目的別!最新Xperia徹底比較【スペック、価格、発売日など】
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
この記事では、Xperiaの最新機種(Pro I,1Ⅲ,5Ⅲ,10Ⅲ,AceⅡ)と一部の旧モデルについて比較した結果をまとめました
かなり長めの記事なので、下の目次をうまく使ってお好きな部分だけ読んでいただけたらと思います(クリックすると該当箇所に飛びます)
※最新情報が入り次第、追加していく予定です
(2021/10/30追記)Xperia PRO-Iの情報を追加しました
【最終更新:2021年11月13日 公開:2021年6月16日】
↓Xperia用モバイルバッテリー(各機種のバッテリー容量も)
↓キャリアの補償を見直せば節約できます
Xperiaの基本情報
まず、Xperiaの概要と名称について簡単に説明しておきます(そんなの知ってるよ!という方は読み飛ばしてください)
Xperia(エクスペリア)とはSONYが展開するスマートフォンブランド。国内だけでなく世界中で販売されています
Xperiaといえば高性能・高価格というイメージが強いかもしれませんが、近年はミドルレンジの「10シリーズ」やローエンドの「Aceシリーズ」など低価格帯にも力を入れています
現時点での最新機種は、2021年10月発表の「Xperia PRO-Ⅰ」、4月発表の「Xperia 1Ⅲ」「Xperia 5Ⅲ」「Xperia 10Ⅲ」および2021年5月発表の「Xperia AceII」の5機種です。カメラマンを主なターゲットとしたプロ向けの機種として「Xperia PRO」という端末も販売されています
名前の付け方としては、Xperiaの後の数字が小さいほど性能が高く、最後のローマ数字が大きいほど新しい機種となっています(一部例外あり)
例えば「Xperia 1Ⅲ」は「Xperia 10Ⅱ」よりも性能が良くて新しい機種だという感じです。iPhoneとは命名規則が異なるので注意してください
読み方は「エクスペリア ワン マークスリー」のようにローマ数字の前に「マーク」が入ります。なお、Xperia AceⅡは「エクスペリア エース マークツー」と読みます
紛らわしいのですが「Xperia PRO-Ⅰ」は「エクスペリア プロ マークワン」ではなく「エクスペリア プロ アイ」と読むらしいです(imagingのiだとか)
この記事では先述した5つの最新機種(PRO-I,1Ⅲ,5Ⅲ,10Ⅲ,AceⅡ)についてスペック等を比較していきたいと思います
参考:Xperia公式サイト
各機種の特徴
現在国内外で発売されているXperia全5種(PRO-I,1Ⅲ,5Ⅲ,10Ⅲ,AceⅡ)について、各機種の特徴を簡潔にまとめてみました。詳しいスペックや価格、販売キャリア等は後ほど紹介します
- Xperia Pro I:カメラ特化Xperia。1インチセンサー搭載。
- Xperia 1Ⅲ:カメラやディスプレイ、オーディオなど性能面においてはXperiaシリーズ最強。値段と大きさ、バッテリー持ちに不満がないなら、迷わずXperia 1Ⅲを買うべき。
- Xperia 5Ⅲ:5シリーズ最新機種。日本での発売は11月中旬以降。コンパクトなハイエンドで価格も1Ⅲより安いがカメラ性能では劣る。
- Xperia 10Ⅲ:ミドルレンジ。価格を抑えつつもXperiaらしさを残した機種。高いスマホは買えないが、それなりに性能が欲しい人向け。
- Xperia AceII:docomo専売の格安Xperia。価格と電池持ちが取り柄。基本使いだけなら問題なく動作する。全体的な性能は低い。
本記事では詳しく解説しませんが「Xperia 1Ⅱ」「Xperia 5Ⅱ」などの旧機種も絶賛販売中です。最新モデルよりも安く買えるのでコストを抑えたい人にオススメです
特にXperia 1Ⅱはahamoへの乗り換えでお得に買えるので、ahamoへの移行を考えている方は是非検討してみてください
スペック・販売キャリア・価格・発売時期
各機種のスペックは以下のようになっています
最新機種のスペック表
※下の表は横スクロール可能です。
Xperia PRO-Ⅰ | Xperia 1Ⅲ | Xperia 5Ⅲ | Xperia 10Ⅲ | Xperia AceⅡ | |
ディスプレイ | 約6.5インチ 4K(有機EL) | 約6.5インチ 4K(有機EL) | 約6.1インチ FHD+(有機EL) | 約6.0インチ FHD+(有機EL) | 約5.5インチ HD+(液晶) |
CPU | Snapdragon888 5G | Snapdragon888 5G | Snapdragon888 5G | Snapdragon690 5G | Helio P35 |
RAM | 12GB | 12GB | 8GB | 6GB | 4GB |
ROM | 512GB | 256GB 512GB(SIMフリー) | 128GB | 128G | 64GB |
