【スマホ&PC対応】VPSでWindowsを使う方法【Xserver for Windows編】
ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は、VPSを使ってスマホやPCからWindowsを使う方法を紹介していきます
- Windows対応のVPSに登録する方法を解説
- スマホやPC(Mac含む)からVPSのWindows環境にアクセスする方法を解説
VPSを使えば新しいPCを買わずにWindowsが使える!
「Windowsを使いたいけど、新しいWindowsパソコンを買うのはちょっと…」という方も多いかと思います
そういう方におすすめなのが「Windows対応のVPSを使う」という方法です
これはレンタルサーバーの企業が用意してくれたWindows環境をネットを使って遠隔操作するというもので、ネットさえ繋がればmacのパソコンからでもスマホからでも操作できるのが利点です
「企業が用意した」といっても自分専用に契約されたものなので、自由に使うことができます
また、VPSサービスによっては、MicrosoftのOfficeアプリ(WordやExcelなど)が標準搭載されているプランもあります。用途に応じて最適なVPSプランを選ぶようにしましょう(記事後半の”Xserver for Windowsのオプションについて”も参考にしてください)
Windowsの使用におすすめのVPSは?
Windowsが使えるVPSはいろいろありますが、個人的におすすめなのが「Xserver for Windows」です
Xserver for Windowsは、レンタルサーバーの国内シェアNo.1の「エックスサーバー株式会社」が提供しているサービスのため、非常に信頼性が高いです(僕もお世話になっております)
サポート面や料金に関しても優秀なので、迷ったらXserver for Windowsを使うようにしましょう。Xserver for Windowsの詳細は以下の記事にまとめてあります
そのほかのWindows対応VPSについては、以下の記事にまとめてあります。
なお、VPSにはLinuxサーバーとWindowsサーバーの2種類ありますが、Windows環境を利用したい場合にはWindowsサーバーを選択するようにしてください(Linuxサーバーを選んでしまうとWindowsが使えません)
※LinuxサーバーはゲームやSNSのサーバー構築の際に使われることが多いです。詳細は以下の記事を参考にしてください
VPSでWindowsを使う方法(Xserver使用)
VPSに申し込む
まずは以下のリンクからXserver for Windowsの公式サイトにログインします
公式サイトの右上に「お申し込み」というボタンがあるのでクリック。
Xserverアカウントを持っていない場合には「新規お申し込み」をクリックします。すでにXserver(レンタルサーバー)やXserverVPS等を利用している場合は、お持ちのXserverアカウントを使ってログインすることも可能です
アカウントを新規作成する場合は、メールアドレスや名前、住所などを入力して登録を済ませてください
すでにXserverアカウントを持っている方は、メールアドレスかXserverアカウントIDを入力してログインしてください
XserverVPSにログインしたら、トップページの「サーバー」の右側にある「+追加申し込み」をクリックしてください
VPS(Linuxサーバー)の申し込み画面が出てきます。今回はWindowsサーバーに申し込むので、「Windowsサーバーのお申し込み」ボタンをクリックしてWindowsサーバーの申し込み画面に切り替えてください
以下のようなwindowsサーバーの登録画面が出てきます
以下の表にしたがって入力していきます
入力項目 | 入力内容 |
---|---|
サーバー名 | そのままでも自分で決めてもOK |
プラン | ご自分の利用目的に合ったものを選択 ※どれを選べばいいか分からない場合は公式に問い合わせてみてください |
サーバーの契約期間 | 長期契約だと月額料金が安くなってお得 |
イメージタイプ | 以下から選択 ・Windows Server:一番シンプルで安いプラン ・Windows Server for Remote Desktop:リモートワークやFXの自動売買などWindowsソフトを動かしたい人向け ・Windows Server for Remote Desktop + Office:オフィスソフトを使いたい人向け |
administrator パスワード | 半角英数字、半角数字、半角記号から3種類以上含んだ9文字以上70文字以内 ※再設定できないので必ず控えてください |
次の確認画面で入力内容に誤りがないことを確認したら「お支払いへ進む」をクリック。
決済画面が表示されます。「クレジットカード」「翌月後払い(コンビニ/銀行)」を選択して支払いを済ませてください
これでXserver for Windowsの登録は完了です。
続いては、各デバイス(Mac、スマホ、Windowsパソコン)からVPSに接続する方法を紹介していきます
MacからVPSに接続
※まだXserver for Windowsに申し込んでいない方は、先述の「VPSに申し込む」まで戻ってください
Xserver for Windowsに申し込んだら、XserverVPSの管理画面にログインしてください。利用中のVPSの一覧が表示されると思います(ログイン→Xserver for Windows公式サイト)
WindowsVPSが契約中の場合、プランが「WIN 2GB」などと書かれたサーバーが表示されるはずなので、そのサーバー名をクリックしてください
契約情報が表示されるので、IPアドレスをメモしておいてください(後で使います)
IPアドレスを確認したら、早速VPSに接続していきます。ここでは、Microsoftが提供するアプリ「Microsoft Remote Desktop」を使用した接続方法を紹介していきます
まず、MacのApp Storeを開き、「microsoft remote desktop」と検索します
以下のような検索結果が表示されるので、「Microsoft Remote Desktop」をクリック
