【バレない?】TorrentをVPNなしで使うと?おすすめのVPNも紹介

ヤゴコロ研究所に訪問いただきありがとうございます。東大生ブロガーの西片(@nskt_yagokoro)です
今回は「Torrentとは何か?」について説明した上で、「VPNを使わないとどうなるか」「Torrentで使えるVPNはどれか」についても解説してきます
TorrentにおすすめのVPN
- Millen VPN:安い!国内企業が運営。完全日本語対応。←おすすめ
- NordVPN:世界的に利用者数の多い人気VPN
- Surfshark VPN:デバイス数無制限で使える
- ExpressVPN:通信速度に定評がある
【関連記事】
- おすすめのVPNアプリ比較(速度や料金比較、VPNの選び方など)
- 中国でおすすめのVPN
- MillenVPNの評判
- NordVPNの評判
- ExpressVPNの評判
- SurfsharkVPNの評判
- CyberGhost VPNの評判
- セカイVPNの評判
- スイカVPNの評判
- ノーログポリシーありのVPN
- トレントにおすすめのVPN
↓VPN9社を徹底比較!VPN選びのポイントも

Torrent(トレント)とは?

Torrentとは、大容量のファイルをダウンロードする際に使われるネット上のシステムのこと。
一般的に、インターネットを使って電子ファイル(文書ファイルや動画、OSなど)をダウンロードする場合には、インターネットにつながった「サーバー」と呼ばれるコンピュータからデータをもらうことになります
ダウンロードする人が少なかったりファイルサイズが小さかったりするときには、サーバーに負荷がかかりにくいのでスムーズにダウンロードすることができます。
しかしながら、大人数が一斉にダウンロードしようとしたりデカいファイルを扱ったりする場合には、サーバーの仕事が増えるためダウンロードに時間がかかってしまいます
では、大容量のファイルを高速でダウンロードするためにはどうすればいいか?その解決策として開発されたのがTorrentというシステムです
Torrentではダウンロードの際に複数のサーバーが使われるため、高速にダウンロードすることが可能となっています。
また、1つのサーバーが破損しても他のサーバーが生き残っている限り問題なくダウンロードできるわけです
ここまで読んだ人の中には「サーバーが多いのは分かったけど、そのサーバーは誰が準備しているの?」と思った方もいるかもしれません。
ダウンロードに使われるサーバーを提供する人、それは「ダウンロードしたユーザー」となります
つまりは「ダウンロードさせてあげたんだから、あなたのパソコンもダウンロードに使わせてね」っていうのがTorrentの仕組み。
簡潔に言うと「ダウンロードもアップロードも同時に行われる」ことでシステムを維持しているというわけです
「端末同士で直接ファイルの共有する」という本技術は、P2P(Peer to Peer)と呼ばれています。P2P技術はビットコインや一部のメッセンジャーサービスで利用されています(Microsoftに買収される前のSkypeでも使用されていました)
TorrentにVPNが必須な理由
Torrentは大容量ファイルをダウンロードする方法として画期的なシステムと言えますが、「VPNを使わないと危険!」と言われることも多いです
ここからは、なぜVPNを使ったほうがいいのか、そもそもVPNとは何なのかについて解説します
VPNなしだとIPアドレスが公開される

を使ってファイルをダウンロードすると、ダウンロードした端末のIPアドレスが公開されてしまいます。
IPアドレスというのは通信機器ごとに割り当てられる識別番号のこと。IPアドレスからは大まかな居住地が割り出せるので「ネット上の住所」なんて呼ばれることも多いです
「ネット掲示板によからぬことを書き込んだ人物を特定するために、警察が掲示板の管理者に対して情報の開示を要求した」なんてニュースを聞いたことがあるかもしれませんが、このときに渡される情報にもIPアドレスが含まれます
それくらい重要な個人情報であるIPアドレスが、Torrentでファイルをダウンロードしただけでネット上にさらされてしまうのは、かなりコワイですよね
では、どうすれば良いのかっていう話になるのですが、IPアドレスを偽造(言い方が悪くてスミマセン)すれば、自分のIPアドレスが知られずに済みます。このために使えるのがVPNです
VPNとは?

