大学受験も】
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
本記事では、今まで数多くの参考書を使ってきた僕が、高校英語の参考書・問題集をジャンル別に紹介していこうと思います
【本記事の筆者について】塾に通うことなく、田舎の定員割れ公立高校から東大(理系)に現役合格。受験時代の経験を生かして勉強関連の記事を書いています
↓おすすめの参考書・問題集
高校生におすすめの英単語集・英熟語集
DUO 3.0 (デュオ)
個人的に超おすすめなのが『DUO 3.0』という英単語集です
DUO 3.0は、大学受験で頻出の英単語1600語および英熟語1000語を、560本の例文に盛り込んで掲載した単語集となっています
英単語だけでなく熟語(イディオム)も同時に暗記できるので、効率よくボキャブラリーを増やすことが可能です
また、DUO 3.0に載っている例文さえ丸暗記しておけば、英語で使われることの多い言い回しが自然と身につくので、英作文の対策にもなります
560文と聞くと「そんなにたくさん暗記できなくない?」と思うかもしれませんが、別売りのCDを聞き流せば割と簡単に暗記することが可能です(僕は暇な時にずっと聞いてました)
ただし、収録されている英単語の数が他の単語集に比べて若干少ないので、必要に応じて他の単語集と併用するようにしましょう
システム英単語
続いて紹介したいのが『システム英単語』です。
全国の高校で採用されている超定番の単語集で、「シス単」の略称で親しまれています
掲載語数は必出単語が2,021語、多義語が180語。高校英語で頻出の単語が幅広く掲載されているって感じです
難しい単語はあまり収録されていませんが、難関大受験でも十分戦っていけるだけの単語力は身につくと思います(ただし、一部の超難関大学や外大を除く)
なお、シス単よりも易しめな『システム英単語Basic』もありますが、ある程度レベルの高い大学を目指すのであれば、はじめからシス単に取り組むことをおすすめします
速読英単語 / 速読英熟語 (速単)
『速読英単語』と『速読英熟語』はZ会から出版されている英単語集・英熟語集です。
文章を速読しながら単語・熟語を覚えることをコンセプトとしています(単語集というよりは文章読解用の教材として使っている人も多いです)
各単語・熟語が文章中でどのように使われているかを確認しながら暗記できるのが魅力と言えます
速読英単語の難易度は以下の4種類が用意されています
- 速読英単語 中学編
- 速読英単語 入門編
- 速読英単語 必修編
- 速読英単語 上級編
鉄壁
鉄壁は東大専門塾である鉄緑会が出している単語集です。ボリュームはかなり多く、単語3196語、熟語1053語が収録されています。
イラストが豊富で英単語のニュアンスを理解しやすいのが特徴です。
他の単語帳と違う点としては、語源や関連語といった周辺知識も多く身につけることができる点が挙げられます。
丸暗記が苦手な人でも語源を知っていると暗記しやすいと思うので、ほかの単語集が自分に合わないと感じた場合には、鉄壁を使ってみるといいでしょう
ただし、東大専門塾が作っただけあって難易度は高いですし、分量もかなりあります。そのため、基礎がある程度身についた状態で取り組むのがいいと思います
英文法、構文の学習におすすめの参考書・問題集
総合英語 Evergreen (総合英語Forestの後継)
英文法の参考書をお探しなら、今すぐに『総合英語 Evergreen』を購入しましょう
総合英語 Evergreenは、高校英語で覚えるべき文法が網羅的に解説されている参考書です。これ一冊さえあれば高校で習う英文法はほぼすべて攻略できます
基礎から応用まで様々な文法事項が解説されていますが、全て覚える必要はありません
隅から隅まで覚えるというよりは、「わからない文法事項があったときにEvergreenで調べる」というように辞書的な使い方をするのがいいと思います
※かつては「総合英語Forest」という名称でしたが、今は「総合英語 Evergreen」という書名で販売されています。
Evergreenの内容はForestとほぼ同じですが、「音声の無料ダウンロードに対応」「イラストの増加」「確認問題の追加」など一部がパワーアップしました
NextStage
個人的にめちゃくちゃおすすめの問題集が『NextStage』です
Next Stageは文法、語法、イディオム(英熟語)、会話表現、単語・語彙、アクセント・発音の6つの章から構成される問題集で、英文法の総復習に最適です。
左ページに問題、右ページに解説という形式となっており、文法事項の確認に使えます。
