【2024年最新】ポケットサイズの超小型PC(UMPC)おすすめ機種
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はポケットに入るくらい小さな超小型パソコン「UMPC」を紹介していきます
【最終更新日:2022年8月27日】
UMPCとは?
こんな記事を読んでいるくらいの人は「UMPC」という言葉を既に知っているとは思いますが、UMPCとは何なのかについて軽く説明しておきます
UMPCというのは「Ultra-Mobile PC」の略で、文字通り「持ち運び可能な超小型のパソコン」のことを指します
具体的には以下のような基準を満たすパソコンをUMPCということが多いそうです
- ディスプレイサイズは9インチ以下で、タッチ操作が可能
- 重量は900g以下
- OSはWindowsかLinux
「モバイルノートPCよりも小型なPCのうち、スマホではないもの」みたいな感じですね
ただし、上の基準はあくまで目安なので、基準を満たしていなくてもUMPCと呼ばれることは多々あります
後述しますが、UMPCはゲーマー向けの製品と一般向けの製品に大別されます
主要なメーカーとしては、UMPCブームの火付け役とも言われる「GDP」とそのライバル的存在の「One-Netbook」が2大勢力といったところでしょうか
その他、「CHUWI」や「TopJoy」などのメーカーが有名かと思います
国内メーカーだとNECが「LAVIE MINI」というUMPCを出すかもしれないみたいな話がありましたが、未だ実現していないようです↓
かつては、東芝「Libretto」やソニー「VAIO」をはじめとした国産小型パソコンが販売されていましたが、最近は大手メーカーによるUMPCの取り扱いは非常に少ないです
UMPCの用途・メリット
携帯ゲーム機として使用可能
UMPCの最大のメリットは「ゲーム機くらいのサイズで、パソコン向けのOSを搭載していること」ではないでしょうか
「Nintendo Switchみたいな持ち運べるゲーム機でWindows向けのゲームを楽しみたい」そんなユーザーにうってつけなのがUMPCです
ゲーム用のUMPCにはジョイスティックやボタンが付いているものもあり、快適にゲームが楽しむことができます
いつでもどこでも作業ができる
UMPCはゲーム用としてだけでなく、作業用のパソコンとしても使えます
出先や電車の中で作業したいという場合に最適なのがUMPC。軽量かつ小型なので外出先に持って行くのも苦ではありません。
スマホと違って物理キーボードが付属しているので、スマホでちまちま入力するより断然効率よく作業できるかと思います
パソコン用のOSを搭載しているので、WordやPowerPointといったOfficeソフトも使えます
UMPCの選び方・注意点
ゲーム用と一般用がある
UMPCは一般に「ゲーム用」「一般用」「開発者向け」の3つに大別されます
ゲーム特化型のUMPCには、ジョイスティックや物理ボタンなど快適にゲームをするための装備が備わっています。「GPD WIN 3」や「ONE XPLAYER」が代表的です
一方、一般向けのUMPCは、普通のノートパソコンをそのまま小さくしたような形状をしています
開発者(エンジニア)向けのUMPCはインターフェースが充実しており、ありとあらゆる場面で利用できるように設計されています。「GPD MicroPC」「One-Netbook A1 Pro」などが有名かと思います
自分の使用目的に合ったUMPCを選ぶようにしましょう
ペンは対応している?
UMPCの中にはペン(スタイラス)が同梱されているものもあります
UMPCのディスプレイは非常に小さいので「細かいところは指でタッチしにくい」のが難点。
そういうときにペンがあるとタッチ操作がしやすくなるので便利です。
またノートアプリやWord、PowerPoint等を起動させて、手書きでメモを取ったりすることも可能です
↓Windows向けの手書きノートソフト
タブレットみたいに使える?
UMPCの中には、コンバーチブル型の2in1のようにディスプレイ部分を後ろ側に折り返す(360度回転させる)ことで、タブレットのように使用できるものが存在します(上の動画参照)
ものによっては、ディスプレイ部分を横方向に180度回すことでタブレットモードに切り替えられるものもあります
UMPCをタブレットとして使いたい場合には、こうしたタブレットモードに対応しているか確認するようにしましょう
あと、UMPCを電子書籍用端末として使う場合には、重さもチェックしておくといいかもしれません
バッテリー持ちは?