VPNというのは「Virtual Private Network」の略称で、名前からも分かるように「仮想的に構築された専用回線」のことを指します
仕組みとしては、接続元(自分のパソコン)と接続先の間にVPNサーバーで構築された「トンネル」を設けることで、専用回線を疑似的に再現しています(上図参照)
VPNはセキュリティの強化にも使われますが、IPアドレスを変更する手段として用いられることも多いです
例えば、日本のパソコンからアメリカにあるVPNサーバーを経由してWebサービスにアクセスした場合、接続先からはアメリカのパソコンでアクセスしたように見えます
つまり、IPアドレスの上書きができるというわけです。VPNを使用した状態でTorrentを使えば、自分のIPアドレスを公開される心配はなくなります
※VPNについて詳しく知りたい場合には、以下の記事を参考にしてください

Torrent用VPNの選び方
ノーログポリシーのあるVPNがおすすめ
Torrent用にVPNを契約するならノーログポリシーのあるVPNサービスを選ぶようにしましょう
ノーログポリシー(no log policy)というのは、その名の通り「ログを取らないという方針」のこと。「ゼロログポリシー」などと呼ばれることもあります
ノーログポリシーを掲げているVPNサービスは「ユーザーの行動を追跡しないよ」とはっきり宣言しています
逆に、公式サイトにノーログポリシーが明記されていない場合には、ログが記録されている可能性があるので注意してください
Torrentでの利用は許可されてる?
VPNサービスの中にはTorrentの利用を認めていない場合があります
Torrent用にVPNを使うなら、公式サイトにTorrent利用を禁じる文言がないか事前に確認するようにしましょう
キルスイッチがあると便利
Torrent用としてVPNを使うなら「キルスイッチ」があると便利です
キルスイッチというのは、誤ってVPN接続が切断された場合に、ネット接続自体を切断して安全を守る機能のこと。
せっかくVPNを使っていてもVPN接続が切れてしまっては意味がないので、キルスイッチは結構重要です
IPアドレスを確実に上書きしたいならキルスイッチをONにしておくことをおすすめします
無料VPNに注意
世の中には無料で使えるVPNも一応あるのですが、基本的に無料VPNは避けたほうが無難です
無料で使えるVPNサービスの中には、セキュリティに不備があったり、データ通信量に厳しい制限があったりするものがほとんど。
中にはユーザーの情報を第三者に売り渡しているサービスすらあるので、無料VPNには絶対に手を出さないようにしましょう
TorrentにおすすめのVPN
Torrent用にVPNを契約するなら以下の4社がオススメ。
- Millen VPN:国内企業が運営。完全日本語対応。
- NordVPN:世界的に利用者数の多い人気VPN
- Surfshark VPN:デバイス数無制限で使える
- ExpressVPN:通信速度に定評がある
この4社なら暗号化がしっかりしているのでセキュリティは万全ですし、ノーログポリシーを掲げているのでプライバシーについても文句なしです
迷ったら上記の4社のどちらかを選べば間違いありません。しかしながら「もっといろんなVPNを見て比較・検討したい」という方もいるかと思います。そういう人には以下の記事が参考になるかと思います