外部ストレージ | microSD最大1TB | microSD最大1TB | microSD最大1TB | microSD最大1TB | microSD最大1TB |
アウトカメラ | 16mm(超広角):約1220万画素/F値2.2 24mm(広角):約1220万画素/1.0型 (Exmor RS CMOSセンサー/F値2.0・4.0) 50mm(標準):約1220万画素/F値2.4 3D iToFセンサー | 約1220万画素(広角) 約1220万画素(超広角) 約1220万画素(望遠) 3D iToFセンサー | 約1220万画素(広角) 約1220万画素(超広角) 約1220万画素(望遠) | 約1200万画素(広角) 約800万画素(超広角) 約800万画素(望遠) | 約1300万画素 |
インカメラ | 約800万画素/F値2.0 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
バッテリー | 4500mAh | 4500mAh | 4500mAh | 4500mAh | 4500mAh |
生体認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
大きさ | 約 166×72×8.9mm | 約165×71×8.2mm | 約157×68×8.2mm | 約154×68×8.3mm | 約140×67×9.3mm |
重さ | 約211g | 約188g | 約168g | 約169g | 約154g |
5G | 〇 | ○(ミリ波対応) | ○ | ○ | 非対応 |
おサイフケータイ FeliCa | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | × | ○(逆ワイヤレス充電も可) | × | × | × |
イヤホンジャック (3.5mm) | 〇 | ○ | ○ | ○ | ○ |
カラー | フロストブラック | フロストブラック フロストパープル フロストグレー フロストグリーン(SIMフリーモデルのみ) | ピンク グリーン フロストシルバー(日本限定) フロストブラック(日本限定) | ブラック ホワイト ブルー ピンク イエロー(ドコモオンラインショップ限定) | ホワイト ブラック ブルー |
価格 | 198,000円 (SONYストア) | 154,440円(docomo) | 113,256円 (docomo) | 51,480円(docomo) | 22,000円 |
キャリア | ※SIMフリー版あり | docomo, au, SoftBank ※SIMフリー版あり | docomo, au, Softbank | docomo, au, Y!mobile | docomoのみ |
国内発売日 | 2021/12/15 | 2021/7/9 | 2021/11/12 | 2021/6/18 | 2021/5/28 |
特徴・備考 | 1インチセンサー搭載 ストラップホールあり | ミリ波対応 ワイヤレス充電対応 Xperia View対応 | コンパクトで持ちやすい | 安いがそこそこ使える | とにかく安い 21:9の縦長じゃない |
目的別!Xperiaの選び方
最新モデル5つと一部の前モデルについて目的別に比較してみました
とにかく安い機種が良い
「性能・機能なんて気にしない!」「とにかく安いスマホが欲しい」という方にはXperia AceⅡがオススメです。おサイフケータイやイヤホンジャック、MicroSDカード対応など基本的な機能は備わっていながら22,000円という低価格で買えます
ただ性能は良くないので、動きがもたついたり、カクカクすることが多々あります。カメラの画質もオーディオの性能もイマイチです。
この機種に関しては「SONYだから」「Xperiaだから」といって期待してはいけません。Xperia AceⅡを買ったからには性能面について文句を言うことは許されない、そんな機種となっています
少しでも性能を気にするのであれば、多少高くても他の機種を買った方が幸せになれると思います
Xperia Ace Ⅱの詳細は以下の記事を参照ください
カメラ性能を重視!
カメラ性能を重視するなら「Xperia PRO-I」がオススメ。公式サイトによれば「像面位相差AFを備えた1.0型イメージセンサーを世界初搭載」したとのこと。
カメラアプリ「Photography Pro」「Videography Pro」「Cinematography Pro」を使いこなせれば最高の画像・動画が撮れると思います
Xperia 1Ⅲのカメラ性能も優秀。「メインカメラ全てにSONY製センサー採用」「世界初の可変式望遠レンズ搭載」「リアルタイム瞳トラッキング対応」「AI超解像ズーム対応」など旧モデル・Xperia 1IIからかなり進化しています
また、Xperia 1ⅢとXperia 1IIは被写体の深度(距離)を計測可能な3D iToFセンサーを搭載しています。
動作の滑らかさを重視!