外出先でもUMPCを使う場合、バッテリー持ちを気にしたほうがいいです。
UMPCは内部スペースの関係上、大容量バッテリーを搭載していない機種も多数存在します
「自宅以外で長時間ゲームを楽しむ」といった用途であればバッテリー消費が激しくなりがちなので、なるべくバッテリー容量の大きなUMPCを選ぶといいでしょう(モバイルバッテリーを持ち歩くのもアリ)
キーボード配列に注意
UMPCの中には一風変わったキーボード配列のものも多いです(むしろ一般的なキーボードを搭載した機種は少ない…)
また、UMPCの主要メーカーはどれも海外メーカーのため、日本語配列に対応していない機種も結構あります
快適に作業したい場合には、購入前にキーボード配列をチェックしておくといいでしょう
一般向け!オススメのUMPC
では、ここからはオススメのUMPCを紹介していきます
サイズについては数値で見るよりも画像で確かめるほうが分かりやすいと思うので、サイズ感を知りたい方は公式サイトや販売ページを参照してください
ONEMix4
製品名 | OneMix4 |
メーカー | One-Netbook Technology |
CPU | Intel Core i5-1130G7プロセッサー |
GPU | Intel Iris Xe Graphics (80EU) |
RAM | 16GB |
ROM | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 10.1インチ |
タブレットとしての 使用 | 可能(コンバーチブル型) |
インターフェース | USB3.0 Type-C ×1 USB4.0 Type-C ×2 microSDカードスロット ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 227mm × 157.3mm × 9〜17mm |
バッテリー | 10,000mAh (約8時間の動画連続視聴可能) |
重量 | 769g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
GPD Pocket 3
製品名 | GPD Pocket 3 |
メーカー | GPD |
CPU | Intel Core i7-1195G7 / Intel Pentium Silver N6000 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics 96 / Intel UHD Graphics |
RAM | 16GB / 8GB |
ROM | 1TB / 512GB |
画面サイズ | 8インチ |
タブレットとしての 使用 | 可能(コンバーチブル型) |
インターフェース | USB Type-A ×2 USB Type-C(1195G7版はThunderbolt 4) HDMI など |
サイズ | 198×137×20mm |
重量 | 725g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
OneMix 3s+
製品名 | OneMix 3S+ |
メーカー | One-Netbook Technology |
CPU | Intel Core i3-10110Y |
GPU | Intel UHD Graphics |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
画面サイズ | 8.4インチ |
タブレットとしての 使用 | 可能(コンバーチブル型) |
インターフェース | USB Type-A ×1 USB Type-C ×1 Micro HDMI ×1 microSDカードスロット ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 204×129×14.9mm |
重量 | 659g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
GPD Pocket 2
製品名 | GPD Pocket 2 2021ver |
メーカー | GPD |
CPU | Intel Core m3-8100Y |
GPU | Intel HD Graphics 615 |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
画面サイズ | 7.0インチ |
タブレットとしての 使用 | 不可能 |
インターフェース | USB Type-A ×2 USB Type-C ×1 microSDカードスロット ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 181×113×8–14mm |
重量 | 510g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
TopJoy Falcon2
製品名 | TopJoy Falcon2 |
メーカー | TopJoy |
OS | Windows 10 Ubuntu |
CPU | Intel Core m3-8100Y |
GPU | Intel UHD Graphics 615 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB/256GB |
画面サイズ | 8インチ |
タブレットとしての 使用 | 可能(コンバーチブル型) |
インターフェース | USB Type-A ×1 USB Type-C ×1 Mini HDMI ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 200×130×20mm |
重量 | 650g |
ゲーム向け!オススメのUMPC
ONEXPLAYER mini
製品名 | ONEXPLAYER mini |
メーカー | One-Netbook Technology |
CPU | AMD Ryzen7 5800U または Intel Core i7-1195G7 |
GPU | AMD Radeon RX Vega 8 または Intel Iris Xe Graphics (96EU) |
RAM | 16GB |
ROM | 512GB / 1TB /2TB |
画面サイズ | 7インチ |
タブレットとしての 使用 | 不可能 |
インターフェース | USB3.0 Type-C ×1 USB4.0 Type-C ×2 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 約262mm × 107mm × 23mm~35mm |
バッテリー | 10,455mAh |
重量 | 589g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
OneGx 1 Pro
製品名 | OneGx 1 Pro |
メーカー | One-Netbook Technology |
CPU | Intel Core i7-1160G7 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
RAM | 16GB |
ROM | 512GB/1TB |
画面サイズ | 7インチ |
タブレットとしての 使用 | 不可能 |
インターフェース | USB Type-A ×1 USB Type-C ×2 Micro HDMI ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 |
サイズ | 173×136×21mm |
重量 | 623g |
詳細 | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
GPD WIN 3
製品名 | GPD WIN 3 |
メーカー | GPD |
CPU | Intel Core i5-1135G7 Intel Core i7-1165G7 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
RAM | 16GB(LPDDR4x) |
ROM | 1TB(NVMe SSD) |
画面サイズ | 5.5インチ |
タブレットとしての 使用 | 不可能 |
インターフェース | Thunderbolt 4 ×1 USB 3.2 Type-A ×1 3.5mmステレオミニジャック ×1 microSDカードスロット ×1 |
サイズ | 198×92×27mm |
重量 | 560g |
公式サイト | 公式サイト |
スペックの詳細は販売ページをご確認ください↓
VAIO Type Pの復活求む!
ポケットサイズのパソコンと聞いて「VAIO Type P」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか
VAIO Type PというのはSONYが年2009年頃に販売していた超小型のWindowsPC。
10年以上前に発売されたPCですが、現在でも通用する良質なデザインだと個人的には思います↑
おそらく、この記事を読んでいる方の中にも、VAIO Type Pの復活を心待ちにしている方も多いことでしょう
SONYから独立したのち、一時期はビジネス向けパソコンに注力していたVAIOk株式会社ですが、今後は個人向けのPCにも力を入れていくとのことなので、VAIO type P(またはそれに類する製品)が復活してくれると信じています
VAIOの最新機種について以下の記事をご参照ください