【寮生が証言】東大豊島寮の家賃・住んでみた感想
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。現役東大生の西片(@nskt_yagokoro)です
東大公式の寮である”豊島寮”。ネットで評判や感想を調べてみても、他の寮ほど情報が多くないように感じます
そこで今回は、現在豊島寮A棟に住んでいる僕が、実際の感想を交えながら、豊島寮のメリット・デメリットを紹介していこうと思います(需要はないかもしれませんが…)
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豊島寮の基本情報
豊島寮とは東京大学が運営する寮の一つで、正式名称を「東京大学豊島国際学生宿舎」といいます
主に前期教養課程の学生を対象としている「三鷹寮」に対し、豊島寮は”学部後期課程及び大学院正規課程に在籍する者”を入居対象者としています(教養学部の後期課程を除く)
豊島寮は基本個室のA棟と、シェアルームのB棟から構成されており、B棟のほうが少し家賃が高く設定されています
なお、僕は現在A棟に住んでいるので、本記事ではA棟についてのみ紹介していきます
以下、豊島寮A棟の基本情報です
正式名称 | 東京大学豊島国際学生宿舎A棟 |
住所 | 〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨2-31-7 |
定員 | 200 名(日本人 140 名、留学生 60 名) |
寄宿料(家賃) | 4,700 円 |
入居期間 | 学部学生は修業年限以内、大学院学生は標準修業年限以内 |
豊島寮A棟の利点
家賃が安い
三鷹寮や追分寮など東大が運営する他の寮にも言えることですが、とにかく家賃が安いです
豊島寮の家賃は驚異の月4,700円。実際は家賃のほかに共通経費5,300円がかかりますが、それでも10,000円で済みます
学年が上がるにつれてバイトに割ける時間が少なくなってくるので、固定費である家賃を抑えられるのは非常にありがたいです
とにかく出費を抑えたいという学生にとって豊島寮は最高の選択肢になりうると思います
本郷キャンパスから近い
僕は豊島寮に入寮する前は東大公式の寮である「三鷹寮」という寮に住んでいたのですが、三鷹寮は東大の寮でありながらキャンパスからめちゃくちゃ遠い(片道1時間)という難点がありました
しかし、豊島寮は本郷キャンパスから自転車で25分程度の場所にあるため、毎日の登下校が全く苦ではありません
また、三鷹寮に住んでいた頃は電車、バス、自転車を併用しながら通学していたため、運賃や駐車料金でかなりの出費がありましたが、豊島寮から本郷に通う場合には移動にかかる費用は(ほとんど)かかりません
共用設備が充実
豊島寮A棟にはコモンルームと呼ばれる共用スペースがあります
コモンルームにはキッチンや冷蔵庫、テレビ、ピアノ、ホワイトボードといった便利な設備が整っており、寮生であれば誰でも自由に利用できます(今はCOVID19が流行っているので、利用者は少ないですが…)
エレベーターもあるので重い荷物を運ぶ際には地味に助かります
あと僕は利用したことがありませんが共同浴場なるものも存在します
煩わしい規則がない
寮と聞くと色んな決まりがあるのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、豊島寮A棟には厳しい規則は一切ありません
門限や参加必須のイベントなど一般的な寮にありがちな面倒な規則はないため、割と自由に生活できます
ゴミ出しの曜日が決まっていないのも嬉しいポイントです
他にも…
上で挙げたメリットの他にも「防犯面での心配がいらない」「話のネタになる」といったメリットがあります。
ちなみに、豊島寮に入寮するにあたって個人的に一番感動したのが「エアコンの温度を自分で設定できる」ことです。
以前住んでいた三鷹寮では自らの意思で温度をコントロールできなかったため、豊島寮が天国のように思えます
しかも2021年7月の工事で新たなエアコンが導入され、さらに快適に過ごせるようになりました(入・切タイマーも使えます)
豊島寮A棟の欠点
ここまでの話を聞くと完全無欠のように思える豊島寮A棟ですが、デメリットも少なからず存在します
本棚が影になる
豊島寮の机周辺には大きな本棚が備え付けられています。
この本棚、使い勝手が良く非常に便利なのですが、1つだけ致命的な欠点があります。
というのも、机の奥のほうにノートパソコンを置いて作業すると、Webカメラの部分が影になってしまうのです
「ノートパソコンを前のほうに置けばいいじゃないか」と思う方もいるかもしれません。確かに普段使いならそれで解決するのですが、問題はオンライン試験です
オンライン試験の際にはノートパソコンを奥に、答案用紙を手前に置いてテストを受ける必要があります。そうするとカメラをオンにした時に、自分の顔が暗めに映ってしまうのです
流石に暗いからと言って不正扱いになることはないと思いますが、なんとなく嫌ですよね
部屋のキッチンが狭い
豊島寮のA棟には共用スペースだけでなく各人の部屋にもキッチンがあります
寮の公式サイトでも「ミニキッチン」と表記されていたため覚悟はしていたのですが、本当に狭すぎて料理する気になれません。なんなら食器を洗うのも困難です
僕はお湯を沸かす以上の料理(?)はしないのでそこまで気になりませんが、本気で自炊するならコモンルームにある広いキッチンを使いましょう
交流が少ない
参加必須のイベントがないため、寮生どうしの交流は皆無に近く、隣の部屋に住んでる人の顔すら分からないレベルです
一応、近くの部屋の住人で構成される「コモン」と呼ばれる共同体があるのですが、新型コロナウイルス流行後はほとんど機能していないように感じます
例年は近くの部屋の人たちで集まってパーティーとかを開催していたみたいなので、某ウイルスの流行が収まれば何らかのイベントはあるかもしれません(コモンによると思います)
個室には備え付けの家電はほとんどない
あと当然かもしれませんが、冷蔵庫や電子レンジ、テレビといった生活家電は個室には備えつけられていないため、必要な場合には自分で準備する必要があります(コモンルームにはあります)
一部の例外を除いて2年で新しい住居に引っ越すことになると思うので、新しい家電を買って2年後に処分・移動するよりは、家電レンタルサービスで借りた方が安上がりですし楽だと思います
オススメの家電・ガジェットレンタルサービスは以下の記事にまとめてあります。是非ご覧ください
総評
上で紹介した欠点以外にも「洗濯機で使える硬貨が50円玉と100円玉だけ」とか「扉がうすくて廊下の音がまる聞こえ」といった些細な不満はありますが、総じて良好な生活が送れています
5000円未満の家賃でこれほどまで快適な住環境を提供してくれる東大には感謝しかありません
この記事を見て豊島寮に興味を持った方は、ぜひ東大の公式サイトを覗いてみてください
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以上、東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)でした!
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