1秒あたりに画面が描き変えられる回数をリフレッシュレートといい、この値が大きいほど滑らかに表示されます
Xperia 1ⅢやXperia 5Ⅲ、Xperia 5IIは120Hzという高リフレッシュレートに対応しています(1 Ⅱは擬似90Hz)
CPUはXperia 1ⅢとXperia 5ⅢがSnapdragon888 5Gを搭載。Xperia 1ⅡとXperia 5Ⅱは少し古いSnapdragon865 5Gを搭載しています。
ただCPUに関しては、よほど敏感な人でない限り888と865の違いは分からないと思います
バッテリー持ちを重視!
最新機種4つに関してはバッテリーの容量に差はありません
しかし、一般的に処理性能が高いほど電力消費が激しいため、バッテリー持ちの観点ではXperia AceⅡに軍配が上がります
ハイエンドモデルで比較すると5Ⅱ>5Ⅲ>1Ⅱ>1Ⅲかと思います(実測値ではありません)
5G/ミリ波対応機種が欲しい!
Xperia AceⅡ以外の最新機種(1Ⅲ,5Ⅲ,10Ⅲ)やXperia 5 II、Xperia 1 II、Xperia PROは5Gに対応しています。
ミリ波に対応しているのはXperia PROとXperia 1 IIIの2機種です(PRO-Iは非対応)
ただ現時点では5G対応エリアは極めて狭いので、あまり気にしなくていいと個人的には思います。
Type-Cやワイヤレス充電対応機種が欲しい!
近年発表されたモデルは全てUSB Type-Cでの充電に対応しています。
ワイヤレス充電に対応しているのはXperia 1ⅢとXperia 1Ⅱの2機種です。
Xperia 1Ⅲは逆ワイヤレス充電(おすそわけ充電)にも対応しており、他のスマホ(ワイヤレス充電対応機種)やイヤホン(WF-1000XM4等)を充電できます。
コンパクトな機種が良い!
最も小さいのがXperia AceⅡ(約140×67×9.3mm)、最も大きいのがXperia 1Ⅲ(約165×71×8.2mm)です。
スマホの持ちやすさに関わってくるのは横幅ですが、1Ⅲが約71mmで、他の3機種は約68mm程度で横並びとなっています
大きさに関しては実際に持ってみないと分からないと思うので、ぜひお近くの家電量販店やスマホショップで実物を触ってみてください
なお、スマホのサイズを比較したい場合は以下の記事をご覧ください
SIMフリー版が欲しい!
「Xperia 1Ⅲ」「Xperia 5Ⅱ」「Xperia 1Ⅱ」「Xperia PRO」「Xperia PRO-I」「Xperia 5」はSONYストアにてSIMフリー版を購入することが可能です。
SIMフリー版はキャリア版に比べて一部の性能がパワーアップ(RAM、ROMの増強など)している代わりに少し高めの価格設定となっています
最新機種(1Ⅲ,5Ⅲ,10Ⅲ,AceⅡ)はいずれも国内版SIMフリーは未発表です
メモリ12GBの機種が欲しい!
Xperia 1Ⅲは12GBのメモリを搭載しています。Xperia 1ⅡはSONYストアで購入可能なSIMフリー版のみ12GBです(キャリア版は8GB)
あと2021年12月発売の「Xperia PRO-I」もメモリ12GBです
まとめ
今回は現在発売されているXperiaについて詳しく解説しました
長々と書きましたが、基本的には価格の高い端末ほど高性能です。お金に余裕のある方はXperia 1ⅢかXperia PRO-Iを買いましょう
最新のコンパクトモデルが欲しい方にはXperia 5Ⅲがオススメです。小さいながらも最上位機種Xperia 1Ⅲに匹敵する性能を備えています
価格を抑えたいという方はXperia 10ⅢやXperia 5Ⅱ(前モデル)なんかが妥当ではないでしょうか?Xperiaの中でコスパが良いのはこの2機種だと思います
以上、東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)でした!
↓スマホを買ったら補償に入りましょう