会話表現や発音も収録されているため、2次試験だけでなく共通試験の対策にも有効です。これほど文法事項が網羅されている問題集は他にないと言っても過言ではありません
全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集
文法の問題集としては『英文法ファイナル問題集』もおすすめです
先ほど紹介した『NextStage』では問題が分野ごとに分かれていましたが、『英文法ファイナル問題集』では様々な形式の問題がランダムに出題されます
10回分のテストが収録されているので、受験生が本番を意識して勉強する際に役立つかと思います
難易度は「標準編」と「難関大学編」の2種類が用意されているので、自分のレベルに合ったものに取り組んでみてください
長文読解の対策におすすめの参考書・問題集
やっておきたい英語長文
英語の長文読解に最適な問題集といえば『やっておきたい英語長文』が有名です
『やっておきたい英語長文』は大手進学塾「河合塾」が出版している長文問題集。
長文の語数ごとに300、500、700、1000の4種類が販売されています。
自分の目指す大学の難易度に合った語数のものを選ぶといいでしょう
大学入試英語長文ハイパートレーニング シリーズ
英語長文の問題集としては『大学入試英語長文ハイパートレーニング シリーズ』もおすすめです
『やっておきたい』シリーズとの最大の違いは解説が詳しいこと。全ての文の文構造(SVOCM)が丁寧に解説されています。解説を重視する人には最適な問題集です。
難易度は以下の3種類が用意されています
- 超基礎編:到達レベルは「共通テスト6割以上」
- 標準編:到達レベルは「共通テスト7割以上」「日東駒専レベル以上」
- 難関編:到達レベルは「共通テスト8割以上」「MARCHレベル以上」
英語長文レベル別問題集
東進ブックスから出版されている『英語長文レベル別問題集』もおすすめです
この問題集は難易度が細かく分けられているのが特徴で、超基礎編から難関編まで6段階にレベル分けされています
- 超基礎編:中学~公立高校受験レベル
- 基礎編:公立・私立高校合格レベル
- 標準編:中堅私大受験レベル
- 中級編:中堅私大合格レベル
- 上級編:有名私大・国公立大レベル
- 難関編:難関私大・難関国公立大レベル
高校受験レベルの簡単な英文も用意されているので、英語が苦手でも取り組みやすいかと思います
すべての英文に対してSVOCの対応が書かれているので、構文を意識した復習が可能です
英作文の対策におすすめの参考書・問題集
竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
英作文を取り扱った書籍は少ないですが、『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は数少ない良書です
英作文で問われやすい英語表現を数多く扱った本で、これらの英語表現を暗記しておけばスムーズに解答できるようになります
詳しい解説とともに問題が多数収録されているので、英作文をしっかり学びたい人におすすめです
英作文に関してはこの一冊だけでも難関大合格レベルに達するかと思います
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
『ドラゴン・イングリッシュ』は英作文用の基本例文集です。先ほど紹介した『英作文が面白いほど書ける本』と同じ竹岡広信さんが著者となっています
名前から察しがついた方もいるかもしれませんが、東大受験漫画「ドラゴン桜」が元になって作られた英語例文集です
『ドラゴン・イングリッシュ』では、英作文で使える汎用的なフレーズが100文に凝縮されており、丸暗記することで英作文の基礎を身につけることができます
例文100文を暗記すれば単語を入れ替えるだけで簡単に英文を作ることができるので、英作文が苦手な人にはオススメです。
付属のCDを使えば効率よく暗記できるかと思います
リスニング対策におすすめの参考書・問題集
灘高キムタツの東大英語リスニングシリーズ
『灘高キムタツの東大英語リスニング』は毎年多数の東大合格者を輩出していることで有名な名門校「灘高校」の英語教諭・木村達也先生が作った問題集です。
書名に「東大」と入っていますが、東大以外の大学を受験する際にも十分役に立つ参考書となっています
リスニング問題を解く際のコツや学習方法についても詳しく書かれているのが特徴です
難易度は以下の3通り。自分に合ったものを選びましょう
キムタツの東大英語 リスニングBasic | 東大入試よりも少し簡単 |