Millen VPN

Millen VPN(ミレンVPN)とは、人気レンタルサーバー「mixhost」でお馴染みの「AzPocket株式会社」が運営するVPNサービス。
国内のVPNサービスは海外サービスに劣るケースが多いのですが、MillenVPNは海外大手に匹敵するサービス品質となっています
日本企業が運営するVPNサービスの中では断トツのサーバー数・サーバー設置国数を誇るので、「日本のVPNじゃなきゃ嫌だ!」という方にオススメです
もちろん日本企業が提供しているため、日本語でのサポートに対応しています。アプリも日本語対応です
なお、公式サイトにはP2Pに関する記述があるので、トレントに使用しても問題ないと思われます↓
無制限のデータ通信量で、コンテンツをお好きなだけストリーム、ダウンロード、アップロードすることができます。P2Pやオンラインゲームが制限されたプロバイダを使っている場合も、制限を回避し、最高速度でインターネットを利用することができます。
Millen VPN公式サイトより引用
※2022年9月にサービスが改訂されたことで月額料金が大幅に安くなりました。
VPNサービス名 | Millen VPN |
サービス本拠地 | 日本・大阪府 |
サーバー数 | 1300以上 |
サーバー設置国数 | 50ヵ国以上 |
同時接続可能な デバイス数 | 10台 |
料金 | 1ヶ月プラン:1360円/月 1年プラン:540円/月 3年プラン:360円/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club / Discover) ・銀行振込 |
保証・お試し期間 | 1年プラン・3年プランは30日間返金保証 |
プロトコル | ・IKEv2 ・OpenVPN |
セキュリティ | ・ノーログ ・AES 256 bits |
利用可能な デバイス | Windows、macOS、iOS(iPhone)、Android |
スマホアプリ | あり |
ノーログポリシー | 〇 |
詳細 | Millen VPN公式サイト |
Millen VPNの詳しい解説はこちら↓

NordVPN

NordVPNはパナマに本拠地を置くVPNサービス。世界屈指の人気を誇るVPNで、Androidアプリのダウンロード数5000万超えという超人気サービスとなっています
NordVPNが人気なのは「セキュリティと通信速度の両方が優秀だから」ではないでしょうか。NordLynxと呼ばれる独自のプロトコルを導入することで高度な暗号化と高速な通信を両立させています
トレントの利用については公式で許可しているので問題ありません。それどころか専用のP2Pサーバーまで用意されています(↓実際のアプリ画面。左からP2P専用サーバーが選択可能)

あと、NordVPNではキルスイッチが使えるので、万が一接続が切れた時も安心です
「世界的に人気のVPNが使いたい」「通信速度とセキュリティの両方を重視したい」という方はNordVPNを選ぶといいでしょう
以下、NordVPNの基本情報です
VPNサービス名 | NordVPN |
サービス本拠地 | パナマ |
サーバー数 | 4837台 |
サーバー設置国数 | 62ヵ国 |
同時接続可能な デバイス数 | 6台 |
料金 | 1ヶ月プラン:11.95ドル/月 1年プラン:4.92ドル/月 2年プラン:3.71ドル/月 ※セールが頻繁に開催されます。 現在、2年プランが60%割引になるキャンペーン中 |
支払方法 | ・クレジットカード ・仮想通貨 ・Amazon Pay ・Google Pay ・Apple Pay など |
保証・お試し期間 | 30日間返金保証 |
プロトコル | ・IKEv2/IPsec ・NordLynx ・OpenVPN(TCP) ・OpenVPN(UDP) |
セキュリティ | ・ノーログ ・AES256bit ・キルスイッチ ・二重暗号化 |
利用可能な デバイス | Windows、mac、iOS(iPhone)、Androidなど |
スマホアプリ | あり |
ノーログポリシー | 〇 |
詳細 | NordVPN公式サイト |
NordVPNの詳しい解説はこちら↓