「Microsoft Remote Desktop」の詳細画面が表示されるので「入手」ボタンをクリックします。インストールが完了すると「入手」ボタンが「開く」に変わるので、「開く」をクリックしてください
「Microsoft Remote Desktop」の初期設定が開始されます。はじめに「サービス改善のためにMicrosoftに情報を提供しますか」と聞かれるので好きなほうを選んでください(Not nowでもOKです)
続いて、マイクやカメラのアクセス許可を求められるので「Continue」をクリック。
「Microsoft Remote Desktop」でカメラを使用したい場合は、以下の画面で「OK」をクリックします
「Microsoft Remote Desktop」でマイクを使用したい場合は、以下の画面で「OK」をクリックします
アクセス許可の設定を終えると、下のような画面が出てきます。「Add PC」をクリックしてVPSを登録していきましょう
Add PCの設定画面が出てきたら「PC name」のところに、先ほどメモしておいたVPSのIPアドレスを入力します↓
次に「User account」のところを「Add User Account」に切り替えます↓
「Add User Account」に切り替えると、以下のようなログイン画面が表示されます。
以下の内容を上の画面に入力してください
Username | Administrator |
---|---|
Password | サーバー申し込み時に設定したAdministratorパスワード |
「Add」をクリックすると前の画面に戻ります。User Accountに「Administrator」が表示されていることを確認したら「Add」をクリック
PCsの一覧に登録済みのVPSが表示されます。先ほど登録したIPアドレスをクリック。
以下のような確認画面が出てくるので「Continue」を選択。
あとは、しばらく待つとWindowsの画面が表示されると思います。これでVPSへの接続は終了です。お疲れさまでした
Androdスマホ&iPhone/iPadからVPSに接続
※ここでは、Androidスマホの画面で説明していきますが、AndroidスマホでもiPhone/iPadでも接続方法は一緒です
Xserver for Windowsに申し込んだら、XserverVPSの管理画面にログインしてください。利用中のVPSの一覧が表示されると思います(ログイン→Xserver for Windows公式サイト)
WindowsVPSが契約中の場合、プランが「WIN 2GB」などと書かれたサーバーが表示されるはずなので、そのサーバー名をクリックしてください
契約情報が表示されるので、IPアドレスをメモしておいてください(後で使います)
IPアドレスを確認したら、早速VPSに接続していきましょう。ここでは、Microsoftが提供するアプリ「Microsoft Remote Desktop」を使用した接続方法を紹介していきます
まず、アプリストアで「Microsoft Remote Desktop」と検索します
Androidスマホなら「Remote Desktop」、iPhone/iPadなら「Microsoft リモートデスクトップ」というアプリが表示されるのでインストールしてください
インストールしたらアプリを開きます(アプリ一覧では”RDクライアント”と表示されます)
アプリを開くと利用規約が表示されるので「承諾」を選択。
PCの一覧画面が表示されるので、ここにVPSを追加していきます。
右上の「+」ボタンをタップし、「PCを追加」を選択してください
次に「手動で追加」を選択。
「PCを追加」という画面が表示されます。「PC名」のところに、先ほどメモしておいたVPSのIPアドレスを入力します↓
次に「ユーザーアカウント」を「ユーザーアカウントの追加」に切り替えます
ユーザーアカウントの追加画面が表示されます。
以下の内容を入力してください
ユーザー名 | Administrator |
---|---|
パスワード | サーバー申し込み時に設定したAdministratorパスワード |
「保存」をクリックすると前の画面に戻ります。ユーザーアカウントに「administrator」が表示されていることを確認したら「保存」をクリック
PC一覧に登録済みのVPSが表示されます。先ほど登録したIPアドレスをタップ。
「証明書を検証できません。接続しますか?」と表示されたら「接続」を選択
あとは、しばらく待つとWindowsの画面が表示されると思います。これでVPSへの接続は終了です。お疲れさまでした
ちなみに、画面の向きを変えると、Windowsの向きも変わります↓
WindowsパソコンからVPSに接続
Xserver for Windowsに申し込んだら、XserverVPSの管理画面にログインしてください。利用中のVPSの一覧が表示されると思います(ログイン→Xserver for Windows公式サイト)
WindowsVPSが契約中の場合、プランが「WIN 2GB」などと書かれたサーバーが表示されるはずなので、そのサーバー名をクリックしてください
契約情報が表示されるので、IPアドレスをメモしておいてください(後で使います)
IPアドレスを確認したら、早速VPSに接続していきます
Windows11の場合、Windowsキーを押すと上の方に検索ボックスが表示されるので「リモートデスクトップ接続」と入力してください
すると「最も一致する検索結果」に「リモート デスクトップ接続」と表示されるので開きます
以下のような画面が出現するので、先ほどメモしたIPアドレスを「コンピューター」のところに入力して「接続」をクリック。
「資格情報を入力してください」という画面が表示されるので、以下の内容を入力してください
ユーザー名 | Administrator |
---|---|
パスワード | サーバー申し込み時に設定したAdministratorパスワード |
このアカウントを記憶する | チェックを入れる |
「このリモートコンピューターのIDを識別できません。接続しますか」という表示が出てくるかと思います
「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて「はい」をクリックしてください
これでVPSのWindows環境への接続は完了です。