キムタツの東大英語 リスニング | 東大入試レベル |
キムタツの東大英語 リスニングSuper | 最難関。東大合格者でも難しいと感じるほどの難易度。 試験本番を想定した環境音(ノイズ)も入っている |
TEDなどのYouTubeチャンネル
参考書ではありませんが、YouTubeなどの動画配信サイトを使って勉強するのもアリです
動画配信サイトには様々な英語関連の動画がアップロードされていますが、中でも高品質なのが「TED」と呼ばれるチャンネル。
TEDは英語での講演をまとめたYouTubeチャンネルで、これまでに多数の専門家や著名人が講演をおこなっています
過去には、元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン氏や、DNAの二重らせん構造を見出してノーベルを受賞したジェームズ・ワトソン氏などが講演をしたこともあるそうです
内容も面白いので「生の英語に触れてみたい!」という方はTEDを利用するのがいいと思います
ただし、一般的な受験英語のリスニングに比べて動画の長さが長いので、難関大学や外国語大学を目指す人向けのコンテンツとなっています
英語学習に最適なTED Talksについては以下の記事にまとめてあるので、興味のある方はぜひご覧ください
「Tedが難しすぎる…」という場合には、Ted Talksの派生チャンネルである「TED Ed」を観てみることをオススメします
Ted Edは動画の長さが短いうえにアニメーションつきなので、比較的簡単に聞き取ることができるはずです(↓参考記事)
総合・受験全般
難関大の過去問
上記の参考書をすべて解き終えたという場合には、東大・京大・東工大といった難関大の過去問を解くことをオススメします
志望校の過去問を解くのは当たり前ですが、それだけだと他の受験生に差をつけることができません。
そのため、さらなる高みを目指すのであれば、志望校以外の難関大学の過去問も解いておくようにしましょう
ただし、大学によっては出題形式が全然違う場合もあるので、なるべく自分の目指す大学と似た形式の問題を選ぶのがいいと思います
↓東大生向けの過去問集の選び方
難関大の模試問
あと、過去問だけでなく、模試の問題を解くのもアリかと思います。難関大だと、その大学に特化した模試が開催されているので、その過去問を解くと効率よく点数が挙げられるはずです
例えば東大の場合、駿台の「東大実戦模試」や河合塾の「東大オープン模試」、東進の「東大本番レベル模試」、代ゼミの「東大プレ」なんかが代表的かと思います
模試の過去問は割とマイナーな書籍なので、書店だと置いてないことが多いかもしれません。ネットなら普通に売っているので、書店で見当たらない場合にはネットで買いましょう
通信教育などの予想問題
「過去問も模試問も解き終えてしまった」という場合には、学校や塾で配布される予想問題集を解くのがいいと思います
ただし、塾に通っていなかったり、自分の通っている学校に同レベルの学生が少なかったりすると、予想問題を手に入れるのが難しいこともあるかもしれません
そういう場合は、Z会や進研ゼミなどの通信教育を利用することをおすすめします
通信教育であれば塾や予備校ほどコストがかかりませんし、場所を選ばず利用できるので手軽に取り組めるかと思います
進研ゼミとZ会の詳細については以下の記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてください
一気に学力を伸ばしたいなら東進がおすすめ!
世の中には様々な塾・予備校・通信教育がありますが、その中でも圧倒的におすすめなのが「東進」です
東進には「今でしょ」でお馴染みの林修先生をはじめとする全国トップクラスの講師陣が在籍しており、分かりやすくレベルの高い授業を受けることができます
東進は合格実績も素晴らしく、2023年の東大合格実績では圧倒的1位を獲得(参考:比較ナビ”東京大学(東大)合格実績ランキング”)。難関大を本気で目指すなら東進がおすすめです
ちょうど今は、1日無料体験の受付中なので、これを機に無料体験してみるのがいいと思います(無料体験の詳細や申し込みは以下のリンク参照)
東進 公式サイト(無料体験&無料資料請求 申し込み期間中!)
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以上、現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)でした!
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