Surfshark VPN

Surfshark VPNは英領ヴァージン諸島に本拠地を置くVPNサービス。VPNサービスの中では後発組ですが、急激にユーザーを増やしており、今最も注目すべきVPNと言えます
Surfshark VPNはコスパの良さに定評があり、2年プランに関しては2.49ドル/月という低価格。現在の円安を考慮しても、他社に比べて圧倒的に安いです
あと、同時接続可能なデバイス数に上限がないのも嬉しいポイント。多数のデバイスでVPNを使いたい方におすすめです
その他にも「ノーログポリシーがある」「サーバー数が多い」などメリットが多数存在。評判がいいのもうなずけます。
VPNサービス名 | Surfshark VPN |
サービス本拠地 | 英領ヴァージン諸島 |
サーバー数 | 3200以上 |
サーバー設置国数 | 65ヵ国以上 |
同時接続可能な デバイス数 | 無制限 |
料金 | 1ヶ月プラン:12.95ドル/月 6ヶ月プラン:6.49ドル/月 2年プラン:2.49ドル/月 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・PayPal ・Sofort ・Google Pay ・Amazon Pay ・仮想通貨 |
保証・お試し期間 | 30日間返金保証 Android、iOS、macOSなら7日間の無料のお試し期間あり |
プロトコル | ・IKEv2 ・OpenVPN(UDP) ・OpenVPN(TCP) ・WireGuard |
セキュリティ | ・ノーログ ・AES 256 bits ・キルスイッチ |
利用可能な デバイス | Windows、macOS、iOS(iPhone)、Androidなど |
スマホアプリ | あり |
ノーログポリシー | 〇 |
詳細 | Surfshark VPN公式サイト |
Surfshark VPNの詳しい解説はこちら↓


ExpressVPN

ExpressVPNも人気のVPNサービスのひとつです。Androidアプリのダウンロード数は5000万超えで、NordVPNと並ぶ人気を誇っています
サーバー設置国数は驚異の94か国。世界中のサーバーが使えるので、いろんな国のIPアドレスを使いたい人におすすめです
また、独自のプロトコル「Lightway」を採用しており、通信速度に定評があります。Torrentだけでなく、VODやゲームを快適に楽しみたい方にもおすすめです
P2Pの利用に関しては、すべてのサーバーで許可されています
VPNサービス名 | ExpressVPN |
サービス本拠地 | 英領ヴァージン諸島 |
サーバー数 | 3000台以上 |
サーバー設置国数 | 94ヵ国 |
同時接続可能な デバイス数 | 5台 |
料金 | 1ヶ月プラン:12.95ドル/月 1年プラン:6.67ドル/月 |
支払方法 | ・クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners Club / Discover) ・PayPal ・ビットコイン など |
保証・お試し期間 | 30日間返金保証 |
プロトコル | ・Lightway(UDP) ・Lightway(TCP) ・IKEv2 |
セキュリティ | ・ノーログ ・AES256bit ・TrustedServer |
利用可能な デバイス | Windows、mac、iOS(iPhone)、Androidなど |
スマホアプリ | あり |
ノーログポリシー | 〇 |
詳細 | ExpressVPN公式サイト |
↓ExpressVPNの詳しい解説はこちら

Torrentは違法?
Torrentについて調べていると「Torrentは違法!」などと言っている人がいるかもしれませんが、Torrent自体に違法性は一切ありません
実際、国内外の大企業や大学でも使われることが結構ありますし、普通に使っていて逮捕されるなんてことはありません
Torrentが違法だと思われがちなのは「犯罪者が違法ファイルのやり取りに使用することが多いから」です
一般ユーザーでも、著作権のあるファイルをアップロードしたりダウンロードしたりすると犯罪とみなされてしまうので注意してください
身近な例で例えるとTorrentは包丁に似ているかと思います。包丁は料理に使う分には問題ないけど、人を傷つけるのに使ったらアウトですよね。
それと同じで、正しい使い方をしている限りは問題ないのですが、違法ファイルをダウンロードしたら違法ってわけです
日本でトレントを使って警察沙汰になったという話は聞いたことがありませんが、それでも法律に反することはやってはいけません
VPNを使った上で、違法性のないファイルをダウンロード・アップロードするようにしましょう
- Millen VPN:国内企業が運営。完全日本語対応。
- NordVPN:世界的に利用者数の多い人気VPN
- Surfshark VPN:デバイス数無制限で使える
- ExpressVPN:通信速度に定評がある
VPNの比較記事はこちら↓


大手VPNサービスを徹底比較!選び方も!
別記事にて大手VPNサービスの特徴をまとめました
料金や速度の比較のみならず、「VPNを選ぶ際にチェックすべきポイント」や「VPN関連の専門用語集」などについても詳しく解説してあります。ぜひご覧ください↓

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