ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回はandroidスマホの動作が遅い、ゲーム中にラグがある、読み込みに時間がかかる、アプリが強制終了するといった問題を解決するための設定項目について解説していきます
なお、本記事ではandroid12搭載のXperia1Ⅲでの操作方法を紹介していますが、ほかのandroid端末(AQUOS、Galaxy、arrows、Xiaomi、OPPOなど)でもほぼ同じ手順で設定できます
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開発者オプションで描画処理の設定を変更
androidスマホには、アプリ開発者向けの機能として「開発者オプション」というものがあります
この中に、描画処理に関する設定項目があり、それを変更することでスマホ使用時の負荷を抑えることが可能です
ただし、開発者オプションの設定画面は一般ユーザーにはアクセスしにくいように隠されているので、自分で有効化する必要があります
開発者オプションの有効化

まずは、自分のスマホで開発者オプションが有効化されているか確認しましょう
スマホ本体の設定アプリから「システム」を開いて、その中に「開発者向けオプション」などの項目があれば既に有効化されています
もし、開発者向けオプションがないという場合には、以下の手順で有効化してください
- スマホの設定アプリを開く
- デバイス情報(端末情報)をタップ
- 下のほうに「ビルド番号」という項目があるので、10回程度タップする
- 設定アプリの最初に戻って「システム」をタップ
- 「開発者向けオプション」が表示されるのでタップ
- 一番上の「開発者向けオプションの使用」をタップして開発者向けオプションを有効化する
「ビルド番号」が見つからない!という場合は、設定アプリの上のほうにある検索機能を使ってください
描画処理の変更

開発者向けオプションを有効化したら、さっそく設定を変更していきます
※状況によっては開発者向けオプションを変更することで不具合が生じる場合もあります。おかしいと感じたら設定をもとに戻してください
開発者向けオプションを開いて、下のほうにスクロールしていくと「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」「アニメーター再生時間スケール」という項目があります
初期状態だと「アニメーションスケール1x」と表示されていると思いますが、これらをすべて「アニメーションオフ」に切り替えてください
GPU関連の設定を変更
続いて、開発者向けオプションのさらに下のほうにある「HWオーバーレイを無効化(画面合成に常にGPUを使用する)」をオンにします
あと、「GPUレンダリングを使用」という項目がある場合にはオンしておいてください
オンにすると2D描画にGPUを使用するようになるので、CPUへの負担が減ります(この項目は存在しない機種も多いようです)
アクティビティの保持をオフ
開発者向けオプションにある「アクティビティの保持しない」をオンにすることでメモリの空き容量を増やせます
これは画面から外れたアクティビティ(つまり、見えなくなったアクティビティ)を破棄するという設定項目です
- (先述した方法で開発者向けオプションを有効化)
- 開発者向けオプションを開く
- 「アクティビティを保持しない」をオンにする
なお、こちらの項目も設定を変更することで不具合が発生する可能性があるので、おかしいと感じたら設定をもとに戻してください
プロセスの上限数を設定
開発者向けオプションではプロセスの上限数も設定できるようになっています
上限を減らしておくことで、余計なアプリがバックグラウンドで動作しなくなるため、動作の軽量化が見込まれます
以下、プロセスの上限を変更する方法です
- (先述した方法で開発者向けオプションを有効化)
- 開発者向けオプションを開く
- 「バックグラウンドプロセスの上限」をタップ
- デフォルトだと「標準の上限」になっているので、上限を変更する
上限はお好きなものを選べばOKですが、「バックグラウンドプロセスを使用しない」や「プロセスの上限:1」だと不具合が多くなりがちなので「プロセスの上限:4」がおすすめです
「プロセスの上限:4」でも「標準の上限」よりは少ないので、かなりの効果が見込まれると思います
使っていないアプリの強制終了

続いては、使っていないアプリを強制終了していきましょう
使用頻度の少ないアプリを強制終了することで、重要なアプリにリソースが多く割かれるようになります
※強制終了すると通知が来なくなるので、本当に使っていないアプリのみを強制終了してください
以下、強制終了の手順です
- スマホ本体の「設定」を開く
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップ
- 「●●個のアプリをすべて表示」をタップ
- アプリの一覧が表示されるので、普段使っていないアプリをタップ
- 「強制停止(強制終了)」をタップ
なお、強制終了から復帰するには、アプリを開けばOKです
Androidスマホを再起動・アップデートする
上記の設定を試しても動作が軽くならないという場合には、ソフトウェアの不具合が原因になっている可能性があります
こうした不具合はAndroidスマホを再起動させることが改善されることがあるので、いったん再起動してから、先ほど紹介した設定をもう一度試してみてください
Androidスマホは機種によって再起動の方法が違いますが、電源ボタンを長押しすると「再起動」ボタンが出てくることが多いです
また、こうした不具合はアップデートすることで解消される場合があります
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メモリやCPUの性能を上げる
ここまではAndroidを高速化するための設定項目を紹介しましたが、ぶっちゃけ設定を変えるだけでは限界があります
上記の設定項目を変更しても改善されない場合には、素直にメモリやCPUの性能がいいスマホに乗り換えましょう
特にスマホで処理の重いゲームを楽しみたい場合には、なるべく性能がいいスマホを使ったほうがいいです
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